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工場・倉庫の遮熱工事市場の動向
お世話になっております。
船井総合研究所の森川です。
先週のメールマガジンでは非住宅改修工事の商品戦略についてお伝えさせていただきました。
近年、工場・倉庫において需要が急増しているのは『遮熱工事』です。
2025年6月に熱中症対策の義務化が発表されたことによりその需要がさらに拡大しております。
今回はその工場・倉庫における遮熱工事需要についてお伝えさせていただきます。
工場の「遮熱工事」需要が高まる背景とメリット
◆需要が高まる3つの主な要因
1. 猛暑対策と作業環境の改善
●過酷な労働環境の解消
温暖化により夏の工場の屋根裏や天井付近の温度は非常に高温になりやすく、作業員の熱中症リスクが高まっています。
遮熱工事は、工場内の室温、特に天井付近の輻射熱を大幅にカットし、作業環境の安全性と快適性を向上させるための必須の投資と見なされつつあります。
●生産性の維持・向上
暑さによる体力の消耗は、作業効率の低下やヒューマンエラーの増加につながります。快適な温度環境を維持することで、年間を通じて安定した生産性の維持・向上が期待できます。
2. 省エネルギーとコスト削減
●冷房負荷の低減
遮熱塗料は太陽光(特に熱を持つ近赤外線)を反射することで、建物への熱の侵入を抑えます。これにより、夏季のエアコンや冷却設備の稼働を大幅に抑制でき、電気代の削減に直結します。
CO2排出量の削減: 省エネは、そのままCO2排出量の削減にもつながります。企業に求められるSDGsや脱炭素経営への貢献としても、遮熱工事は有効な手段です。
3. 設備・製品の品質保持
機械の熱暴走防止: 工場内の温度が高くなりすぎると、精密機械や電子機器の熱暴走や故障リスクが高まります。遮熱は、こうした設備を保護し、メンテナンスコストの低減にも寄与します。
製品品質の安定: 温度管理が重要な製品(食品、化学製品、電子部品など)を扱う工場では、室温の安定化は製品の品質を一定に保つ上で非常に重要です。
遮熱工事の種類と選択のポイント
遮熱工事には、主に遮熱塗料の塗布と遮熱シートや断熱材の設置があります。
●遮熱塗料
既存の屋根や外壁の上から塗布できるため、導入コストや工期が比較的短いのが特長です。太陽光を反射し、熱の侵入を防ぎます。
●遮熱シート・断熱材
屋根裏や内壁に設置することで、反射だけでなく熱の伝導自体も防ぐため、より高い断熱効果が期待できます。特に夏だけでなく冬場の暖房効率向上も見込めます。
なかでも近年では遮熱シートの需要が拡大しており、注目が集まっております。
「暑さ対策」「熱中症対策」などのキーワードをフックに工場・倉庫改修工事の案件を創出させていくのが工場改修ビジネスにおいては重要なポイントです。
今回、それらの遮熱工事をフックに工場改修事業を成長させている会社様にご登壇いただくセミナーのご案内をさせていただきます。
遮熱工事をフックに工場改修事業のみで売上5.5億円を達成している会社様の取り組み内容にご興味がある方は下記よりご確認いただけます。
非住宅改修ビジネス新規参入セミナー
セミナー概要
開催日: 2025年12月4日(木)
時間: 14:30~17:30
開催方法: リアル開催
開催場所:東京ミッドタウン八重洲カンファレンス
・一般価格 20,000円 (税込 22,000円)/ 一名様
・会員価格 16,000円 (税込 17,600円)/ 一名様
〈お申し込み期限につきまして〉ご希望のお支払い方法によって異なります。
・銀行振込の場合… 開催日6日前まで
・クレジットカード払いの場合… 開催日4日前まで












