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ビジネス

「職人の早期育成ポイント」

こんにちは!
今回は、「技術者ってそんなに減ってるの!?職人を確保するためのたった3つのポイント」と題してお話しします。

最近こんな悩みはございませんでしょうか。

「良い腕の職人が見つからない」
「技術の低い職人を入れてクレームが発生する」
「職人を採用できたが実力不足で不安」
「職人がなかなか定着しづらい」

建設業の就労者のピークは平成9年の約685万人を一貫して減少し続けており
平成28年時点での建設業就業者数は492万人まで、約28%もの大幅な減少となっています。

そういった建築業界全体のトレンドと同様に
技術者も平成9年の41万人から平成28年には31万人、
技能労働者も平成9年の455万人から326万人まで減少しています。
さらに、建設業に従事する55歳以上の割合が約3割にまで達しており
今後さらなる業者間での職人の確保が難しくなっていくことが予想されます。

しかし、そんな中でも協力業者の募集が相次ぎ、
職人の確保、開拓を安定して続けている会社があります。

ではそんな会社はどんなことを行っているのでしょうか?
その取り組みのたった3つのポイントとは・・・

① 屋根リフォーム元請け工事を安定して受注し切れ目なく仕事を作る。
② 現場は拠点から車で30分程度の近いエリアに集中させる。
③ 屋根リフォームの認知・シェアを伸ばし、「伸びている会社」や「名前を知っている会社」になる。

① 屋根リフォーム元請け工事を安定して受注し切れ目なく仕事を作る。
職人を集められる屋根リフォーム会社になるためには、
まず安定して仕事を生み出すことが必須です。
職人は、職人は切れ目なく仕事が欲しいのが実情です。

そういった職人の要望に応えるためには
「仕事量のコントロール」ができるようになり、
安定して仕事を供給し続けられる必要があります。

下請けでは仕事の「数」と「時期」などのコントロールは難しいです。

元請けに転換し自社で仕事の数をコントロールできる体制・仕組みを作る必要があります。

② 現場は拠点から車で30分程度の近いエリアに集中させる。
職人は同じ現場でも近い方が断然喜びます。
現場が遠いとそこへ行くガソリン代や疲労感も出るので、
できる限り近い現場を元請けで受注することが必要です。

そのため、いかに拠点付近のエリアに住んでいる人々から
「自社を選んでもらえるか」の元請け屋根リフォームビジネスの
マーケティング戦略が必要となります。

③ 伸びている会社や名前を知っている会社になる
職人は、同じ仕事をする時でもコロコロ元請けが変わると、
仕様が変わってしまい非常に面倒だと感じます。
だからこそ安定して仕事を供給でき、
信頼できる会社と長く付き合っていきたいと考えています。

そこで、屋根リフォーム事業を元請け化させることで
自社のブランドを広げることができ、
知らず知らずのうちに職人にも自社が認知されていきます。
そうすると、ふとした機会に出会うと、
知らない業者よりも知っている業者の方が
新たに仕事をしてもらいやすくなります。

このように3つのポイントから、屋根リフォーム元請け事業に取り組むことが職人不足を解消する近道だとわかります。

弊社では先月、約30社の屋根工事会社様の経営相談会を行いました。
職人不足で悩まれている方、元請けの成功事例を聞きたい方

経営者様によってお悩みは様々でしたが、共通しているのは
「今よりも良い方向に会社の舵取りをしたい」という点でした。

この職人不足の時代でも施工を伸ばし
職人不足を解消していけるかどうかは、経営者の戦略にかかっています。

是非、この記事が、皆様の会社を良い方向に導くきっかけとなれば幸いです。


次回金曜の屋根ビジネスコンサルティングレポートもお楽しみに!

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