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屋根 元請け
本日は、「瓦・板金・屋根会社が収益性を上げるための視点」をテーマにコラムをお届けいたします。
この記事を読むと、以下のことが分かります。
・屋根工事業における収益性向上の全体像
・元請け化のメリット・デメリット
・元請け化以外の収益性向上戦略
ぜひ最後まで読んで、今後の事業戦略に役立ててください。
屋根工事業における収益性向上の全体像
屋根工事業界が置かれている労働集約型ビジネスにおいては、収益性向上のためには「人時生産性」を上げることがボトルネックです。
そのための戦略は、大きく3つに分けられます。
3つの収益性最大化戦略
➀既存市場で自社の置かれている階層を上げる
➁自社の人的資本を他の市場で生かす
➂自社の人的資本のカバー領域を増やす
➀既存市場で自社の置かれている階層を上げる
これは、下請け・孫請けから脱却し、一次下請けや元請けになるという、手段です。自社でBtoC事業を立ち上げる(元請けに転じる)こともここに当てはまります。その他にも、BtoBtoC開拓やBtoG開拓もここに当てはまります。
元請け化の特徴は以下の通りです。
<メリット>
・顧客との直接取引による利益率向上
・顧客ニーズの把握によるサービス向上
・ブランド力強化による受注機会・採用機会の増加
<デメリット>
・営業力・マーケティング力強化の必要性
・顧客対応など、業務範囲の拡大
・資金繰りリスクの増加
➁自社の人的資本を他の市場で生かす
これは、既存の技術やノウハウを活かして、新たな市場に進出するという戦略です。
例えば、板金職人が屋根工事の閑散期を利用して別事業で技術力を発揮する、といった事業のピボットが考えられます。
➂自社の人的資本のカバー領域を増やす
これは、多能工を育成・採用することで、1人あたりの生産性を向上させるという戦略です。
今回は、屋根工事業における収益性向上のための様々な戦略について解説しました。
元請け化は、収益性向上のための有効な手段の一つですが、必ずしもすべての企業にとって最適な戦略とは限りません。
それぞれの企業の特性や経営状況に合わせて、最適な戦略を選択することが重要です。
ここまでお読みくださいありがとうございました!次回もお楽しみに!