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【組織開発】評価制度で実行力を上げる!構築前の3つのポイント


カテゴリ:
コンサルティングコラム

 
いつもありがとうございます。船井総研の宮下です。
賃貸不動産ビジネスでの「組織実行力アップ」を
得意とする経営コンサルタントです。

梅雨入りし、来る繁忙期まで残すところ6ヶ月。
賃貸不動産ビジネスでは、この期間がとても重要ですね。

管理戸数の新規拡大等の動きと合わせて、
繁忙期で顕在化した課題や
自社の体制を再構築されている会社様も
多くいらっしゃるかと思います。

その体制の一つとして、
最近は「人事評価」に関するご相談を
受けることが多いです。
なかには自社で評価制度を構築し、運用しているけれども、
思ったように上手くいかない…といったご相談もありました。

そんな会社様へお話を伺ってみると、
「課題のセンターピンが人事評価以外にある」
というケースが見受けられます。

人事評価の効果を最大化するためには
欠かせない3つのポイントがあるからです。

今回は、そんな構築前の
「3つのポイント」をお伝えします。

本題に入る前にちょっとだけお知らせです。
今春開催し、大好評だった
「のうか不動産さまをゲストにお迎えするセミナー」
の追加開催が決まりました!

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お知らせ:【賃貸不動産会社向け】全員戦力の人事評価セミナー
URL:https://www.funaisoken.co.jp/seminar/088240
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

人事評価をキッカケに
「組織実行力」をより強化し、
全員戦力の組織を5年でつくりあげた
のうか不動産の苗加社長、
人財開発責任者の早瀬様にご登壇いただきます。

のうか不動産様では
人事評価をキッカケに「社員全員が戦力化」されたことで、
コロナ禍でも賃貸管理戸数を伸ばしていらっしゃいます。

5年間で管理戸数3,000戸アップ、営業利益170%成長を果たし、
さらには若手リーダーの皆さんの成長に合わせて新規出店し、
商圏も拡大されていらっしゃいます。

日程は8月に4日程ご用意させていただきましたので、
この機会を上手にご活用いただければ幸いです。
 ・8/03(水) 13:00~16:30
 ・8/09(火) 13:00~16:30
 ・8/19(金) 13:00~16:30
 ・8/20(土) 13:00~16:30

時間は「13:00~16:30」の3時間半ですので、
忙しい経営者・幹部の皆さまでもサクッとご参加いただけます!

それでは、本日の本題です。
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【今回お伝えしたいこと】
1.下山経営時代の組織戦略
2.ちょっと待って!評価制度で実行力を上げる3つのポイント
3.実行力を上げる「成長支援型」人事評価制度
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1.下山経営時代の組織戦略

さて、
以前私のコラムでも取り上げましたが、
少し復習から入ります!

2015年以降の時流を捉えて、
船井総研では「下山経営」の時代に入ったとお伝えしています。
コロナが明けた今も、その時流は変わりありません。

「下山経営」とは
 【あなたの幸せ=お客様の幸せ=会社の幸せ】
と捉える考え方で、

一言で言うなら、
「質」が重視される時代です。

もう少し細かく言いますと、
例えば下記のようなキーワードが出てきます。

 ①幸せ度・ミッションを重視
 ②特定客へのピンポイント販促(1 to 1マーケティング)
 ③少人数採用・退職ゼロ化
 ➃成長の安定度を重視
 ⑤関係者すべての幸せ追求

つまり、
いまは「仕事の質」を重視し、個々の成長を重視し、
「組織戦略」を重視することが求められる時代と言えそうです。

そんな時代のなかで、
組織戦略を考えるうえで
戦略のゴールにおいていただきたいのが
「組織実行力の最大化」です。

例えば、

・実装された評価制度は実行力UPに繋がっているだろうか?
・役割分担を見直し、変更した組織図で実行力が上がってきているだろうか?
・導入されたデジタルツールは十分に機能している?

などといったふうに一度、
自社の組織戦略を考えてみてください。

もし、
「怪しいな…」と思われるようでしたら、
右肩上がりの時代に有効とされていた
 「登山経営」の戦略
になっている可能性があります。

コロナが明けたいま、
下山経営の時流は加速していきますから、
この閑散期のうちに、まず何か一つ、
手を付けていただきたいです。

このあとのコラムでは
例えば、のうか不動産さまのように、
「評価制度から手を付けたい!」
という会社さま向けに、
評価制度を実行力UPに繋げるための
構築前の3つのポイントをお伝えしてまいります。

2.ちょっと待って!評価制度で実行力を上げる「構築前の3つのポイント」

さて、
評価制度構築前の3つのポイントです。

何かのご縁で本コラムをお読みいただいている経営者さまには
せっかくですから失敗の可能性を限りなく下げていただきたいです。

「人事評価制度をつくろう・ブラッシュアップしよう!」
と進める前に一度、自社の評価制度と
3つのポイントを照らし合わせてください。

ちなみに、
他社で見た人事評価制度構築の失敗例は、
「組織の実行力を上げるために、
 お給料があがるような評価制度を入れていこう!」
と経営陣・幹部陣の皆さまが良くも悪くも先走ってしまい、
現場は白けてしまった、というケースでした。

こういったことにならないためにも、
人事評価制度構築前に、次の3つのポイントを
押さえておくと良いかと存じます。

【人事評価実装前の3つのポイント】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ①会社が求める役割を明確化している
 ②いつ誰が何をやっているか把握できている
 ③活動状況がリアルタイムに分かっている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この3つのポイントを外さずに制度構築すれば、
商品→集客→営業の流れが
滞りなく進むような理想の組織に
近づいていきます。

それぞれ、のうか不動産さまの事例に
当てはめてみましょう。

《①会社が求める役割を明確化している》
のうか不動産様では
「スキルマップ・スタンスマップ」というものを活用し、
会社が求める役割や姿を明文化しています。

このマップをベースに評価制度を運用することで、
社員さんの成長を現場任せにせず、
会社のレベル・ペースに合わせて
成長をサポートできていらっしゃいます。

よくあるの失敗事例は
人事評価制度は経営陣・幹部陣がつくる一方で、
「運用や育成が現場任せ」で変化が見られない、
というケースです。

経営陣・幹部陣の皆さまが先頭に立ち、
人事評価制度の運用まで携わることが
絶対的な必須事項です。

皆様の会社でも、社員のみなさんに
求める役割や姿を
発信されているかと思います。

それをしっかりと言葉・文章に落とし込み、
「右腕」の方々から浸透させ、
全社員の皆さんの育成に
活用していくことをオススメいたします。

《②いつ誰が何をやっているか把握できている》
人事評価制度構築前のポイントの2つ目です。

のうか不動産様では
年に3回の成長支援会議(=評価会議)を
実施されています。

この際、経営陣・マネージャー陣全員が参加し、
「個々の社員さんの評価内容」を確認されています。

この運用の大切なところは、
「役職者全員が参加していること」ではなく、

「役職者全員が評価対象者の業務内容を把握していること」です。

結果、
のうか不動産様では、個々の社員さんの適性を
改めてしっかりと把握することができるようになり、
「個々の得意を活かした適所適財の組織づくり」を
進めることが出来たように思います。

私がお手伝いしている会社様の傾向では、
規模が大きい会社様ほど、
個々の社員さんの特性・強みを
しっかりに把握しきれていないケースが多いです。

そのような状態になると、
会社の人数が増えれば増えるほど
チカラを発揮しきれていない社員さんが増えていって、
人件費の割には売上の上がらない組織になってしまいます。

経営者の皆様は
役職者の業務状況を把握されていらっしゃいますでしょうか?
そして、評価する側の役職者の方々は、
現場社員の業務状況を把握・理解されていらっしゃるでしょうか?

そのあたり、いま一度確認しておいたほうがよいかもしれません。

《③活動状況がリアルタイムに分かっている》
人事評価制度構築前の最後のポイントです。

人事評価項目に登場する目標数値やプロセス数値を
リアルタイムで確認できる状況をつくることが重要です。

のうか不動産様ではクラウドツールを活用し、
現場社員の日々の様子や成果を上げた内容まで
リアルタイムに記録されています。
さらには、各店舗間をモニターで繋ぎ、
混雑状況もオンタイムで共有されています。

いきなり各社員さんの日々の様子までは難しいとしても、
店舗ごと・部門ごとに追いかけている
「目標数値」「プロセス数値」は
リアルタイムに見えていないといけません。

毎月の会議に向けて、
役職者がExcelを集計している、
なんてことはないでしょうか?

もしくは、
会議資料の数値のうち、いくつかを
Excel・電卓等で手動集計していませんか?

評価の都度、
このような数値集計が発生しては
運用で壁にぶつかる可能性があります。

下山経営の時代、
「評価制度から手を付けたい!見直したい!」
という経営者様は、
これらのポイントを確認してみてください。

3.実行力を上げる「成長支援型」人事評価制度

最後に、
人事評価制度で実行力を上がると、

 ・若手がなかなか育たない
 ・若手が入って数年で辞める
 ・役職者の顔ぶれが10年近く変わっていない
 ・次のリーダーを育てられるリーダーがいない
 ・社長の右腕が育たない

といった現状を変えることができます。

ただし、そのためには
人事評価制度が「社員さんの成長をサポートする」
ような仕組みにしなければいけません。

構築もさることながら、
「運用がもっとも重要」なのです。

若手が育ち、管理戸数が増え、
商圏も拡大されたのうか不動産さまは
どうやって人事評価制度を構築・運用してきたのか?

本コラムの冒頭でご紹介したセミナーでは
その内容をありのままにお話いただきます。

苗加社長が
自社の社員さんの一人一人の成長の軌跡について
お話しされる場面もございます!

閑散期のたった3時間半ですから、
この機会を上手にご活用のうえ、
自社に落とし込んでいただけたら幸いです。

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僅か5年で若手リーダーを170%増やされた
「のうか不動産さまの組織づくり」について、
直接お聴きいただく機会がございます!

下記日時でセミナーにご登壇いただきますので、
是非スケジュールを調整してご参加ください☆

日程: 「8/3(水), 8/9(火), 8/19(金), 8/20(土)」の4日程から選べます!
時間: 「13:00~16:30」のたった3時間半です

オンライン開催ですから、
忙しい経営者・幹部の皆さまでもサクッとご参加いただけます。
ぜひ上手にご活用ください!

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ご紹介:のうか不動産さまのインタビューレポート!
    「成長支援型」人事評価制度によって何が変わったか、
    金沢市の本社にお伺いして、インタビューしてきました!
URL:https://www.funaisoken.co.jp/dl-contents/fhrc-chintai__00797
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【賃貸管理会社向け】全員戦力の人事評価セミナー

▼このような方にオススメ!▼
①評価制度を運用しているがうまくいっていない
②中期経営計画と連動した評価制度を作りたい
③評価制度をキッカケに「やりきる組織」をつくりたい
④経営者の右腕・幹部陣を育てたい
⑤若手の早期退職を減らしたい

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宮下 一哉

1973年生まれ、神奈川県出身。
2002年に船井総研入社し、賃貸管理会社向けの
コンサルティングに20年超従事している。
「マーケティング×マネジメント」視点での
総合的な差別化戦略構築により
「100億×100年企業づくり」をサポートし、
大手・中堅企業から全国各地の地域一番店の
コンサルティングを担当。
「ビジョン経営」「DX」の推進などによる
社内一体化や高収益体質化を進めていく手法が
好評を得ている。
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