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大量退職時代突入⁉高まる退職率に対応する不動産業界向け組織戦略
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船井総合研究所 賃貸支援部 服部映美
今年の春先から全国各地の不動産会社で退職者が増加しています。
このメルマガをご覧いただいている皆様の会社でも、数カ月の間に社員の退職や、休職など、同様のことが起こっているのではないでしょうか?
・親の介護
・違う業界へのチャレンジ
・夫の転勤、結婚、出産
・他社からのヘッドハンティング
など、新型コロナウイルスで生活スタイルが変化したことも伴って、全国各地で退職者が増えています。
6カ月の間に6名の退職者が1部署から出てしまった、という会社もありました。
どれだけ採用活動を強化し、事業戦略を考えても、社員の入れ替わりが激しい会社は成長が鈍化します。ノウハウや、マインド、基本的な知識の継承がうまくされないケースがほとんどだからです。
今だからこそ見直したい、自社の組織戦略
自社の事業戦略や成長戦略に合わせて人を採用し、組織図を作成している会社は数多くあります。
生産性や売上、利益を鑑みて組織全体の人数や部署の役割を決めることはとても重要です。
しかしながら、
・社員の頭数はいるのに、思うように業務が捗らない
・採用しても2年以内にやめてしまう
・人数が増えたにもかかわらず売上が変化しない、または落ちている
など、社員が事業戦略を実行するためのサポートがないと、思うように成長が進みません。
ポイントは
マネジメントと育成プログラムです。
本日はマネジメントについてお伝えします。
組織を強くするための重要なポイント
今、自社のマネジメント職についている方は、本物のマネジャーを見たことがありますか?
高度経済成長期など、市場が成長していた時のマネジメントは、数値の確認くらいでしたが、市場の成長が鈍化している現在、マネジメントでは売上が上がる状態を日々保つために行なう5つの管理を求められています。
まずは「顧客管理」と「案件管理」です。
お客さんについての情報を常に共有していることです。
「OOさんに任せています」ということを言うマネージャーの方が多くいますが、ふたを開けてみると、任せているのではなく、放任している場合がほとんどです。
神奈川県A社さまでは、
リーダー(マネージャー)が部下の対応しているお客さんを日々確認する、ということを実勢しただけで、売上が1.7倍になりました。
行ったことは2点だけです。
① メンバーは対応している案件について、案件管理表に記載する
② リーダーは案件管理表を見ながら毎日都度都度メンバーと確認する
ポイントは②の確認作業です。シートを見て、できている、できていないの判断を行なうのではなく、部下とのコミュニケーションと未来の話を意識しながら行ないます。
よく「なぜできなかったか」という話ばかりをする方がいらっしゃいますが、そういう場合、「これからどうしたらいい」という話をしていることは少ないです。
まずは、マネジメントの基礎を学ぶ
業務の研修や、基本的なビジネススキルの研修などは数多くありますが、
マネジメントの研修を受けている方は少ないのが不動産業界の現状です。
管理や仲介の業務に一定の型(スタイル・やり方)があるように、
マネジメントにも一定の型があります。
前述で5つの管理の最も重要な「顧客管理」と「案件管理」の部分を強化して売上が上がった企業様を紹介いたしましたが、残りの3つもマネジメントにおいては基本中の基本の部分です。
マネジメントを行なっている他社のマネージャーの会う、というのもおススメします。
ラグビーを一度も行なったことがない人にいきなりラグビーのコーチをしてくれ、というように、一度もマネジャーを見ていない方にマネジメントをしてくれ、ということは少し難しいです。
マネージャーの研修プログラムは下記のバナーから詳細をご覧ください。
新しい戦略も、ビジネスモデルも、人員の補充もなく、マネジメントを強化しただけで売上が上がっている企業の成功事例を細かくお伝えするとともに、マネジメントに必要な基礎から応用まで、お伝えいたします。ぜひリーダーやマネージャーの方全員でご参加いただければと思います。
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《こんな方におすすめ》
・マネージャー育成により管理部門を強化したい
・管理部門を任せられるマネージャーを育成したい
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