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『管理戸数を増やすことが難しくなったと感じていませんか?
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いつも当メールマガジンを御愛読いただきありがとうございます。
最近、管理が昔に比べると増えにくくなってきているという声をよく聞くようになりました。
私自身、この業界に携わって10年弱ですが、当時と比較すると勢い良く管理戸数を増やしている会社の割合は減ってきていると感じております。
そういった背景もあり、本日は管理戸数を増やすために必要なことをあらためてまとめてみました。
管理戸数を増やすために、経営者が”企てる”準備
どの会社さんでもそうですが、もし今、セミナーや賃貸仲介・管理業務の延長線上で管理戸数が増える仕掛けを売っていなければ、まず大きく管理戸数は増えません。
管理戸数を継続的に増やすには、少なくとも3か月から6か月前から準備しないといけません。
今の時期でここがやり切れていなければ、早急に”管理戸数が増える仕掛け”をつくりこみ、一気に展開する準備を、社長・幹部が作りこんでいく必要があります。
管理戸数拡大の王道は、
①管理サービス自体の品質
②オーナーに管理サービスを『差別化』『魅力的に』魅せる
③目標達成の仕組(サポート体制)
で決まります。
あえて提言させていただきますが、ここが組みあがっていないとどこかでブレーキがかかったり、一時的に増えても尻切れトンボで終わってしまうことになってしまいます。2024年、管理拡大のスタートダッシュを切れるかは、まさにこの準備を仕切れるか、ということにかかってきます。
①管理サービスの質を高める
もう賃貸業界では当たり前の話かもしれませんが、
・入居率にコミットする:都市部95~98%、地方都市92~95%以上
・自社がかかわることで、早く、ミスなく経営ができる:退去からの入居可能日数2週間以内、クレーム対応3日以内、家賃回収率100%
・賃料を下げない、場合によっては上げる、更新・新規募集時の収入管理提案
・法令等に対しての業務反映とオーナー理解の仕組化:民法改正⇒対応・費用事後承諾枠の増額、インボイス対応、相続…
こういったところが管理業務のわかりやすい品質になっています。
特に、繁忙期中に”徹底的に入居率を上げておく”ことが重要です。
②オーナーに管理サービスを『差別化』『魅力的に』魅せる
本気で増やすためには、オーナーに
”管理を任せたいと思っていただけるか”
本質はこの一点です。
どれだけ魅力的に、(もちろんオーナーの本質的な課題を理解したうえで)自社の管理サービスがオーナーにとって役立つのか、オーナーが”やってみたい”と思ってもらえるプレゼンが必要です。
管理サービスの品質がいくら高くても、ここに自信を持っていても、担当によっても提案に差が出たり、そもそもオーナーにとって、自社が”ほかの会社と変わらない”、”ただサービスを売りたいだけ”に映っていたとしたら、社長や幹部の皆さんの目が届かないところで、そもそも他の会社の比較対象にしかなっていないかもしれません。
自社のサービスがオーナーの目にどう映るか、仕組化・定型化していく必要があります。
③目標達成の仕組(サポート体制)
管理拡大を真剣に考えるのに一番大事なのは、責任が明確な専任化になってきます。
専任化、といっても、単純に管理部・仲介部門のエースや古くからいる社員に”とりあえず役割を与える”だけではうまくいきません。
”管理戸数を増やす”ことだけ実行する専任担当が必要です。
へたに管理業務での受け持ちパートがあると、”●●で忙しくて…”となかなか進まないことが出てきます。
そもそもオーナーに対しての”より良い提案をするための営業”を、”入居者やオーナーに関わる業務全般”と現場が勘違いしてとらえている場合だと、そもそも”管理獲得営業”と銘打っていてはいても、実際は片手間でやっていたり、管理業務・事務業務に手を取られて責任はあっても達成できず、経営者も現場担当も歯がゆい思いをするケースも多く出てきます。
担当者は能力よりも、人柄で十分です。
その担当が、思いっきり専任で動けるような、繁忙期後のバックボーンとなる業務整理や、そもそもの組織づくり・効率化に取り掛かれているかが重要になってきます。
3つのポイントを抑え、徹底準備を進めましょう
年が明けると賃貸の繁忙期がやってきます。現場は忙しく動く時期ですが、経営者・幹部の皆さまにとっては1年の成長戦略を企て、繁忙期後に向けて刃を研ぎ澄ます時期でもあります。
下記セミナーでは、実際にポイントを抑えて管理拡大を進めた会社さんの実例もお伝えする予定ですので、興味がある経営者様はぜひ参考にご参加いただければと思います。
管理戸数を確実に増やす!賃貸管理会社経営者セミナー
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/107442
【開催日時】
2月15日(土)船井総研 五反田オフィス
【講座内容】
第1講座
管理戸数を確実に増やし続ける、管理獲得のポイント
単年で局所的に管理戸数を増やす会社はあっても、継続的に増やすことは難しい。管理戸数を確実に増やし続ける管理会社が実践する、管理拡大のポイントとは!
株式会社 船井総合研究所 リーダー 三上 圭治郎
第2講座
毎年確実に管理戸数を110%増やす!私の会社が成果を出した実践手法大公開
2021年、管理増加数ゼロの管理会社が1年で管理戸数135%を実現!管理受託営業未経験社員が繁忙期後1ヵ月目から成果を出し、一人で8ヵ月で150戸管理戸数獲得を実現。翌年も安定し110%管理戸数を増やすことができた営業戦略のポイントを経営者の生の声でお伝えします。
株式会社 フレンドホーム 代表取締役 鎌田 康臣 氏
第3講座
毎年安定的に管理戸数を増やすために今すぐ行うべきこと
管理戸数を増やし続ける最大のポイントは、”質が高い管理”と”他社と差別化した管理提案”を徹底的に実行すること。当たり前のようでやり切れない管理拡大の王道戦略を今すぐ始める方法を余すところなくお伝えします。
株式会社 船井総合研究所 飯島 海
第4講座
明日から取り組んでいただきたいこと
明日からすぐに実践していくために、経営者に取り組んでいただきたい、成功のための”これだけ”実践ポイントを整理してお伝えします。
株式会社 船井総合研究所 リーダー 林 建人