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「ツキを呼ぶ 船井幸雄の教え」 船井流 経営者論メールセミナー Vol.53  今回のことば 「 地域で成長し続ける経営者とは? 」


カテゴリ:
コンサルティングコラム

賃貸不動産仲介管理ビジネスの黄金律 特別号
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「ツキを呼ぶ 船井幸雄の教え」 船井流 経営者論メールセミナー Vol.53
今回のことば 「 地域で成長し続ける経営者とは? 」

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船井総研 賃貸管理ビジネスコンサルティングチームがお届けする経営者・
経営幹部向けメ-ルマガジン 【ツキを呼ぶ 船井幸雄の教え】です。
※船井流経営法の原理原則に関する情報をお届けしております。

松井哲也です。

船井幸雄の思想に「共生戦略」という考え方がありました。ライバル企業を叩
き潰す「競争戦略」ではなく、ライバル企業と共に生き抜く策をとる「共生戦
略」に力を入れるというものです。ここから、中小企業にとっては、分かり易
い「地域一番店戦略」という方法論に落とし、経営者に対して、地域のために
なるには、何をすれば良いのかを考える、独特な経営戦略手法が生まれました。

確かに、ライバルを叩き潰す方法ではなく、自社独自の固有の長所を活かした
地域の中で、選ばれる方法論を考えようという内容でした。とても共感した思
い出があります。経営者にとっては、やはり商売を行う地元を愛し、地元の為
になる、そして地元でなくてはならない企業を作る事は、最も重要な理念かと
思います。

私も、不動産業界を中心に何人もの、地域で成長し続ける経営者を見てきまし
た。今回は、改めて「地域で成長し続ける経営者とは?」について、整理して
みました。

「地域で成長し続ける経営者の考え方」

①地域密着を重んじる
自分の街が好きで、「地縁」をとても大事にして、地域でのネットワークを作
り、信用を担保にビジネス展開しています。これは、例えば、管理物件の仕入
、法人企業の情報、など物件や情報の仕入をするときに、非常に役にたちます。
また地の利を活かしたビジネス展開をすることで、大手企業が取れない客層を
取り込んだり、地域シェアを取ったりしています。地縁を大事にして、信用で
業績をつくり、地域一番になっていきのです。

②積極経営で進める
やるからには、”勝ち”にいきます。そして、一番を狙いに行きます。よって
シンプルに、積極経営を進め、チャレンジし続けています。保守的な会社さん
に比べ、行動力や打ち手は倍以上です。販促費などマーケティングコストにも
1.5倍~3倍を投じています。また合わせて、人への投資、ビジネスモデルへの
投資、そして店舗・不動産への投資を積極的に行っています。業界の常識や業
界の標準を超えたところで、事業を考え、積極経営で地域一番になります。そ
れは、結果地域の方々にとって、今までない商品やサービスを提供する事にも
なりうるわけです。

③情報を担保する
無鉄砲にチャレンジしているわけではありません。そもそも自分の力を過信し
ていません。だから成功している企業、成功しているビジネスモデルをベンチ
マークして、ビジネスを進めます。また有益な情報やノウハウをもって外部機
関も上手に利用します。フランチャイズチェーンや、業界団体、そして我々の
ようなコンサルタントも、上手に活用しています。確実に業績を上げるために
情報を担保して、事業経営をしていくのです。これらは、地元以外から情報を
仕入れる事が多いです。地元になり方法論で、地域を活性化させることにもな
ります。

④徹底にこだわる
勝つための準備をしたら、あとはやり抜く徹底力です。成長し続ける経営者は
特に行動量があります。大手のように最初から優秀な社員を雇うことが難しい
ので、業務を分業化・専任化し、やることをシンルにして、その分、徹底をさ
せます。このしつこい徹底力で業績を加速させていきます。

⑤多角化志向
大きく成長するには、1つのビジネスが成功しても、それに満足することはあ
りません。常に次のビジネスのネタを探して、地域に複数の事業を展開します。
一般的には、1つの事業で多店舗展開、シェア拡大していく事が、まずはセオ
リーですが、さらに成長し続けるためには、多角化を進めます。1つの事業で
成功したら、次の事業でも成功させて、多角化で業績を拡大していくのです。
もちろん、地元に無い、地元のためになる事業展開を考えます。

⑥社員満足度が高い
多角化経営には、業績を上げるだけでなく、社員の適性を活かし成長させると
いう側面もあります。ある営業で成績が上がらなくとも、別の営業、またWEB
マーケティングや、営業サポートなど、社員を大切にし、社員の成長を願って
いるのです。また社員採用に新卒でまかない、一からスキルを教え、1年2年で
戦力となる社員に育て上げている企業もあります。そして、社員の働く環境や
モチベーションを保つことに一生懸命です。社員と家族のように接し、社員の
成長を心から応援する、その環境が社員満足度を上げ、離職率も極めて低くな
ります。地域に対しても雇用を生みだし、活性化させることにもなります。

⑦ビジョン力がある
成長し続ける経営者は、売上10億を超えたら、20億、そして30億と、満足する
ことなく進みます。それも単純に業績を上げるだけでなく、地域社会に必要と
される会社になる事を意識して、常にビジョンを持ち続けます。それを、伝え
続けて、社員をビジョンへ導く力があるのです。社員が自発的に動いたり、一
致団結して、事業を成長させるよう導くのです。そこにはフィロソフィー
(哲学)があり、それをもとにビジョンへ導く力があるのです。

経営者の方々は、今一度、自社の理念、ビジョン、戦略を考える一つとして、
ヒントにして頂ければ幸いです。

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