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ES(従業員満足度)が低い会社にCS(顧客満足度)は上げられない!
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いつも当メールマガジンを御愛読いただきありがとうございます。
近年、中小企業の人材採用は苦しい状況が続いております。新卒採用の求人倍率を見ていくと、300人未満の企業が1名採用しようとする場合、約6社で1名を奪い合う状況になっております。
採用全般に言えることですが、オファー型が主流になり、採用コストはどんどん上がっています。
『昔はハローワークに行けばすぐ採用できた』
『知り合いに声かけてみれば何とかなった』
という時代を経験された経営者の方も多いのではないかと思いますが、
『せっかく高いお金を払って採用した社員がすぐ辞めてしまった・・・』
ということが大いにあり得る時代となっております。
そういった時代背景もありながら、より人材の定着に重きを置いて経営をしていく必要があるでしょう。
今回は、従業員定着率を上げるために必須なES(従業員満足度)についてお伝えさせていただきます。
賃貸管理会社のESをあげるために取り組むべき3つのこと
ここからは自社のESを上げるために特に重要な3つのポイントを紹介していきます。
まず1つ目は、業務のアウトソース活用です。
管理業務の中で不人気で、社員のストレスになる業務をアウトソースすることで、働く環境を改善できます。
クレーム対応のコールセンター外注や最近では更新等入居者と連絡が必要となる事務作業をアウトソースする会社も増えてきています。
2つ目は、評価制度の構築となります。
この話は、当メールマガジンでも繰り返しお伝えしておりますが、評価制度が明確でない会社は離職率が高くなる傾向があります。
理由としては、自分が目指すべき姿が抽象的になってしまうからです。何となく営業でバリバリ活躍していてキラキラして見える先輩のようになりたい!という方もいるかとは思います。しかし、その先輩のようになるためには、何ができるようになって、そうなった場合に会社からどのように評価してもらえるのかがわからないと、その社員は頑張り方を間違えてしまいます。
自分のキャリアビジョンが見えることで、何年後にどのくらいの年収で、どういったポジションを目指したい!という形になり、離職率が改善していきます。
3つ目は、当たり前のことですが業績を伸ばし続けることです。
船井総研でも2023年から『サステナグロースカンパニーを』の理念のもと、持続的に成長を続ける企業づくりに注力しています。
業績が伸びていない会社は、何をやろうと会社の雰囲気が良くなっていきません。
業績が上がらなければ、社員の待遇も良くなっていきません。近年、仕事に対してワークライフバランスを最も重視するという声をよく聞きますが、どんなに居心地がよく働きやすい会社でも、インフレが続いておりますので、年収が上がっていかないと生活水準を上げることができません。
そのことから仕事を魅力的に感じてもらうためには、毎年継続して業績を上げ続けることが必要不可欠なのです。
エリア平均より180万円高い従業員平均年収を維持し、年間離職率0.2%の会社様の取り組みをご紹介
今回ご紹介する企業は、静岡県浜松市を中心に管理戸数6500戸を誇る株式会社アライブ様です。
アライブ様では、近年評価制度を明確にし、浜松市の平均年収371万円を大きく上回る、従業員平均年収550万円を突破いたしました。 また、社内環境の整備なども進め、不人気業務をアウトソース化したこともあり、 年間離職率は0.2%を達成しております。
もちろん業績も継続して成長しており、管理戸数の拡大を基盤にしつつ、人材に投資する経営方針で、直近の年間売上高は12億円超となっております。
3月15日に船井総研のセミナーで、社長の吉原様、部長の鈴木様にご講演いただく運びとなりました。
従業員満足度を上げていきたいという経営者の皆様は、この機会にぜひご参加ください。
セミナー詳細は下記となります。
管理解約を無くす管理業務品質改善セミナー
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/108124
【開催日時】
3月15日(金)船井総研 五反田オフィス
【講座内容】
★第1講座★
管理解約を無くすために今すぐ取り組むべきこと
・寡占化が進む賃貸管理業界において、オーナーから求められる管理業務品質についてお伝えさせていただきます。
株式会社 船井総合研究所 賃貸管理グループ リーダー 三上 圭治郎
★第2講座★
株式会社アライブの成長の軌跡
・株式会社アライブの成長の軌跡について、重点的に取り組んできた組織づくりを中心に、経営者目線でお伝えさせていただきます。
株式会社 アライブ 代表取締役社長 吉原 雅之 氏
★第3講座★
株式会社アライブの管理業務品質改善と管理拡大の取り組み
・管理解約が発生しないオーナーグリップと強固な管理体制の構築についてお伝えさせていただきます。
株式会社 アライブ 資産管理部 部長 鈴木 奮 氏
★第4講座★
管理解約を無くし、管理戸数を増やすために今すぐ取り組むべきこと
・管理解約を無くした後に、具体的に管理戸数を増やす営業手法についてお伝えさせていただきます。
株式会社 船井総合研究所 賃貸管理グループ 上野 拓也
★第5講座★
明日から実践していただきたいこと
管理業務の品質改善を行い、管理解約を無くすために明日から実践していただきたいことをお伝えさせていただきます。
株式会社 船井総合研究所 賃貸管理グループ リーダー 林 建人