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【実行力UP】評価制度で実行力を上げる7つのポイント


カテゴリ:
コンサルティングコラム

 
いつもありがとうございます。船井総研の木村です。
賃貸不動産ビジネスでの「組織実行力アップ」を
行なっているコンサルタントです。

さて、前回のコラムでは
経営計画の達成が一歩遠のいてしまう、
「離職」について現場で見てきた症状と
データをご紹介しました。

今回は
その経営計画達成に向けて
評価制度を活用するための
7つのポイントをご紹介します。

コラムページには解説動画も
ございますので、ぜひご覧ください!

本題に入る前にちょっとだけお知らせです。
「全員営業」から「全員戦力」の組織づくりへ!
「のうか不動産さま」の
セミナー日程が迫ってまいりました!

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なぜ、コロナ禍でも
管理拡大・エリア拡大ができたのか?
このセミナーで丸わかりです。

この機会を上手にご活用いただければ幸いです。

それでは、本日の本題です。
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 【今回お伝えしたいこと】
1.評価制度は「お給料」を決めるためのもの?
2.評価制度で実行力を上げる7つのポイント
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1.評価制度は「お給料」を決めるためのもの?

閑散期に入ると
「船井さん、ちょっとうちの評価制度見てくれませんか?」
とご相談いただくことがあります。

もちろん、
いつでもご相談頂いて大丈夫なのですが、
経営者さまが

 ・賃金テーブル
 ・歩合基準表
 ・評価シート

の順で資料を出していただくことが多くあります。

そして、
経営者さまのご関心も
 「他社だとどんな歩合にしていますか?」
 「うちって役職手当低すぎないですかね?」
とお金に絡むことが多いようです。

たしかに、
人件費が販管費で一番の割合を占めますし、
退職の大きな理由に「給与/賞与」は挙げられます。

ただ、残念ながら、
 「これが正解の賃金テーブルです!」
というのはありません。

地域性によっても異なりますし、
既存社員さんのいまのお給料との関連性もあるからです。

そして一度、
 お給料を変えることで、自社のビジョン実現の確度が高まるか?
 お給料を変えることで、自社の組織実行力は上がるのか?
を考えていただきたいです。

お給料を上げれば
優秀な社員は残ってくれますが、
それだけでは経営者さまのビジョン実現や、
会社としての実行力アップには
直結しないはずです。

そうであれば、
せっかくの評価制度ですから、
経営計画実現のための一要素と捉え、
実行力UPの観点から、
見直されてはいかがでしょうか?

自社のビジョン実現のための
「実行力UP」という視点から、
評価制度を見直すための7つのポイントを
次の章でご紹介いたします。

2.評価制度で実行力を上げる7つのポイント

結論からまいりましょう。
評価制度で実行力UPに繋げるには
次の7つが必要です。

 ①ビジョンを実現する中期経営計画
 ②中期経営計画を実行するための未来組織図・役割分担
 ③中期経営計画と連動した評価項目
 ④役割分担に紐づいた評価項目
 ⑤成長ギャップを確認する「評価会議」
 ⑥定量評価項目がオンタイムで確認できる環境
 ⑦評価項目に基づいた日々の現場マネジメント

一つ一つ、簡単に解説していきますね。
解説動画もございますので、
宜しければご参考ください!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「下山経営の時代、評価制度はどう変わるのか?」
 ▼動画でザックリ解説しています!
  https://www.youtube.com/watch?v=wAlQJ9J1_Gs

「中期経営計画と紐づく役割分担とは?」
 ▼動画でザックリ解説しています!
  https://www.youtube.com/watch?v=Hp2Z5sY3ThE
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

①ビジョンを実現する中期経営計画
 こちらは言わずもがな、かと思います。
 経営者さまのビジョンに直結するような
 経営計画を描かれていらっしゃるはずです。

 唯一、確認する観点は
 「中期計画の数値がプロセス数値まで落ちているか?」
 です。

 賃貸不動産会社さまでしたら、
 中期経営計画に「管理戸数」の要素がないと、
 その計画はもう一段、作りこめるはずです。

 そして、管理戸数で見てみると、
 どこかでストレッチが効く年はございませんか?
 現体制のまま、その管理戸数は達成できそうでしょうか?

②中期経営計画を実行するための未来組織図・役割分担
 そこで登場するのが、
 実現のための未来組織図です。

 例えば3年後、
 管理戸数を600戸増やさなければいけない。

 そのためには
 2名体制でオーナー営業が出来る人財が
 育たなければならない。

 ところが、
 現状は1名で、リクエスト対応と兼務している。

 全国の賃貸管理会社様あるあるです。
 経営者さまのビジョン実現のために、
 数値計画の次は「実行体制」に目を向けていきましょう。

 そして、頭数は揃っているよ!
 という場合は、役割分担を確認しておくと良いでしょう。

 先ほどのように、
 オーナー様と入居者様の窓口を兼務していませんか?

 さらには、
 オーナー様、入居者様、建物と3つを兼務していることはないでしょうか?

 あるいは、
 仲介店舗の店長とオーナー営業を兼務していることはないでしょうか?

 兼務する場合は
 7:3の割合でメイン業務を決めること。

 そして、メイン業務とサブ業務は
 親和性の高い業務とすることで、
 意味のある役割分担に変わるはずです。

③中期経営計画と連動した評価項目
 続いては、
 中期経営計画と評価項目の連動です。

 こちらはイメージしやすいかと思いますが、
 売上項目だけでなく
 プロセスとなる数値項目も入れることです。

 賃貸仲介なら、
 来店成約率や反響来店率、来店数などでしょうか。

 3~5か年の経営計画から、
 毎年のプロセス数値まで落とし込むこと。
 そうすると、
 現場の感覚ともすり合わせができ、
 現体制で実行可能か、現場リーダーとの議論にも
 繋がります。

④役割分担に紐づいた評価項目
 こちらは当たり前でしょ!
 と感じられる方が多いと思います。

 しかし、
 30名や50名を超える組織になったときに
 社長や人事担当者が
 「誰が何をやっているのか正確に分からない」
 という声をよく聞きます。

 そのため、
 「現場リーダーに評価項目を作ってもらいました」
 とおっしゃるケースもあるのですが、

 その現場リーダーも、
 部下の業務内容を把握できていないケースが多いのです。

 なんとなく、昔からつづけてきたこと。
 なんとなく、退職者から引き継いだこと。

 そして、
 これらは現場リーダーが把握しきれていない
 ことがあるかもしれません。
 業務が圧迫されているかもしれません。

 評価項目に落とすためにも、
 役割分担を再度確認されてはいかがでしょうか?

⑤成長ギャップを確認する「評価会議」
 5つ目は「運営」でのポイントになります。

 1章の内容と重なりますが、
 各部門長や幹部が集まり、
 「この社員のお給料はどうしようか」
 と話し合ってはいないでしょうか?

 のうか不動産様では
 評価者会議(成長支援会議と呼んでいます)で
 大きく次の3つをお話しされています。

  ・評価する側で評価結果に差がないか
  ・未来組織図実現に向けて、このポストにはどの人が最適か
  ・社員ごとにどんな力を伸ばしてほしく、どんなサポートを行なうか

 詳しくはセミナーにてお伝えいたしますが、
 自社の評価会議と比べていかがでしょうか?
 社長と役員だけで、
 最後に評価結果とお給料の確認になっていませんでしょうか?

⑥定量評価項目がリアルタイムで確認できる環境
 6つ目以降は日常の環境についてです。

 あれ、評価制度なのに日常なの?
 と思われるかもしれませんが、
 年2~4回の評価制度を運営するだけでは、
 組織の実行力UPには繋がりません。

 ビジョン実現のための
 ゴール数値・プロセス数値が
 毎日、リアルタイムで見える化されて
 初めて、各リーダーがマネジメントできるようになります。

 ・月次 / 週次の会議資料をつくるのに1~2時間かかる
 ・実績入力は全てExcelで、まとめて入れている

 こんな症状がある場合は赤信号です。
 せっかく作られた評価制度が、
 形骸化してしまいます。

 クラウドツール、デジタルツールを活用し、
 できる限り多くの情報を一気通貫できるような
 流れを組むことが理想です。
 情報の入力は一撃で終わるようなイメージです。

 詳しいことは本内容と逸れるので割愛しますが、
 気になることがあればご連絡ください。

⑦評価項目に基づいた日々の現場マネジメント
 さて、最後の項目です。
 役割分担が明確になり、
 中期経営計画と評価項目が連動し、
 数字がリアルタイムで分かるようになる。

 ここまでくれば、
 あとは役職者のスタンスのみです。

 これが一番難しいかもしれませんが(笑)、
 例えば、次のようなスタンスでは
 環境は整ったのに何も変わらない、
 という結論を迎えてしまいます。

 ・リーダー、マネージャーの仕事は「チェック」だと思っている
 ・部下の給料を決めるのは自分だと思っている
 ・仕事は背中を見て勝手に学ぶモノだと思っている(=サポートしない)

 上げたらキリがなさそうですが、
 特に40代以上のリーダーに見受けられる症状です。

 リーダーが真ん中に立つスタンスで、
 全員を戦力としながら部門を回す組織をつくること。
 ここまで来れば、
 評価制度がなくとも、
 自然と業績が上がっていくはずです。

 イメージはのうか不動産様のセミナーで、
 苗加社長が生々しく語ってくださいますので、
 そちらをご覧ください!

いかがでしょうか?
お一人でも、
「評価制度はお給料を決めるためのものではない」
「評価制度をキッカケに、他の要素と連動して、実行力を上げるのだ」
と気づきに繋がりましたら、幸いです。

実行力UPに向けたお悩み、
評価制度に関する質問などありましたら、
いつでもご相談ください。

最後に、
のうか不動産様のセミナーのご紹介です。

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ぜひ上手にご活用ください!

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