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管理拡大攻略!管理戸数を昨対120%以上増やしている会社の黄金ルール
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賃貸管理会社 経営者・経営幹部の皆さんへ
~賃貸管理会社が取り組むべき時流戦略 シェアアップ編~
賃貸管理会社の経営者の皆様から
今後進めるべき戦略について、最も聞かれるのが、管理拡大策です。
シンプルに、「管理を増やすために、具体的に何をすれば良いのか?」
今日は、その答えを、船井総研 賃貸管理業界の会員様約200社様の中から、
実践されている取り組みをルール化して、お伝えします。
管理会社のシェア戦略
我々、船井総研賃貸支援部では、賃貸管理戸数が昨年対比120%以上の会社
を「管理戸数が順調に増えている会社」と位置付けしています。
1000戸→1200戸、5000戸→6000戸、10000戸→12000戸です。
1000戸未満の会社さんには、年間200戸増を目標に取り組んで頂いてます。
ランチェスター理論から言えば、
商圏としている地域の民営借家に対して、
存在シェア 7%、影響シェア11%、優位シェア15%、1番店シェア26%へと
成長している会社でもあります。
例えば、人口10万人、世帯数4万世帯、うち民営借家1万世帯の商圏だとこうなります。
700戸管理 地域で存在感を表している会社「知ってるよ」
1100戸管理 地域で影響を与えている会社 「結構やってるよね」
1500戸管理 地域で優位性を持っている会社「ああ、有名だよね」
2600戸管理 地域で一番のシェア会社 「賃貸なら〇〇でしょ」
管理拡大へ向けた7つの戦略
賃貸管理会社にとって、主力商品であり、基盤顧客は管理戸数です。
私も、賃貸管理会社の経営者さんには、お天気話をするように、
「いま、管理戸数 何戸ですか?」と聞きます。
それでは、ズバリ。
管理戸数を順調に伸ばしている会社さんに共通している7つの戦略は?
1.自社でシェアを上げたい、商圏の賃貸住宅・駐車場の所有者名簿がある
自社関係オーナー以外に、対象となる全てのターゲットオーナーを
明確に把握している。資産・物件情報も情報管理している。
2.高入居率への取り組み(通常月95%への挑戦)
条件変更(初期・更新・退去時ゼロ)、設備交換(設備パック)
など商品化している。事例・実績や、入居率を公表している。
3.家賃UP・家賃維持の為の取り組み
物件再生(リノベーション後払い、金利ゼロ、リノベパックなど)
など商品化している。事例・実績を公表している。
4.物件資産価値、オーナー利益(CF)の維持向上
家賃収入、利益、キャッシュフロー、相続税を診断し、効果を上げる
商品サービスがあり、その取り組みが出来る。事例・実績を公表している。
5.空室物件の別活用、貸し方チェンジ提案
賃貸住宅だけでない別利用ができる(トランクルーム、事業用、マンスリー)
商品化をしている。法人、学生、高齢者、外国人など、新たな貸し主
ターゲット向けにリーシング強化に挑戦している。
事例・実績を公表している。
6.管理受託を進める専任体制・ネットワークづくり
既存オーナー専任、新規受託専任、集客専任の担当者がいて目標管理している
マンスリー、売買、建築、資産活用など管理受託のルートを複数もっていて、
その事業の担当者がおり目標管理している
7.管理を減らさず、紹介・相談される体制・仕組みをもっている
管理オーナーをランク分けし、個別の資産・物件状況が見える化され、問題
解決できる仕組みがある。定期的な、上記仕組みの発信としてオーナー通信、
DM、セミナー、イベント、サイト・SNS運用を行っている。
今一度、自社の現状の取り組みを見直し、今後の取り組むべき戦略に
活かしてください。
【管理戸数シェアを上げている成功企業から導いたルールを知りたい方】
シェアから次の戦略
シェア拡大の次に取るべき施策は、生産性向上・高収益化となります。
今回は、高シェア → 高生産性 → 高収益を上げられている会社様にセミナーを行って頂きます。
船井総研 賃貸管理事業での成功モデルも一気にわかる機会になります。
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林 建人
株式会社 船井総合研究所 マーケティングコンサルタント
船井総合研究所に入社直後から、一貫して賃貸管理ビジネスコンサルティングチームにて、賃貸管理業のコンサルに従事している。不動産業(賃貸・売買・管理業務)の業績アップ・活性化を手がけている。 空室対策や、管理業務の効率化を切り口に、現場の活性化、及び業績アップを手がける。 また最近では、賃貸管理会社にて、新規オーナー様向けプロパティマネジメントセミナーを開催し、管理戸数拡大の支援も行っている。