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賃貸管理会社が100億を目指すロードマップの作成
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こんにちは、船井総研の林です。
いつもメルマガをご覧いただき、ありがとうございます。以前から青木のメルマガで、熊本のコスギ不動産様の事例をご紹介してきましたが。今回は私もその続きとなる内容をお送りします。
まずは、コスギ不動産様について再度ご紹介させていただきます。コスギ不動産様は「住生活総合グループ」を目指し、熊本の未来をトータルプロデュースすることをコンセプトに多数の事業を展開しています。事業は賃貸管理から資産コンサルティング、宿泊施設・温泉・飲食・ゴルフ・製菓製造/販売、デイサービス、グループホームに至るまで多岐に渡ります。
その事業の中心となるのが賃貸管理業で、総管理戸数18,000戸(23年5月現在)を誇ります。2030年に向けて「売上高100億・営業利益10億」を目指し、グループ全体で中期事業計画となる100億ロードマップの作成を行いました。
ロードマップ作成にあたり、コスギ不動産様では3つの視点
・既存事業
・成長事業
・新規事業
から計画をで作成していますが特にコスギ不動産様の事業の今回である既存事業の賃貸管理事業においてはロードマップ作成後1年強が経過し、様々な施策が実施されています。
・オーナーコンサルティング体制の見直し
・オーナー営業案件の見える化
・既存オーナー様のカルテ整理とDX体制の構築
・入居者リクエスト体制の見直しと効率化
上記の中には、既に問題解決が実現したものもあれば、まだ解決に至っていないものも含まれています。しかし、ロードマップを作成し、目指すべき理想像と現状を比較することで次にやるべき事が明らかになって来ています。
特にコスギ不動産様のように地域で一定の管理戸数のシェアを獲得している賃貸管理会社は、安定した経営が行われているため、賃貸管理事業において大きな変化を起こすのが比較的難しい傾向がありますが、今回のロードマップ作成が一つのきっかけになったと言えます。
今回この取り組みをご紹介いただくセミナーを株式会社コスギ不動産ホールディングス代表取締役社長の小杉周司氏をゲスト講師にお招きし実施することが決定いたしました。本コラムでは中期事業計画となる100億ロードマップの作成の必要性を記載させていただきましたが、賃貸管理事業が根幹の会社様なので賃貸管理事業の詳細も掘り下げてお話いただけます。
業界トップクラスの管理戸数18,000戸(23年5月現在)の基盤とグループ従業員400名の強みを活かした、地域密着型・総合不動産企業としての事業展開のコツと人財育成・採用のポイント。業界に先駆けた「ホールディングス経営」の実態と、社員を巻き込んだ「10年ビジョン経営」の意義、そして管理会社としてシナジーのある事業展開のコツや利益を生み出す多店舗化経営の仕組みなど内容盛りだくさんでお話いただきます。是非ご都合あわせてご参加いただければ幸いです。
林 建人
株式会社 船井総合研究所 マーケティングコンサルタント
船井総合研究所に入社直後から、一貫して賃貸管理ビジネスコンサルティングチームにて、賃貸管理業のコンサルに従事している。不動産業(賃貸・売買・管理業務)の業績アップ・活性化を手がけている。 空室対策や、管理業務の効率化を切り口に、現場の活性化、及び業績アップを手がける。 また最近では、賃貸管理会社にて、新規オーナー様向けプロパティマネジメントセミナーを開催し、管理戸数拡大の支援も行っている。