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【24のマネジメント要素】属人化の要因は「情報のバトン」にアリ!円滑にバトンパスをするために必要なコト
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いつもありがとうございます。
船井総研の木村です。
賃貸不動産ビジネスでの「組織実行力アップ」を
得意とする経営コンサルタントです。
いよいよ10月に入り、
WEB上の繁忙期がスタートしました。
繁忙期こそ、
管理部⇒WEBチーム⇒仲介部と
部門間連携が重要ですが、
一部の業務が属人化していることはないでしょうか?
そこで今回は業務が煩雑な
賃貸不動産会社だからこそありがちな
「属人化」について「情報」の観点からお伝えいたします!
分業体制を取り入れたものの、うまくいかない
社員が具体的にどんな業務をやっているか分からない
という方はご覧ください。
本題に入る前に、お知らせです。
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この閑散期を振り返りながら、年末を迎える前に
自社の課題をじっくり整理できます!
それでは本題です。
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【今回お伝えしたいこと】
1.業務が属人化する要因は「情報のバトン」にアリ?
2.情報共有がうまくいっていない会社で起こっていること
3.ビジネスプロセスを再構築し、情報のバトンを繋げる
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1.業務が属人化する要因は「情報のバトン」にアリ?
今回は「属人化」というテーマです。
読者のみなさまも一度はお悩みになられたことが
あるかと思います。
・ベテラン社員しか知らない情報がある
・長年勤めた事務社員のバックアップがいない
・分業体制に切り替えたが、業務がうまく進まない
・分業体制に切り替えたところ、抜け漏れ遅れが生じてしまう
など、私も多くの会社様から
「業務が属人化している」と、
ご相談いただくことがあります。
一見すると「経験」がものをいうように感じますが、
実は「情報」に要因があることがほとんどです。
つまり、
業務ではなく「情報が属人化している」ことが
根本的な課題になります。
すると、
知っている人から知らない人へ、
情報のバトンがどれだけスムーズに渡るか?
を考えれば、課題解決に繋がります。
では、
情報が属人化している事例の前に、
「情報」の分類を確認しておきましょう。
「情報」は2つに分類できます。
流動情報と固定情報です。
それぞれ、
具体例や情報の共有方法を
ご説明いたします。
①流動情報
・例 :反響客の情報、リクエスト情報、更新の情報、等
・必要なコト :共有のための「報連相」
・マネジメント :進捗管理のマネジメントで必要
・共有方法 :プッシュ型(送り手側が情報を渡す)
②固定情報
・例 :オーナー情報、物件情報、等
・必要なコト :共有のための「蓄積」
・マネジメント :顧客管理のマネジメントで必要
・共有方法 :プル型(受け手側が情報を引き出す)
振り返ってみると、
「情報」と一言で言っても、
「流動情報」が共有されていないことと、
「固定情報」が共有されていないことでは
原因が全く異なります。
3章で解決方針をお伝えしますが、
まずは情報のバトンがうまく渡っていなかった
他社事例をご覧ください。
自社に当てはまるような現象は
ありませんでしょうか??
2.情報共有がうまくいっていない会社で起こっていること
情報が属人化している会社様の
事例になります。
流動情報と固定情報のそれぞれを
ご紹介します。
①流動情報の共有がうまくいかず、業務が属人化している例
・管理戸数:5,000戸超クラス
・従業員数:50名超クラス
のとある会社様で見た事例です。
こちらの会社様では
管理戸数の増加や人員の増加を踏まえ、
管理業務の中でも細かく分業制を敷かれている会社様でした。
例えば、
管理業務で最も煩雑な管理事務も、
・退去受付
・退去精算
・工事見積
・更新業務
と、それぞれに「担当者」がついている状態でした。
すると、
「該当する担当者数名」にしか情報が共有されず、
関係のない方々は何も知らない状況でした。
さらには、
情報共有のルールがバラバラだったため、
共有方法もタイミングも個人任せになっていました。
例えば共有方法ですと、
口頭・ふせん・紙ファイル・社内メール・朝礼…
と5つの手段に渡っていました。
結果、
「担当者しか業務ができない環境」
になってしまいました。
②固定情報の共有がうまくいかず、業務が属人化している例
続いては
・管理戸数:2,000戸クラス
・従業員数:30名弱
の会社様で見た属人化の事例です。
こちらの会社様は非常に歴史も長く、
地域密着で続けてこられた会社様です。
歴史があるゆえ、
蓄積される情報は多岐にわたるのですが、
そのほとんどが紙や担当者の脳内といった
アナログ媒体への蓄積でした。
固定情報の共有は
「プル型(受け手側が情報を引き出す)」ですから、
検索や抽出ができないアナログ媒体では
共有がほとんどされていない状況でした。
まさに、
ベテラン陣に情報が属人化している状況です。
徐々にデジタル化を進められ、
・Excel ⇒ スプレッドシート
・ローカルシステム ⇒ クラウドの業務システム
と移管が進んでらっしゃいますが、
複数のツールが入り乱れ、
一人の管理オーナー様の名前が
複数のシートやシステムに存在し、
バラバラに蓄積が進んでいる状況でもあります。
すると、
とうとう誰も情報を管理できなくなり、
長年の歴史で培ってきたオーナー様の情報が
引き継がれないまま、50周年を迎えようとしています。
事例のご紹介は以上ですが、
ご自身の会社に当てはまるようなことが
ありましたでしょうか??
もし、
少しでもドキッとしたら、
社内で確認いただくことをオススメします。
業務の属人化、情報の属人化が
生じていらっしゃるかもしれません。
3.ビジネスプロセスを再構築し、情報のバトンを繋げる
さて、
解決方法のご紹介です。
まずやっていただきたいのは、
業務プロセスを情報の受け渡しの視点で洗い出し、再構築することで、
流動情報・固定情報ともスムーズに情報のバトンがわたるよう、
ビジネスプロセスを再構築することです。
専門用語では
BPR(Business Process Re-engineering)と言うそうです。
しつこいようですが、
24のマネジメント要素に実は組み込まれています。
具体的には
下図のように各業務ごとに
①業務フロー
②担当者
③使用システム
の3軸で流れを整理することになります。
このような形で
現状を整理すると、何が属人化しているかが
見えてきます。
良くあるのは次の3つです。
①業務が属人化
②マネジメントが属人化
③データベース(固定情報)が属人化
原因が分かると、
例えばこのような打ち手が見えてきます。
①役割分担の見直し
①’業務フローの見直し
②マネジメントシステムの導入
③業務ツールの整理
③’脱アナログ(紙、脳内、手元の手帳)&脱ローカル(Excel&Word)
繁忙期に入っていく手前、
賃貸仲介や
管理サービスの退去~入居前だけでも、
一度、ビジネスプロセスの再構築(BPR)を
進めてみてはいかがでしょうか?
しかしながら、
・こういった取り組みの前に課題が山積み
・何から手をつければいいか分からない
・事業承継を考えており、会社の体制を整えたい
など、個々の企業様ごとに
背景やご事情もおありかと思います。
そこで、自社の状況とモデル企業を比較しながら、
・どこから手をつけるべきか考える
・モデル企業の歩みから自社のビジョンを固める
・承継後も安心して経営判断できる体制を知る
ための「マネジメント合宿」をご用意しております。
年末年始を迎える前に
モデル企業の話を聞きながら、
一度、頭の中を整理してみてはいかがでしょうか?
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経営者さま向け「トップを目指す社長のための『最強の組織づくり』合宿」
11/11(金)・11/12(土)
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/091623
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