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賃貸仲介部門からはじまる「社員が活き活き成長する組織」の作り方


カテゴリ:
コンサルティングコラム

 
いつもありがとうございます。船井総研の宮下です。
賃貸不動産ビジネスでの「マネジメント力アップ」を
専門とする経営コンサルタントです。
強い組織づくり、社長がいなくても回る組織づくりをお手伝いしています。

賃貸不動産会社には
賃貸仲介、賃貸管理、建物工事、売買仲介などの業務があり、
担当者別、部門別などでの役割分担があるかと思います。

この役割分担は、実はかなり「複雑」に入り組んでいます。
船井総研では、全国の様々な業種・業界で経営のお手伝いをしていますが、
そのなかでもトップクラスに複雑な組織形態をしているのが
賃貸不動産会社です。

一方で、賃貸不動産会社で仕事をすることの魅力は
1つの会社のなかで様々な業務に携わることができることであり、
それぞれの業務への関わりを通じて社員さんがキャリアアップでき、
「成長へのモチベーション」を与え続けることができることは
非常に重要な側面であると思います。

しかしながら、この強みを活かすことができている会社は少数です。
多くの会社は、賃貸仲介部門で採用されたらずっと賃貸仲介部門、
賃貸管理部門で採用されたらずっと賃貸管理部門で働く
といった状況になっています。

あるいは
営業力のある社員はどこかの時点で売買部門に異動になり、
その後はずっと売買部門で仕事をしながらマンネリ化していくか、
数年後に独立するかのいずれかになっていることが多いように思います。

貴社では、いかがでしょうか?

せっかくの強みを活かしきれていないのは、
非常にもったいないことです。

本日のコラムでは
社員が育ち、活き活きと成長し、社内の各部門での活躍を経て
経営幹部に成長していくことができる環境整備についてお伝えします。

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【今回お伝えしたいこと】
1.本当にもったいない賃貸不動産会社の組織戦略
2.どんどん「社内転職」させよう!
3.社員が育つ環境整備のために最初に手を付けるべきこと
============

1.本当にもったいない賃貸不動産会社の組織戦略

賃貸不動産ビジネスに
「賃貸仲介・賃貸管理・建物工事・売買仲介」などの
様々な職種があることを「強み・魅力」であると考えている社長は
意外と少ないのではないかと思います。

というのは、各職種/部門の採用・育成が
それぞれの職種別・部門別に行なわれている会社が多く、
賃貸仲介で入社した人はずっと賃貸仲介、
賃貸管理で入社した人はずっと賃貸管理といった感じで
異動なく仕事をされているケースが多いからです。

しかし、これは本当にもったいない!
いろいろな仕事ができることが「強み・魅力」の商売なのに、
入社後の成長・キャリアプランが「本人まかせ」では
自社の成長や未来を「運」「個々の努力」に委ねている
と言っても過言ではないでしょう。

そして、いまの人財は、「昭和の社長」のように
歩合・高いスーツ・高い車でモチベーションは上がりません。笑
給料は低ければ不満の要因にはなりますが、
モチベーションを上げ続ける要因にはなりません。

いまの人財のモチベーションを上げるものは
「成長」「貢献」「社会的認知」「社会的貢献」などです。
そして、これらの要素を満たしやすい環境が
賃貸不動産会社にはあるのです。

2.どんどん「社内転職」させよう!

私がコンサルティングさせていただいている会社さまでは、
個々の社員さんの育成について、
次のようなプランを導入いただいています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【育成プログラムづくり】
 ⇒「ワンストップ対応できるマルチ人財育成」
  につながるキャリアビジョンをつくる。

 新人の育成:「営業アシスタント」からのキャリアビジョンを共有!

 ※キャリアビジョン例:
 【22歳】営業アシスタント(3~6か月)
  ⇒【23歳】仲介営業_一般(1年)
  ⇒【24~25歳】仲介営業_主任(1~2年)
  ⇒【26~32歳】仲介リーダー
    or 売買営業_主任
    or オーナー営業_主任(2~3年)
  ⇒【32~38歳】課長①(3年)・ 課長②(3年)
    or 各部門でのスペシャリスト

 ~このあたりから「経営企画部」「執行本部」へと分かれる~

  ⇒【39~44歳】部長(5年)
    or コンシェルジュ営業のスペシャリスト(5年)

  ⇒【45~54歳】本部長・常務
    or 新規事業立ち上げ(10年)

  ⇒【55~65歳】社長・専務
    or 本部長・常務
    or 新規事業部長(10年)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

重要なことは、各部門の売上状況・人員体制に応じて、
もっと言えば「会社の都合」に合わせて
個々の社員さんの配置を決めてはいけない
ということです。

個々の社員の成長⇒個々の社員の成長の合計⇒自社の成長
となるわけですから、最初から
「こう育ってほしい」という理想像(キャリアビジョン)を明示し、
共有し、個々の成長を会社として支援する環境整備を
しなくてはなりません。

賃貸不動産ビジネスでは、2~3年ごとに「社内転職」して
次の経験を積ませることができ、
「飽きる前に新しいチャレンジ」を与えることができます。

こんな魅力的なビジネスは他にありません。
マンネリ化するヒマを与えない。
経験を積むごとに難しいチャレンジができる。
そしてそれなりの報酬がかえってくる。

この強み・魅力を活かすことができておらず、
「いつも人材難で悩んでいる」会社が多いことは残念です。

しかしながら、
こういった状態から抜け出すことはカンタンです。

3.社員が育つ環境整備のために最初に手を付けるべきこと

賃貸不動産会社の成長は「個々の社員の成長」で決まります。
もっと言えば、個々の社員さんが成長できる環境づくりを
できるかどうかといった「組織戦略の良し悪し」で決まります。

ならば、経営者は徹底的にここにこだわらなくてはなりません。

自社に入社してくれた社員の成長をサポートするのは誰でしょうか?
店長?先輩?などといった感じがしますし、それは正解ですが、
そのためには「前提」があります。

入社したての社員さんが
すぐに力を発揮できる環境整備ができているかどうか?
が重要です。

要するに、自社は「時流に合ったビジネスモデル」を選んでいて、
そのビジネスモデルを実行するための「役割分担・連携」が明確で、
そのなかに「入社したての社員さん」を配置できるかどうかです。

当然ながら、この環境整備は
「社長しかできない仕事」であり「社長の責任」です。

そして、日本全国ほとんどのエリアでの賃貸不動産会社での
採用・育成の1丁目1番地は「賃貸仲介部門」です。

この空室増加時代に、不動産での資産形成成長時代に、
「客付けの弱い会社」が生き残れる術はないからです。

しかしながら、この賃貸仲介部門での
・正しいビジネスモデル選択
・正しいキャリアビジョンづくり

が「現場まかせ」「テキトー」になっていて、

収益物件売買やら、建築提案やら、新規管理物件の獲得やら
「賃貸物件オーナーへの提案強化」にばかり力が入っているケースが
本当に多いのが実態になっているように思います。

貴社では、いかがでしょうか?

会社のトップの意識が
目先の1~2年の売上計画の達成に集中しすぎると
こういうことが起こります。

そしてこれが、いま成長横ばいになっている
賃貸不動産会社で起こっていることの「本質」です。

もし貴社が、そういう状態にあるならば、
いますぐ見直ししていきましょう!

最初に手を付けるべきは「賃貸仲介部門」です。
時流に合ったビジネスモデルを選んで、
入社した社員さんが「その日から活躍」できる環境整備を
いますぐはじめていただけたら幸いです。

今回お伝えした「賃貸仲介部門から始める社員が育つ環境整備」について、
先進事例を交えて具体的な取り組みをお伝えするセミナーを開催します。

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社長・幹部の皆様ご一緒に参加いただけましたら幸いです。

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この記事を書いたコンサルタント

宮下 一哉

1973年生まれ、神奈川県出身。
2002年に船井総研入社し、賃貸管理会社向けの
コンサルティングに20年超従事している。
「マーケティング×マネジメント」視点での
総合的な差別化戦略構築により
「100億×100年企業づくり」をサポートし、
大手・中堅企業から全国各地の地域一番店の
コンサルティングを担当。
「ビジョン経営」「DX」の推進などによる
社内一体化や高収益体質化を進めていく手法が
好評を得ている。
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