コラムCOLUMN
「管理が増えない」「社員が動かない」会社を脱却するきっかけとは?
- カテゴリ:
- コンサルティングコラム
いつも当メールマガジンを御愛読いただきありがとうございます。
新年あけましておめでとうございます。
2025年も本メールマガジンでは不動産会社様の一助となれるような有益な情報発信を進めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
さて、今回は静岡県袋井市を中心に浜松市、磐田市で賃貸管理、賃貸仲介業務を行っている株式会社メイン様の事例をご紹介させていただきます。
どんな会社なのか結論から申し上げますと
メイン様は現在管理戸数1700戸弱、管理戸数を3年連続で110%以上増やされている会社様です。
昨年度は113%管理戸数が増えています。
ただし、3年前は年間で管理戸数が増えたり減ったり、ほとんど戸数が純増しない会社様でした。
本日はそんなメイン様の管理戸数が増えだしたポイントをお伝えさせていただきます。
外注サービスを活用した管理業務効率化
管理拡大を進められない多くの会社さんがぶつかっているであろう壁が、「日々発生する日常業務で忙しく、管理拡大の営業活動がやれていない」というお悩みです。
実際にご相談いただく会社さんもかなりこの類の悩みを持たれている方が増えています。
もちろん手っ取り早く管理を増やす為には、業務効率化も進めながらも、まず、管理拡大の専任者を配置することが重要であることは間違いないです。
ただし、人の問題でなかなか専任者を配置できない会社さんが多いのは事実としてあります。
今回ご紹介するメイン様もそういった会社さんでした。
そんなメイン様の場合は、まずは現行の業務の効率化を進めていきながら、現状の管理部のメンバーが兼任でもオーナー営業業務を実施できるようにすることから始めていきました。
なぜなら、弊社とのお付き合いが始まった当初は人への投資があまりできておらず、採用も難航しており、専任化の実施が難しかったからです。
業務効率化について、具体的にはコールセンター、24時間駆け付けサービスの導入、工事の単価表の作成、清掃業務の外注、システム導入によるDXを進めてきました。社内のリソースだけでなく、効果的に外注を活用し、業務効率化を進めています。
メイン様の場合は外注サービスを導入して終わりではなく、しっかり現場が効率化されるまで徹底して落とし込んで活用いただけていることがほかの会社さんとは異なる部分です。
だからこそ、兼任でも管理拡大が進められた時期もありました。
しかしながら、専任化してからの今年度は過去最大の管理拡大率となりました!
業務効率化を進めていたからこそ、管理が増え続けている今も、社内が混乱することなく業務が回っています。
継続的なオーナー営業活動
メイン様の大きな特徴として、地域のオーナー様への情報発信を継続しているという点がございます。
数年前から始めた、DM発送、オーナーセミナーは未だに継続中です。
DMに関しては必ず毎月1回発送し、オーナーセミナーに関しては年間最低4回実施しております。
こうした継続している仕掛けから定期的に反響が入りそこから管理が増えています。
直近では2000件近くの名簿に対して、お送りしたDMから2件の反響がありました。
多くの会社さんが数回仕掛けを実施して、成果が出ないからやめてしまうということが多いかと思います。
もちろんメインさんも毎回反響があるわけではございません。
それでもオーナー様が困ったとき、必要としていただけたときに必ずメイン様の名前が目に留まるように継続して仕掛けをし続けています。
どうしてここまで続けられるのか、この先でお伝えしていきます。
社員さんが本当に管理を増やしたいと思っていますか?
前述のとおり、メイン様はオーナー様への営業活動を継続できていることが管理拡大における大きな要因かと思います。
それではなぜそこまで継続できるのか、仕掛け続けられるのか。
最も大きい要因は「社員が管理を増やしたいと思っている」ことです。
メイン様の場合は社長の中村社長はオーナー営業の管理はほとんど実施しておりません。
なぜなら、管理部が主体となってオーナー営業の仕掛け、営業活動が積極的に行われるからです。
実際、我々がお手伝いさせていただいているほかの会社さんではこんなことがあったりします。
「お打ち合わせ時に決めた今月の仕掛け、営業活動内容が実施されない」
⇒ 忙しくてできませんでした。。。
「セミナー企画が中止になりました」
⇒ 集客の仕掛けが遅れてオーナーさんが集められませんでした。。。
こんな場合は我々が部長代行のような形で入りながら細かくフォローしたり、社長に直接関与いただくのですが、メイン様の場合はこういったことはここ数年はありません。
社員さんが主体的に動く、オーナー営業活動の優先順位が高いからです。
なぜそのような風土がメイン様に根付いたのかというと、「経営方針発表会」「評価の見直し」が大きな要因です。
毎年必ず経営方針発表会を実施し、なぜ管理戸数が増えると会社にとって良いのか、社員にとって良いのか、社長の口から必ず発信をしています。
実際に私も第三者的な立場から管理拡大のメリットについて話をさせていただいたこともあります。
また、管理戸数が増えると評価にどのように反映されるのかが明確になっています。
各社員さんからよく話で上がるのが、「あと何戸増えたらこれくらい賞与もらえるね。。。!」という会話です。
目標がはっきりしている分営業活動に動きやすいというのを現場の社員さんから聞いたことがあります。
こういった取り組みで、社長はもちろんのこと、社員さんが本気で管理を増やしたいと思っているからこそ毎年管理を伸ばし続けてることができています。
▼社員が自ら動く管理拡大の仕組みづくりセミナー▼
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/122382
【開催日時】
2月4日(火)船井総研 船井総研 東京本社(八重洲オフィス)
時間: 14:30~17:30
【講座内容】
第1講座
確実に管理戸数を113%増やす!私の会社が成果を出した実践手法大公開
年間管理戸数を113%増加させた株式会社メインより、社長として管理を増やすために実践した会社の計画、風土づくりについてご講演いただきます。
株式会社 メイン 代表取締役 中村 学 氏
第2講座
毎年安定的に管理戸数を増やすために今すぐ行うべきこと
管理戸数を増やし続ける最大のポイントは、”質が高い管理”と”他社と差別化した管理提案”を徹底的に実行すること。当たり前のようでやり切れない管理拡大の王道戦略を今すぐ始める方法を余すところなくお伝えします。
株式会社 船井総合研究所 杖本 悠河
第3講座
明日から取り組んでいただきたいこと
明日からすぐに実践していくために、経営者に取り組んでいただきたい、成功のための”これだけ”実践ポイントを整理してお伝えします。
株式会社 船井総合研究所 リーダー 上野 拓也
セミナー詳細・申込はこちらから