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社員を動かすためのビジョン経営


カテゴリ:
コンサルティングコラム

 
いつもありがとうございます。船井総研の木村です。
賃貸不動産ビジネスの組織開発を得意とする経営コンサルタントです。

長いようで短い閑散期に入りました。
12月にはWEB上の繁忙期が始まりますので、
閑散期はわずか8ヶ月。
施策はどんどん推進しないとあっという間に
繁忙期を迎えてしまいます。

新しい施策・取り組みを進める際によくご相談いただくのが
 ・社員が言うことを聞いてくれない
 ・組織の動きが鈍い(連携が弱い)
 ・人間関係の問題があり、判断に迷う
といったことです。
コンサルティングの現場でも実際に目にする光景です。

これらの要因には
 ・タテヨコの役割分担が不適切
 ・業務プロセスが不適切(旧態依然なまま)
 ・売上から顧客管理、スケジュール管理まで個人任せ(現場任せ)
などかなり複合的にあるのですが、
現場社員さんから聞く一つの共通項が
「社長の方針が分からない」
です。

特に経営者様が最も信頼しているNo.2から
ポロっとこの言葉が漏れることがあったりします。

このことを経営者様にお伝えすると
 「これまでたくさん伝えてきたのに…」
 「経営方針発表会も毎年力を入れてやったのに…」
 「経営手帳にまとめて社員に持たせているのに…」
 「やりやすいように自分はあえて後ろに引っ込んでいたのに…」
といつも虚しい表情を浮かべられます。

このようなケースでは
 【ビジョンや理念などが正しく伝わっていないこと】
が一番の原因です。

そこで今回は
会社の推進力を上げるための
ビジョン経営に絞ってお伝えします。

===============================
【今回お伝えしたいこと】
1.ビジョンを伝える
2.ビジョンが伝わる
3.ビジョンで動かす
===============================

1.ビジョンを伝える

まず、ビジョンという言葉の認識を揃えておきましょう。
ここでいうビジョンは
下記のような内容を指しています。

・経営理念(パーパス)
・使命(ミッション)
・提供する価値(バリュー)
・目指す姿(ビジョン)
・人財理念
・行動規則/指針
・ほか

かなり多岐にわたりますし、
それぞれ内容は異なるモノですが、
本コラムでは分かりやすく「ビジョン」として
まとめて表記します。

さて、ビジョンを「伝える」というと、
どんな手法があるでしょうか。

皆様ご存知なことが多いので、
要点だけお伝えしますが、
 ・ビジョンを数値化した「経営計画」を立てる
 ・ビジョンと計画を「経営方針発表会」で共有する
 ・内容を「手帳」にまとめ、社員に携帯させる
 ・毎日の「朝礼」で唱和し、全社員が言えるようにする
などの取り組みが挙げられます。

船井総研でも実際にこれらをお伝えしますが、
「これだけやっても伝わらない…」と
感じられる場合もあろうかと思います。

大変失礼なことを申し上げますが、
その際にまず確認いただきたいのは
「伝わるビジョンになっているか?」です。

2.ビジョンが伝わる

伝わるビジョンとはなにか?
結論を言いますと、
「お客様を主語とした内容になっている」ビジョンです。

先ほどは失礼なことを言いましたが、
たまに伝わりにくいビジョンと出会うことがあります。

例えば、
「○○エリアで一番の不動産会社」がビジョンだとしましょう。

まず、一番の指標が正しく伝わらない可能性があります。
売上で一番?管理戸数で一番?入居率で一番?と
社員さんの頭の中に浮かびます。

仮に売上で一番とするならば、
「売上にならない低価格帯の賃貸仲介はやりたがらない」
「工事費を上げるために、余計な設備提案を盛り込んでしまう」
「田んぼなど単価の低い土地の売買は敬遠しがち」
など、経営者様の想いとは逆の方向に進んでしまうことがあります。

入居率でも同じです。
「決まりにくい物件が管理になると入居率が下がるから、
 受託しないでほしい」という声を聞くこともあります。

主語が「自社」になっているビジョンでは
2:6:2の法則に則ると、
上位2割の人にしか正しく伝わらないのです。

なぜならば、
上位2割の経営者様の右腕や部門長は当たり前のように
「お客様思考」で考えていらっしゃいますが、
ほかの8割の社員様は
「自分思考」で物事を組み立てる傾向が強いからです。

言い方を変えると、
ESの追求(従業員満足度の追求)は
上位2割の人たちしか正しく伝わらないのです。

では、ビジョンを正しく伝えるにはどうしたらよいか。
CSを追求(お客様満足を追求)するような
「お客様を主語としたビジョン」を共有することです。

先ほどの例でしたら、
「○○エリアでお客様が一番笑顔になる不動産会社」
としてみましょう。

すると、取引単価の高低に関わらず、
賃貸も売買もお客様を笑顔にするためにどうしたらよいか
を考えてもらいやすくなります。
管理ではオーナー様を笑顔にするためには、
という思考になります。

その結果、
エリアで売上が一番を果たしたい、
という経営者様の意図が伝わりやすくなります。

たった一言、
お客様や町といった「対顧客フレーズ」を入れるだけで、
伝わり方が変わるのです。

全社員、特に8割の社員に照準を合わせて
ビジョンを見直してみてはいかがでしょうか。

3.ビジョンで動かす

最後に、
ビジョンで社員様を動かすための方法をお伝えします。

それは
「幹部との1on1ミーティング(1対1ミーティング)を行なうこと」
です。

ビジョンが伝わっていても、
社員がなかなか動かない、まとまらない、
と言う場合には各部門のリーダーに原因があります。

ビジョンが伝わると
 「社長の方針が分からない」
 「社長が何をしたいか分からない」
という声から
 「どうやったらそのビジョンが実現できるか分からない」
という声へと変わっていきます。

経営者様の掲げるビジョンを実務と紐づけるために
「社長が何を考えて仕事をしているか」を共有するために、
1on1ミーティングを行なうのです。

具体的には
週1回30分~60分程度、
経営者様の右腕や幹部、部門長と
1on1ミーティングを行ないます。

議題は4つです。

①目標達成のための「今月の数字管理」
 ・どこが課題と捉えているのか
 ・どう対策する予定なのか

②目標達成のための「顧客管理」
 ・手元にはどんな案件があるのか(どんな面談をしてきたのか)
 ・見込案件を受注するにはどうするのか
 ※賃貸仲介のお客様というより、
  売買顧客や管理のVIPオーナー様をイメージ頂けると分かりやすいです

③部門運営を円滑化するための「課題解決」
 ・現場から生じた「課題点」「要望」のうち、
  対応に迷うものを共有する
 ・その場で社長が決済するが、
  決済に至った「判断軸」「理由」を伝える

④3年後の売上をつくるための「数値分析」
 ・毎月、四半期、毎年ごとに数値分析した内容をすり合わせる
 ・社長がどの数値を重視していて、
  3年後のビジョン/計画をどう立てているかを知る
 ・軌道修正(施策変更)するタイミングを掴む

意外とボリューミーな内容ではないでしょうか(笑)

時間はかかりますが、
次第に社長のビジョンに沿った動きができるようになり、
自部門の運営を任せられるだけでなく、
ビジョンの伝道師にもなってくれます。

要は、
ビジョンの伝道師をつくるための1on1ミーティングなのです。
平井氏のソニー再生も1on1ミーティングから始まったと
解釈されることもあります。

ぜひ、この閑散期、
社員様を動かすために活用してみてはいかがでしょうか?

経営者様によっては
ビジョンの前に課題がある!と感じられた方もいらっしゃるかと思います。
実は地域一番店クラスの方が組織の悩みが多かったりします。

・そもそも社内のルールが徹底できておらず、個人商店のような状況
・数値管理が現場任せ、個人任せになっており、経理からの数字しか信用できない
・社員が入れ替わり、立ち替わりの状況でとても新たな施策に手を付けられない

まずどこから手を付けたらよいか迷った際には
船井総研にご相談ください。
一緒に解決するためのオーダーメイド型ロードマップをつくり、
推進時にも伴走しながらサポート致します。

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