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賃貸仲介店舗の生産性が1,000万円を超える儲かる店舗に必要なポイント3選
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繁忙期真っ只中でも当メールマガジンをご愛読いただきありがとうございます。
本日は「儲かる賃貸仲介店舗の秘訣」という内容をお伝えいたします。
賃貸仲介店舗の組織体制や運営方法を再考する一助になりましたら幸いです。
賃貸仲介の生産性向上を妨げる障壁
まずはじめにタイトルにもある「生産性」について記載いたします。
ここでの生産性は労働時間に対してどれだけの売上が得られたかを表す労働生産性のことを示しています。
つまり、従業員が働いた時間にどれだけ売上を生み出しているかを表す指標のことです。
賃貸仲介店舗が高収益店舗か判断する指標にもなります。
店舗の年間売上げ÷店舗の従業員数(※パート社員は0.5名換算)で計算すると、
標準店舗で1名あたり800万円/年、高収益店舗で1名あたり1,200万円/年ほどになっています。
400万円の差が生まれる要因は下記のことが考えられます。
家賃単価・付帯商品契約率が低下、単価が上がらない
営業担当者の業務が増え、成約率が上がらない
新入社員を育てる環境や評価制度がなく、離職率が高い
不動産会社との情報格差が減ったことで、社員育成に時間がかかる
ポータルサイトの依存が加速し、反響数が伸び悩んでいる
ポータルサイト以外からの集客経路が確立できていない
メールでの問い合わせ比率上昇に伴い、反響来店率が低下
これらの業界課題に対して対策を講じ、
高収益店舗を複数運営している企業様の取り組み内容をお伝えしていきます。
高収益店舗を作るための体制
賃貸仲介店舗を高収益店舗にするためには、
3つの要素が必要となります。
① 実店舗での営業を効率化する体制
② 賃貸サイトの構築&広告などのWeb対策
③ 反響から契約まで一連の接客をオンライン上で行う仕組み
をそれぞれ整えることです。
まずは①についてご紹介いたします。
実店舗での営業を効率化する体制とは、営業担当の方が営業に専念できる体制にするということです。
営業担当の方は、物件入力から契約業務・オーナー対応などの賃貸仲介業務を行い、
店舗によっては管理業務も行っている場合もあります。
それでは、業務が多く優先順位が低い業務が発生し、対応遅れ/漏れが発生する可能性があります。
このように全員営業体制をとり、売上が横ばいもしくは低下しているのであれば、分業体制に切替えてみてはいかがでしょうか。
全国100店舗以上を運営する「賃貸住宅サービス様(グラート様)」では、
営業担当の方が接客やオーナー仕入のみを行い、
反響メール・LINE対応と物調対応を営業アシスタント社員1名、
案内対応、申込契約対応、写真撮影を営業サポート社員1名、
Web関連業務をパート社員2名で行う体制に切替えました。
この体制に切替えたことにより、
売上平均110%超、費用平均90%に抑え、利益は300%上げられるという結果が出ております。
脱ポータルサイトと3名で1ヵ月100組を接客する仕組み
続いて②③について紹介いたします。
現在の賃貸仲介業界では、集客の柱はポータルサイトになっているかと思います。
しかし、年々競争が激しくなり反響が獲得しづらい状況ではないでしょうか。
もしくは来店まで繋がらない反響が増え、費用対効果が落ちている例もあります。
そこで自社で賃貸サイトを制作し、
反響を獲得している企業様の成功事例のポイントをまとめました。
まずは、賃貸サイトを制作する上でのポイントは3つあります。
① 物件量の視える化
② ユーザー目線の問い合わせ導線
③ 情報の質・鮮度
そして、制作した賃貸サイトで反響を獲得するためには、
Web上での好立地を取ることが不可欠となります。
特に好立地を取りたい場所は3つあります。
① リスティング広告
② SEO(自然検索対策)
③ MEO(Googleマップ検索対策)
これら3つの場所で最も良い立地を取る戦略が“脱ポータルサイト”に繋がってきます。
高収益店舗になるためには、獲得した反響をより多く来店に繋げることが必要となります。
メール経由での来店率が50%ある「日本エイジェント様」の取り組みを例に挙げながら、ポイントを整理いたします。
日本エイジェント様では
WEB戦略室とファーストカスタマーチーム(反響対応専門部隊)を営業部隊から独立させ、ユニットを構築しております。
このように役割分担を明確にすることで、
顧客の問い合わせ内容に早く・正確に対応できます。
チャットアプリを活用した追客もお客様のニーズを引き出すことに一役買っています。
店舗に行かずとも同等以上の接客が受けられるということで、お客様から選ばれる仕組みづくりができています。
さらに日本エイジェント様では、超効率的かつ成約率が高い営業を行っております。
通常、営業担当の方が毎月25名の接客が上限といわれる中、
サテライトリーシングチームでは月間の接客数約100組、成約数約60組、月間売上約600万円を達成しております。
こうした成果がが出た理由は、
先述のファーストカスタマーチームと同様、
オンラインでお客様を接客する専門分隊である「サテライトリーシングチーム」を設立したことにあります。
店舗での接客のみならず、非対面需要にも対応した分業体制がポイントとなります。
この度は、ご紹介させて頂いた賃貸住宅サービス様と日本エイジェント様をゲストにお迎えし、
船井総合研究所主催セミナーを開催いたします。
儲かる賃貸仲介店舗をテーマとしたセミナーとなっております。
セミナーの詳細は下記に記載しますので、是非ご参加ください。
お待ちしております。
▼経営者向けコロナ禍で生産性を伸ばす仲介店舗の作り方セミナー▼
【経営者様向け】
賃貸仲介店舗の生産性を上げたい!
賃貸仲介営業マンや店長の育成にお悩みがある
賃貸仲介の店舗運営に課題を感じている
管理拡大に賃貸強化が必要だと感じている
売上・生産性を二桁成長させたい!
という経営者様におススメします!
■開催日程・費用
2022年3月17日(木) 13:00~16:30:オンライン
2022年3月22日(火) 13:00~16:30:オンライン
2022年3月25日(金) 13:00~16:30:オンライン
2022年3月28日(月) 13:00~16:30:オンライン
・費用 一般価格 20,000円 (税込 22,000円)/ 一名様
会員価格 16,000円 (税込 17,600円)/ 一名様