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コロナ禍でも業績が120%成長できた会社の特徴とは?!(続編)

今年2月より日本でも蔓延している新型コロナウイルスで影響を受けた会社様も多かったのではないでしょうか?

本日はそのような中でも業績が120%成長できた会社の特徴をご紹介します。

その会社は東京の会社様でもともと下請けを中心として塗装工事をされていましたが、下請け工事の粗利の低さ(20%前半)に頭を悩まされおり、最後に残る利益率はマイナス数%という状況。この状況を改善する為に戸建て元請けビジネスに本格参入されました。

その時点で、既に同じ商圏にショールームのある塗装会社様がいらっしゃったため、そのエリアでは後発参入という形になりました。そこで普通に参入しては負けてしまうと思い、「ホームページ戦略」を中心としたビジネスモデルでの参入を試みられました。
その結果順調に成長され、戸建て住宅の売上高3億円となられました。
3億円ですと平均月商が2500万円だと思いますが、皆様が業績を落とされた2月、3月、4月で平均売上はなんと3000万円超。120%超の結果となりました。
現在は新型コロナウイルス禍においても業績を落とされることなく順調に業績を伸ばされています。その内容をお伝えさせていただきます。

■巣ごもり需要を取り込む

新型コロナウイルスの脅威は何だったのか。少しずつ答えが出ていると思います。
それは「ヒト」が止まることです。

それではヒトが止まると何が起きるのでしょうか?
それは「経済活動が止まるという事です」

鉄道からヒトがいなくなった事を思い出せば、回復してきている現在でもどのくらい想像外のことであったか思い出すと思います。

そこで何が起きたのでしょうか?

それは「巣ごもり需要が増えた」ことに他なりません。

宅配ビジネスの活況化、amazonや楽天市場などでのネット注文の増加、YOUTUBE閲覧数増加、zoomを使ったリモートコミュニケーションの増加など挙げればきりがありません。

結局のところ、新型コロナウイルス以前と比較してはいけないくらい時代が進みました。
そして外壁塗装ビジネスの経営においても変革をもたらしました。

それがホームページ集客です。
この媒体に力を入れていた会社は業績を伸ばし、そこまで力を入れていなかった会社は業績を落としました。
もちろん地域によってコロナの影響が大きかったエリア、小さかったエリアありますので違いはありますが、ここまでキレイに明暗が分かれたのは私がこの業界に入って初めてであり衝撃的な事実でした。

今までホームページの時代という話は聞いた方は多かったと思いますが、その時代になるスピードが加速したのは間違いないと感じた出来事でした。

その中で効果的だったのは、「オンライン相談」。 インターネットを活用して自宅にいながら塗装の相談ができ、ヒトと接触しなくても良いため、非常に有益な施策でした。

■集客媒体を厳選する

塗装は1回目の塗装客と2回目の塗装客に大きく分かれます。
1回目の客層は30代で家を建て10~15年後に塗装をする想定となれば、ターゲットは40~50代が中心になってきます。

その40~50代の情報源は、主にスマートフォンの検索での情報取得となっています。
それを見越して、ホームページでWEB検索をした際に一番上に表示されるようにするとか、WEB広告をかけて上位に表示されるようにしてホームページへの流入を増やす必要があります。

そのために、ホームページに掲載する外壁塗装の施工事例やブログを毎日1回以上更新されています。
ここのポイントとしては、営業マンが作成しているのではなく事務員が作成している点です。
なぜ営業マンが更新をしないのか?
営業マンの仕事は営業案件に専念をして契約を勝ち取ることが仕事だからです。
そもそも営業マン自体ブログ更新が得意ではない方が多い事も事実としてあり、それを任せるのは得策ではないと社長が判断されたからです。
そのため、事務員でも作成される仕組みを設けて、定期更新をされた結果、集客数が落ちることなく順調に上げることができました。

また、それだけでなくWEB上の広告も配信をされており、一般的にはWEB広告費は全体の20%程度ですが、
この会社様は広告費全体の60%をホームページ集客に使用されています。
その結果、毎月30件以上の問い合わせが来ており、安定した集客にすることができています。

それくらい客層に合わせた集客媒体の厳選が必要になってきています。
また、あれもこれもとなると力が分散して中途半端になるので、まずはホームページ集客に力を入れることをおススメします。

■ホームページの制作にとにかく力を入れる

ホームページの作り方は分かっているようで分からないものです。そもそも結果が出るか分からない。だから、
「知り合いの会社がいて安く制作してくれるからそこに任そうと思っていて~」という方が多くいらっしゃいます。
これはほぼ結果の出ないパターンです。

それではどのようにしたら良いのでしょうか?
それは下記のコンテンツをホームページに盛り込むことです。

1.会社訴求コンテンツ
2.人材訴求コンテンツ
3.施工事例コンテンツ
4.商品メニューコンテンツ
5.相談コンテンツ

です。

1~2はお客様のロイヤルティを向上させ、3~5はお客様の質を上げ問合せに繋げてくれるコンテンツです。

このようなコンテンツを企画して、ホームページを制作すると集客が期待できます。

◆時流適応は経営の成功させるポイントである◆

時流適応とは、時流をマクロに捉え柔軟に適応することが、経営を成功に導く正攻法です。「適応」とは、環境の変化に後手後手に対応することではなく、時流を先取りすることであり、そのためには業界の体質や特殊性にとらわれず、幅広い視野からビジネスチャンスを模索し、自社の事業として取り組んでいくことが重要になります。

上記の会社様もそのような時流にたまたま乗る事ができただけですが、元々言われていた「ホームページの時代」という事を真剣に考えられ、そこに注力されていた事が時流適応できた要因です。

このような時代の流れを見極め、新しい取り組みを今から真剣に取り組まれることをおススメして今回のメルマガとさせていただきます。

また、最後に最新の事例をお伝えするセミナーがありますのでお時間を作りご参加いただけますと幸いです。

 

<告知>

6月には公共系塗装会社様向けのセミナーを開催いたします。

時流のこと~塗装業界の歴史、状況~今の最新ビジネスモデルの話~成功事例のゲスト講和など、
一気通貫した情報が聞き理解できるこの機会にぜひ一度ご参加されることをおススメいたします。

 

 

 

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