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2022年12月 賃貸管理会社が年内にやっておくべき事 「やるべき事ではなく、やらない事を決める」
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船井総合研究所 松井哲也です。
2022年も残すところ1か月となりました。
繁忙期を前に、何かと忙しい時期ではありますが、今回は昨今の時流、また
賃貸管理会社の動向を見ている中で、12月のうちに、ぜひやっておいて
頂きたい事を、シンプルにお伝えしたいと思います。
実は皆さん、やりたい事は、山のようにあり、特に経営者・経営幹部の方々
は、2023年繁忙期を前に、「いくつかの事業戦略、事業計画」をたててい
らっしゃるのではないでしょうか?
それはとても重要なことです。
コロナ第8派がくる、でも経済活動は通常に回ってきている、2023年の
繁忙期は市場も動いているだろう、、、焦りを感じながら、各部門、
各店舗に具体的な指示を出されていると思います。
しかし!それらの計画は、本当にできますか?
賃貸管理会社の現場を日々みていますと、「計画はたてているが、実際今の
業務に追われて、新たな動きがとれない」こんな状態が蔓延しています。
やはり、現在の業務のやり方を、今一度見直すことが先ではないか?
つまり、実は「やらない事を決める事が最も重要ではないか?」
と感じています。
「それって、本当に必要のある業務か?実はやらなくてもいいのでは?」
こう感じている社員さんもいると思います。
やらない事を決める事で、人と時間の余裕をつくり、本来やりたいが
出来なかった重要な事に力を入れてみてはどうでしょうか?
船井総研から、既存事業の先に、新事業を展開しようという提案もさせて
頂いていますが、新事業ができる体制をどう作っていくかが、実は重要な
ポイントにもなると思います。
この2022年12月は、やらない事を決めてやめるのに、ちょうどいい機会
かと思います。
<例 やらない事> 会社の事情により変わりますのでご注意を!
①他社物件、一般物件で、PV取れない物件掲載はやめる!
②他社に自社管理物件は出さない!
③費用対効果の悪い、ポータルサイトはやめる!
④接客時のお客様カードをやめる!(デジタル入力)
⑤営業社員が案内をしない!(セルフ、タクシー)
⑥契約書面をやめる!(電子契約)
⑦クレームの電話対応をしない!(コールセンター、チャット)
⑧退去立会をしない!(退去工事負担なし、会費制)
⑨家賃送金明細書送付をやめる!(デジタル化)
⑩紙をなくす!(社内用、お客様向け)
⑪移動をなくす!(WEB会議)