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イマ取り組みたいGoogleマイビジネスと口コミ戦略!賃貸管理会社が”Google”を味方につけるには?
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賃貸管理業界も含め、
不動産業界全体としてWEBの重要性が高まりました。
賃貸管理業界では
誰もが物件の情報を仕入れることが出来るようになり、
不動産会社と入居者の情報格差はなくなってきました。
その中で重要な役割を占めているのが「Google」というプラットフォームです。
調査によると国内では検索エンジンのシェアで
Google75%、Yahoo!25%といったような比率で検索されているということがデータとして出ているようで、
言い方を選ばずに言えば「Googleに好かれる」ことが重要だと言えます。
そこで、Googleで出来る対策をお伝えします。
Google マイビジネスの活用とクチコミの影響力
はじめに、自社の商圏で「地域名 × 不動産」「地域名 × 賃貸」で検索してみてください。
たとえば「新宿 不動産」「新宿 賃貸」のようなイメージです。
その中にマップが表示されているケースがあります。
その中に自社の店舗スポットはありますでしょうか。
こちらに地域内の好かれている上位3社がGoogle mapの初期画面に表示されているはずです。
そこには店舗名/写真などとともに★マークがついています。これが評価です。
不動産会社様ではこちらを全く手入れせず、日々過ごされている会社様も多くいらっしゃるのが現状です。
また、ここの3位以内に表示されていない場合はページの作りこみをしていく必要があります。
特に賃貸においての「口コミ」の影響力は増しています。
SUUMOなどの大手ポータルサイトで問い合わせた後にGoogleの口コミを確認し、
よりクチコミの高い賃貸店舗に訪問する、などといった入居者も出てきています。
「弊社を選んだきっかけは?」という問いに対して「口コミ評価を見て来店しました」
と返答がある入居者も全国各地で増えてきているようで
今後もより、増えていくことが想定されます。
ではどのように対策していくべきか?を本日はお伝えさせていただきます。
賃貸管理会社・不動産会社がイマ取り組みたいGoogleマイビジネス/クチコミ対策5選
1.説明文・HP情報など情報量を充実させる
2.定期的な情報更新を行う
3.口コミを増やす
4.口コミの良い・悪いには必ず返信を行う
5.検索クエリをチェックし、ユーザーに合わせた投稿を行う
の5つになります。
1.説明文・HP情報などの情報量を充実させる
世界におけるGoogle検索数は1日に数億回以上、検索されていると言われています。
その中で、いろいろなクエリ(キーワード掛け合わせのこと)で検索されていますが、
たとえば最もGoogleの影響を受けているであろう、飲食業界であれば
「ラーメン」「唐揚げ」のような具体的な商品名、「中華」「和食」のようなジャンル名、「ランチ」「ディナー」など時間帯別
といったような検索がされています。当然ですが、店舗名でも検索がされていることでしょう。
賃貸不動産業界では少し異なります。
賃貸といった大きなキーワード以外にも、
「借りる」「買う」のような行動ベースの検索、「アパート」「マンション」のような物件種別の検索、
「SUUMO」「HOME’S」といったポータルサイトでの検索もあるでしょう。
ですが、店舗名まで把握している人はほとんどいないでしょうし、
ポータルサイトでエンドユーザーが物件を探す際に、どの会社が掲載しているかはあまり気にしない(できない)つくりになっています。
そのため、店舗名や会社名で検索される件数は他の業界と比べても少なくなっていることが想定されます。
そのため、お客様が上記のようにどのようなキーワードで検索するかを想定しながら、
店舗情報を充実させるといったことが必要になってくるのです。
2.定期的な情報更新を行う
情報は一度更新すれば良いのではなく、
船井総研の商品力の考え方では、「量・質・鮮度」の3つの要件があります。
この中でいえば「鮮度」の重要性がネット上では非常に高く、Googleは評価をしてきます。
Googleのアルゴリズムでは数多くの指標があると一般に言われておりますが、
定期的に情報を更新している、といった点もひとつの指標にあげられます。
情報では、キャンペーンやサービスなどはもちろん最新情報などをアップしていくようにしていきましょう。
最低でも週に1回の更新を行うようにしていきましょう。
3.口コミを増やす
成約顧客には評価をつけていただきやすいです。
契約時に業務の一つとして取り組んでいくことを意識していきましょう。
接客スペースにQRコードを設置したり、キャンペーンチラシを置いたり、店内にポスター掲示したり、
口コミをもらいやすくする仕組みが重要です。
伝えていない人には、必ずといってもいいほど口コミ投稿はしてくれません。
そのため、成約時や重要事項説明時などの接客中やお客様にお待ちいただく間にクチコミを投稿してもらえるオペレーションを組んでいきましょう。
4.口コミの良い・悪いには必ず返信を行う
悪い口コミであってもGoogle社のポリシーに反する場合のみ削除要請に応じてもらえます。
つまり、ほとんどの悪い口コミだからといって削除をしていくことは非常に難しいです。
そのため、「接客時の対応が悪かった」「電話で相談をしたが折り返しがなかった」といった、
具体的な実務に関する低評価は削除できません。
そういった接客時の対応に関する低評価にはそのコメントを見るであろう第三者に対しての
『心象』をよくするためにもコメントでご返信をしていきましょう。
良い口コミ・悪い口コミ問わず、誠意のある返信コメントを記載することで、印象の改善、
そして更新頻度の担保といった観点でも評価され、プラスになっていきます。
5.検索クエリをチェックし、ユーザーに合わせた投稿を行う
アカウントの運営をしていくと、閲覧数・クリック数がたまっていきます。
そのなかで、「直接検索」と「間接検索」を増やしていくための施策が必要になります。
直接検索とは、自社の社名やFC名などで検索される数です。
こちらは看板戦略といったような実地ベースの地道なところも必要になってくるかとは思いますが、
ブランド化(カラーリング/キャラクター/印象)といったマーケティングを行う事によって、
会社名以外での店舗イメージを想起させることが重要です。
Google社の調査によると、ひとつの検索をする際におおよそ2~3つの比較対象をイメージしながら、検索をすると言われていますので
ゼロベースで始めるのではなく、印象を残せているほうがより検索結果に引っかかった際に記憶してもらえる率を上げていくことが出来るでしょう。
2.のパートでもお伝えしましたが「間接検索」は直接検索より重要です。
対策は2.のパートでお伝えしていますので、そちらを参考にしてみてください。
また、閲覧される件数を増やすだけでは不十分です。
より、リアクションを獲得していくためにリアクション数を確認していくことも重要です。
こちらはGoogleマイビジネスから
「電話回数」「ルート検索数」「Webサイトへの流入数」の項目で確認することが出来ますので、
よりクリックされている写真や項目を意識していきましょう。
Googleマイビジネス、口コミ対策の重要性、そして対策編ということで、
本メルマガではさわりの部分をポイントをまとめてお伝えさせていただきました。
今よりGoogleに好かれることで、見込顧客をより増やしていきましょう!
船井総合研究所では、業界に特化したWeb戦略立案もサポートしております。
ぜひお気軽にご相談ください。