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業績が上がり続ける部門作りのポイントとは?
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船井総研 賃貸支援部 宮下一哉
いつもありがとうございます。船井総研の宮下です。
賃貸不動産ビジネスの業績アップを専門とする経営コンサルタントです。
肌寒い季節になってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言が明け、コロナ禍も落ち着き、
徐々に、以前の日常に戻っていることを肌で感じる事が多くなりました。
そんな折、コロナを乗り越え「以前のまま」への変化ではなく、
「今後の市場ニーズはどう変わるのか」というお問い合わせを、
より受けることも増えてまいりました。
しかし、大きな武器もありながら、
根本的に管理業務は、「ヌケ・モレなく・ちゃんと提案する事」
つまり、
①業務フロー の 再構築(業務効率化)
②保有している情報 の 最大化活用(情報活用最大化)
の2点を踏まえることにより、
より業績アップを目指すことが可能です。
本日はその中でも、「賃貸管理部門の売上最大化」のための
「業務フロー の 再構築(業務効率化)」がテーマです。
どうぞ最後までお付き合いください。
本題に入る前に、ちょっとだけお知らせです。
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【賃貸管理会社限定】「腕利きマネージャー」研修
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私が担当するチームでコチラの研修を開催することになりました。
好評をいただいた賃貸仲介店長研修に続き、
今回は「賃貸管理部門リーダー」の方向けの短時間集中型研修です。
以下の2日程で開催いたします。
●11/9(火) 10:00~13:00
●12/8(水) 10:00~13:00
忙しい店長・部門長の皆さまでも
午前中の時間でサクッとご参加いただけます。
本研修には、次の3つの講座があります。
(1)売上UPのための公式・モデル指標を知る
(2)売上UPのためのKPIを作成しよう!
(3)全国の取り組み事例から学ぶ5つのマネジメント
そして、研修に参加いただくと「5つのよいこと」があります。
<1>管理部門の売上を最大化する方法が分かる
<2>全国の腕利きマネージャーをベンチマークできる
<3>仕組みで売上を上げる体制づくりが分かる
<4>マネージャーに必要なマネジメントスキルが学べる
<5>学びで終わらない実践ワーク
詳細は文末の研修告知ページのURLをクリックいただいてご確認ください。
たった3時間ですので、是非ご参加いただけましたら幸いです。
それでは、本編に入らせていただきます。
本日お伝えしたい内容は、
継続的に売上を上げ続ける賃貸管理部門をどうやって作るのか、
ポイントとなるのは次の3つです。
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■今回お伝えしたいこと■
ポイント1:まずは、会社の情報を一元管理する
ポイント2:業務効率化の落とし穴
ポイント3:管理部門が行う8つの業務
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ポイント1:まずは、会社の情報を一元管理する
「業務フロー の 再構築(業務効率化)」を行うには、
まずは、会社の情報を一元管理するところから始めて下さい。
一元管理することで、業務時間を短縮できます。
たとえば、業務に関する情報や文書が複数の部署に散らばっていたり、
数人の担当者が分けて情報を持っていたりする場合、
業務を進めるためには数人に声をかける必要があります。
また、〇〇さんにお聞きしたが休みで、、、なんてことも起こりうるでしょう。
情報やデータを一元管理すると、必要なものにスムーズにアクセスでき、業務工数を減らすことができます。結果的に業務時間の短縮につながるのです。
また、一元管理を行い、誰もが共通の情報にスムーズにアクセスできるようになれば、
情報の活用が活発化します。
さらに、同じ情報を確認できることで部署間の連携も活性化し、
組織の意思決定が素早くなるなど、会社にとってプラスの効果が期待できます。
対して、データや情報が1カ所に集約されていない状態では、
一つひとつの工程を地道にこなしていかなければならず、時間がかかってしまいます。
契約書一つ作成するにしても、営業担当、契約書担当と分かれている場合、
不備があると突き返しとなり、より一層時間がかかっている事も珍しくありません。
そこで、一元管理によって必要なデータや情報をまとめることで、
複数人が担当していた業務をひとりでこなせるようになるなど、
業務フローを簡略化することができます。
結果的に、時間削減や省人化につながります。
ポイント2:業務効率化の落とし穴
「業務フロー の 再構築(業務効率化)」を行うために、
会社の情報を一元管理するとお伝えさせていただきましたが、
その延長線上に、システム導入を検討される会社様が増えてきました。
そこで、導入の際の注意点を書かせていただきます。
まず一つに、「導入目的」を明確にすることです。
先程ご紹介した、情報の一元管理も、
「業務効率化」「情報活用」を実現するための手段となります。
もし仮に、「業務効率化」だけに着目する場合、
既存帳票(Excel)を修正するだけで実現可能かもしれません。
システム導入を行う際は、
上記のような「要件定義」をしっかり行い、導入・検討しましょう。
もう一つに、「組織体制の整備」を行うことです。
業務効率化は、必ずと言っていいほど「ヒト」が関わります。
それは、システム導入に対しても同様です。
導入の際には、現場の理解を求めなければいけませんし、
現場の業務内容に沿ったシステムを導入しなければ、
定着が遅れ、最終的に逆戻りする場合も起きます。
導入を検討する際は、
「推進担当」の設置を検討しましょう。
ポイント3:管理部門が行う8つの業務から始めていく
また、「業務フロー の 再構築(業務効率化)」を行うために、
システム導入をご検討いただく会社様の場合、
業務フローを再構築した上で、導入されることをおススメします。
具体的には、管理部門の方が頻度高く行う業務から再構築していきましょう。
効果が高いものから着手することにより、メインシステムが切り替わるスピードが速くなり、現場目線からの改善点が上がってくる確率が上がります。
具体的には、
①リクエストアプリ
②工事進捗アプリ
③解約アプリ
④入居前チェックアプリ
⑤管理切り替え替え後の業務フローアプリ
⑥定期巡回アプリ
⑦滞納督促管理アプリ
⑧更新進捗管理アプリ
などが当てはまるかと思います。
さて、いかがでしたでしょうか。
ぜひ、自社の業務フロー・システム状況を確認し、
改善の一助となれば幸いです。
次回以降も引き続き「賃貸管理の業績UP」に繋がる
事項をお伝えしてまいります。
引き続き、本メルマガをご活用ください。
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【賃貸管理会社限定】「腕利きマネージャー」育成研修
URL:https://www.funaisoken.co.jp/seminar/075804
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(1)売上UPのための公式・モデル指標を知る
(2)売上UPのためのKPIを作成しよう!
(3)全国の取り組み事例から学ぶ5つのマネジメント
の3段構えで、
腕利きマネージャーが実践している
「目標管理」「数値管理」「顧客管理」「案件管理」「行動管理」「数値管理」を
お伝えできます。
第2講座ではグループワークで
他社の管理部マネージャーがどんな考えでどんなお悩みがあるのかを
共有するお時間もございます。
管理部マネージャーが設定した数値目標を
後日、経営者様にフィードバックすることも可能です。
上手に活用いただけたら幸いです。
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【賃貸管理会社限定】「腕利きマネージャー」を育てる研修
実行力を上げる!「賃貸管理部門を任せられるマネージャーを育成したい。」「管理のマネジメント研修がない」などのお声から開催を決定!プレイングマネージャーを育成するための半日研修!基本的な数値管理の方法からマネジメントまで、プレイングマネージャーに必要な内容を一気通貫してお伝えいたします。
■日時:
11月 9日 (火) 10:00~13:00
12月 8日 (水) 10:00~13:00
■開催方法:Web開催
→開催日が近くなりましたらURLを共有させていただきます。
宮下 一哉
1973年生まれ、神奈川県出身。 2002年に船井総研入社し、賃貸管理会社向けの コンサルティングに20年超従事している。 「マーケティング×マネジメント」視点での 総合的な差別化戦略構築により 「100億×100年企業づくり」をサポートし、 大手・中堅企業から全国各地の地域一番店の コンサルティングを担当。 「ビジョン経営」「DX」の推進などによる 社内一体化や高収益体質化を進めていく手法が 好評を得ている。