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2023年3月 いま、賃貸管理会社で、起こっている”3つの衝撃的な出来事”!?~そうなってしまうのは市場の問題か?会社の問題か?~


カテゴリ:
コンサルティングコラム

 
いつもメールマガジンの購読ありがとうございます。船井総研の松井哲也です。
私は、賃貸管理業界で21年間コンサルティング活動をしてきまして、いま業界で起こっている事を、ありのままお伝えし、それらをルール化し、改めてやるべきことを整理していただこうと、月に1回こちらのメルマガを配信しています。

今回は、全国の賃貸管理会社さんを回る中で、気づいた衝撃的な3つの出来事を開設しながらお伝えします。
それは、成熟から衰退期に入っていく業界市場の変化からくる問題か?はたまたその会社自体の経営上の問題か?見極めてください。

 
2023年1、2月と全国の賃貸管理会社を回る中で、その会社自体は問題視していないが、私にとっては見逃せない衝撃的な出来事がありましたので、以下正直にご紹介します。あまりこういう事を言う業界関係者さんがいないので、あえて書かせて頂きました。

①「満室経営で、良好な関係にあった、管理物件オーナーから突然解約の連絡があった」
満室で、トラブルもなく、毎月送金明細を送っていたオーナー様から、突然かかってきた電話で、ほかの会社に管理を変えるという。つまり、何もしてないのに毎月満額家賃の5%を管理手数料を引き落とされていると感じたからです。競合他社からの手厚い管理メニュー、資産サポート、良心的な工事額提案などが入り、今までの信頼はどこえやら、翌月から複数棟の管理物件を失ったのです。賃貸管理会社から見れば、満室でトラブルもなく、いわゆる”上手く管理できている物件、満足して頂いているオーナー様”の意識でいても、オーナー様から見れば何もしないで、定額の手数料だけしっかり取られ、工事代金も通常より高く払ってしまった、悪徳賃貸管理会社と思われているかもしれません。消費者は本質的な中身を見れる時代です。多くの賃貸管理会社から、選べる時代にもなりました。日本のトップクラスの航空会社が毎度の放送でいいます「本日も数ある航空会社の中から、私ども〇〇航空をお選び頂き、誠にありがとうございます」。サービスも以前より良くなってきていると感じます。

②「去年より、賃貸ポータルサイトの反響が減っている。反響来店も、飛込も、そして売上落ちている」
今まで通りの契約枠数、オプション数、入れ方も今まで通り、、でも去年より反響が落ちているのはなぜか?ポータルサイトの会社さんも生き残りをかけて必死です。エンドユーザーである、お部屋探しのお客様を一人でも1度のクリックでも、多く閲覧していただき問い合わせしてもらうために、あらゆるサービス内容も付加し、オプション内容もレベルアップし、展開に必死です。もちろん競合の賃貸仲介会社も必死です。特に管理物件の少ない会社は、いかにユニーク、代表物件を補うかを考えて実践してきています。中には管理会社より、その管理物件の写真、動画、コメントなど完璧な掲載を行っている賃貸仲介会社もありました。去年と同じやり方で自社が進めていたら、負けるのは必然です。自社HPを強化したり、反響来店を上げるための体制を創ったり、ほかにも強化しなければいけない事はたくさんあります。決して手を抜いてはいけません。去年より今年、昨日より今日、常に企業は進化していかなければ生き残れないのです。大げさなようですが、繁忙期の売上も昨年対比で落ちる会社が出てきていますので、ご注意ください。近所のクリーニング店で、あまり広告しない、サービスクーポンない、値段は普通のところがあり、家内が見せ変えようかと話しているのを聞いたことがあります。と思っていたら、ある日別のチェーン店に変わっていました。同じクリーニング業ですが、違う会社で経営者も違うようでした。

③「賃貸店舗のクチコミは4点台。管理部門のクチコミは1点台。あの会社のクチコミを見てその物件には住むのは恐い。オーナーも酷いクチコミは見逃せない」
管理部門のクチコミは、多少低くてもしょうがない。クレーム事業だから。そう話す地域一番手の管理部責任者の方がいました。その会社のクチコミ100以上のコメントがあり、残念ながら多くの1点が次々書き込まれていました。その内容を読むと、クレーム対応、退去立会、精算、契約など、いわゆる通常業務のやり方が、今風ではない、昔ながらの仕組みでやっている事が垣間見られました。一事が万事ではありませんが、クレームは増える一方、管理解約も増えているようでしたが。さらにその責任者の方は、多少の管理解約はしょうがない、5%減っても10%増えるから問題ない!?耳を疑うコメントでした。確かに、一つ一つのクチコミの中には、誤解や勘違いもありそうです。一喜一憂しなくても良いとも考えられますが、火のないところに煙は立たないとも言います。やはりこの時代背景で言うと、大変ではありますが一人一人のお客様の声はしっかり受け止めて精査し、社内の仕組み・体制を変える1歩にも出来るのではないかと感じます。

賃貸管理業界、市場は、確かに大きく変わっていると思います。まあ世界経済、日本経済も大きく変わる時代ですから。そこに、自社の戦略、取り組みを、大きく変革していかなければいけません。今はお客様が、即座に比較し、即座に販斬して、答えを出す時代とも思います。繁忙期真っただ中だからこそ、経営者、経営幹部、リーダーの皆さんは、今まで以上に会社の現状把握から、変化をもたらしてください。

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