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2023年2月賃貸管理ビジネス研究会開催レポート
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本研究会では管理戸数規模毎に特別ゲスト講師をお呼びし、今必要な情報だけをお伝えする実践型の勉強会になっております。今回は全国63社会員様、及び8社お試し参加の会社様が参加した盛大なリアル賃貸管理ビジネス研究会となりました。
本日はそんな研究会の開催レポートをお送り致します。
全国の賃貸会社の経営者様が参加する経営研究会を定期的に開催しております。
▼賃料管理ビジネス研究会の詳細はコチラ
https://fhrc.funaisoken.co.jp/chintai/salon
【当日のコンテンツ】
1、【第一講座】
管理会社として地域に必要とされ続けるブランド作り~営業戦略・仕組み化・人財育成のポイント~
(株式会社 船井総合研究所 マネージング・ディレクター 青木一将)
2、【第二講座】
改めて入居率UPの仕組みを見直そう 95%の壁・98%の壁~賃貸不動産会社が、本気で「空室対策力」を武器としたほうがよい理由~
(株式会社 船井総合研究所 マネージャー 宮下一哉)
3、【第三講座】
オーナーコンサルティング部の収益最大化に向けた『営業強化』・『マネジメント体制構築』に向けて
(株式会社 船井総合研究所 リーダー 林建人)
4、【第四講座】
各社最新取り組み事例紹介 2月版
(株式会社 船井総合研究所 リーダー 三上 圭治郎)
5、【情報交換会】
【第一講座】
管理会社として地域に必要とされ続けるブランド作り~営業戦略・仕組み化・人財育成のポイント~
11時より開演した今回の完全にリアル開催での研究会では、第一講座として船井総研 マネージング・ディレクターの青木より、「管理会社として地域に必要とされ続けるブランド作り~営業戦略・仕組み化・人財育成のポイント」についてお伝えさせていただきました。
本講座では、下記の通り、
『管理会社のブランド作り』 ≒ 『自社が選ばれ続ける理由』を改めて見直し、明確に打ち出していこう!という例会テーマです。
管理会社として選ばれるための2大テーマとなっております。
テーマ①:入居率UPに向けた施策の見直し
テーマ②:オーナーの資産コンサル提案強化
上記、➀・②のステップを明確化し、営業戦略・仕組み化・人財育成につながる成長イメージに関して、それぞれの重要性や、様々な成功企業を見てきた船井総研だからこそわかる必要な具体的な施策について、お話をさせていただきました。
【第二講座】
改めて入居率UPの仕組みを見直そう~賃貸不動産会社が、本気で「空室対策力」を武器としたほうがよい理由~
本講座では、賃貸管理会社にとって、今後30年の時流となる経営戦略は、顧客密着「ワンストップサービス」ビジネスモデルとお話させていただきました。
「ワンストップサービス」では、事業戦略と組織戦略という2つのポイントにつきまして、下記の通り、ご講演させていただきました。
ポイント①【事業戦略】
複数のビジネスモデルを組み合わせた複合化で、地域密着「総合」不動産カンパニーとして拡大します。例えば、賃貸仲介、空室再生、賃貸管理、経営管理、改修工事、売買仲介、滞納保証、積み立て、カテゴリー賃貸、追い出し、解体、再建築などという選択肢がございます。その中では、中古物件の再生・運用が「コアの強み」となる
ポイント②【組織戦略】
規模の大中小を問わず、複数のビジネスモデルで成り立つ「複合化ビジネスモデル」を運営できます。「3つのマネジメント階層」をベースとするワンチームで
(ア) 「経営企画部(経営チーム)」を機能させ、
(イ) 「全社最適・未来最適な意思決定」を可能とし、
(ウ) ミドルマネジメントが「次世代人財」を育成する。
【第三講座】
オーナーコンサルティングによる業績UPに向けた『営業強化』・『マネジメント体制構築』に向けて~オーナー営業を中心とした管理部の再構築とオーナーCRMの導入~
続いて第三講座では、
A)管理部の組織体制の変化より、オーナー営業課を中心とした管理部の分業化について
B)管理部・オーナー営業課の設計の仕方
C)オーナー営業最大化の為のオーナーカルテ(CRM)の作成
上記の3つの部分につきまして、下記の通り、5つのポイントをまとめてお話させていただきました。
(ア)管理部オーナー営業課各課の予算・目標組
(イ)売上分配のルールの明確化
(ウ)適任者の部署移動、及び各担当の具体目標(KPI)と評価項目の決定
(エ)各部署の業務の役割分担の整理
(オ)オーナーカルテ(CRM)の構築・収集
【第四講座】
各社最新取り組み事例紹介 2月版
管理受託事例においては、オーナー営業の専任化による管理戸数増加という3つの成功事例をご共有いたしました。
S県S市F社様
①背景:商圏内でのシェアが10%を超え、管理が増えにくくなっており、出店し商圏を拡大したが、なかなか成果が出ていない
②対策:賃貸仲介のエース営業マンをオーナー専任担当者にする
③成果:2021年度管理受託戸数22戸; 2022年度管理受託数140戸
O県O市P社様
①背景:入居率が上がったことで、管理獲得へ。賃貸仲介営業からの配置転換のロールモデルを社内で作り、キャリアプランを見えやすくした。
②対策:賃貸仲介部の部長をオーナー専任担当者にする
③成果:資産管理部立上げ半年、333戸の見込案件を創出。うち77戸受託済み
Y県Y市T社様
①背景:専任物件が多く、一部管理業務も無償で請け負っていた。有償管理提案を強化していきたいが、なかなか進まず。
②対策:賃貸仲介のベテラン営業マンをオーナー専任担当者にする
③成果:資産管理課を立ち上げ、オーナー営業の専任化後、たった3か月で132戸の管理獲得 ※移管前含む
また、賃貸仲介事例においては、
A) ノマドクラウド、申込受付くんの導入により反響来店率、粗利UP
B) 2年で反響来店率・成約率を強化して、利益の出る賃貸仲介体制へ
C) RPA・入力ツール活用で人数を増やさず反響数133%成長
D) 賃貸自社HPの自然検索による反響数が1年で2倍に!
上記の通り、数多くの成功事例もご共有いたしました
さらに、売買仲介事例、買取再販事例、業務効率化事例、最新リフォーム単価改善事例につきまして、様々な成功事例をお伝えしました。
【情報交換会】
本研究会最後の講座は、会員様同士の情報交換会でした。今回は出場参加の63社75名が参加したリアル情報交換会となりました。
自社の事例を包み隠さず話し合うという光景は、中々他では見られない光景かと思います。
「素直・プラス発想・勉強好き」、そして業界をより良くしていこうという企業様が集まるからこそ、より有意義な情報交換会となっており、今回も多くの気づきを得られたというお声や、それぞれの企業様への感謝のお声が飛び交った情報交換会となりました。
今回は2月14日の賃貸管理ビジネス研究会の内容を、一部簡単にご紹介させていただきました。
同研究会は会員の皆様が「素直・プラス発想・勉強好き」を持ち合わせているからこそ、
研究会が業績アップに直結するものになっています。
次回、4月11日の賃貸管理ビジネス研究会おいては、『どちらが管理会社の成長戦略? 多事業化or多店舗化』というテーマお伝えする場として開催し、普段講演しない現役経営者であるゲスト講師の話を聞き経営者として会社をどう伸ばすかを冷静に見つめるチャンスです。
是非一度ご参加ください
皆様のご参加を心よりお待ちしております。