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【人財育成】実行力最強の組織に向けた「下山経営時代の評価制度」
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いつもありがとうございます。船井総研の宮下です。
賃貸不動産ビジネスを専門とする経営コンサルタントです。
3~4月決算の会社様では
経営方針発表会も終わり、
5~6月決算の会社様では
発表会に向けた準備が進む頃でしょうか。
発表した経営計画の進み具合はいかがでしょうか?
当たり前のことを当たり前にやり切る、
そんな全員が戦力の組織が
コロナが明けつつある今、求められています。
本題に入る前にちょっとだけお知らせです。
「評価制度」をキッカケに
そんな全員戦力の組織を5年でつくりあげた
のうか不動産さまのセミナーが残り1日程となりました。
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お知らせ:【賃貸不動産会社向け】全員戦力の人事評価セミナー
URL:https://www.funaisoken.co.jp/seminar/084538
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全員が戦力化されたことで、
コロナ禍でも賃貸管理戸数を伸ばし、
5年間で管理戸数3,000戸アップ、営業利益170%成長を果たした
株式会社のうか不動産さまにご登壇いただきます。
当日は苗加社長に加え、人財開発の責任者の方にも
ご講演いただきます!
日程は残すところ「2022/5/24(火)」のみとなりました。
時間は「13:00~16:00」の3時間ですので、
忙しい経営者・幹部の皆さまでもサクッとご参加いただけます。
それでは、本日の本題です。
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【今回お伝えしたいこと】
1.下山経営時代の評価制度
2.評価制度に求められる「質」
3.社員ひとりひとりの「成長の軌跡」
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1.下山経営時代の評価制度
GWも明け、新人がなじみ、
管理拡大の動きも進めていらっしゃる時期でしょう。
様々な施策が進む中で、
「事業戦略(やり方)」は今の時流に合わせた手法を
取り入れていらっしゃる会社様がほとんどだと思います。
一方で、「組織戦略(実行体制)」はいかがでしょうか?
本コラムでも何度か
「専任化」や「7:3でメインの業務を決める」
といったことを伝えてまいりました。
この背景にあるのが、
船井総研が提唱している「下山経営」
という時流です。
対義語は「登山経営」で、例えばこんなイメージです。
①売上・利益が最優先
②不特定客への大量販促(マスマーケティング)
③大量採用・大量退職
➃成長速度を重視
⑤オーナー一族の幸せ追求
一言で言うならば「量」が重視されていた時代のことで、
「事業戦略」が重視されていた時代でした。
今から2015年頃までの時代を指します。
2015年以降は「下山経営」の時代に入り、
例えば下記のようなキーワードが出てきます。
①幸せ度・ミッションを重視
②特定客へのピンポイント販促(1 to 1マーケティング)
③少人数採用・退職ゼロ化
➃成長の安定度を重視
⑤関係者すべての幸せ追求
一言で言うならば「質」が重視されている時代で、
「組織戦略」が重視されている時代です。
コロナ禍の「閉塞感」があったここ2~3年は、
全国的に「退職」も相次ぎ、
・次を担う若手がいない
・若手のリーダーが育たない
といった状況に陥る会社様も出てきました。
すると、
実行体制が整っていませんから、
経営計画で立てた「重点テーマ」の推進ができず、
せっかく立てた計画が達成できなかった…。
そんな会社様もいらっしゃるのではないでしょうか?
これを解決するカギは
組織の「実行力」を上げること。
この一点に尽きます。
冒頭ご紹介した「のうか不動産」さまでは、
若手を中心に、組織の実行力が伸びたため、
コロナ禍でも管理戸数を伸ばしたり、
新規出店して商圏を拡大されていらっしゃいます。
そんな「のうか不動産」さまの
組織実行力UPのキッカケは
下山経営時代に合った「評価制度」でした。
2.評価制度に求められる「質」
先ほどお伝えしたように、
下山経営の時代は
「質」が重視される時代です。
これは「評価制度」も同じで、
登山経営時代に有効だった
単に「給与」や「賞与」を
決めるための評価制度から、
新しい評価制度へ
転換しなければいけません。
では、評価制度の「質」とは何か?
社員の成長を後押しし、
組織の実行力を高めていく。
そんな
「成長支援型」の人事評価制度
が下山経営の時代に求められています。
そして、のうか不動産さまでも
この「成長支援型」人事評価制度を
ちょうど下山経営の時代へ変わる
5年前から実装されていました。
もちろん、給与も決定しますが、
そこがゴールではなく、
会社が求める姿を基準に
「社員がどれだけ成長しているか」
を評価することで、
若手リーダーが170%にまで
増えることになりました。
そして、
役職者が正しく評価するために、
自分の部下以外も
日頃の様子を良く見るようになり、
チーム内外の結びつきが増したそうです。
ここの話のキモは
単に「成長支援型」評価制度を実装するだけではなく、
日頃のコミュニケーションやマネジメントが成り立ったうえで、
評価制度を運営されていることです。
皆様の会社ではどうでしょうか。
社員の成長を後押しするために、
評価制度を運用できていらっしゃいますか?
そして、
土台となる日常のマネジメントやコミュニケーションは
取れていらっしゃいますでしょうか?
3.社員ひとりひとりの「成長の軌跡」
せっかくですので、
社員ひとりひとりの成長を
後押しするような動きができているか、
セルフチェックしてみましょう。
下記のシートを活用し、
自社の社員様お一人を思い浮かべながら、
成長の軌跡をお手元の紙等に記入してみてください。
いかがでしょうか。
記入後に考えていただきたいのは
・今記入いただいた以上の濃さで書ける社員様は何名いるか?
・評価者となる部長陣や課長陣はこのシートをどこまで埋められるか?
です。
もし、
「難しい…」と思われる方は、
下山経営の時代に合わせて、
「質」を重視した組織づくりが必要なのかもしれません。
ちなみに、
このようなシートを元に
苗加社長が自社の社員様を語ってくださるセミナーがございます!
冒頭でご紹介した
「成長支援型」人事評価制度をキッカケに
組織の「質」を上げるための
「ONE TEAM力」も高められた、
リアルな取り組みを聞いていただくことができます。
もちろん、
「成長支援型」人事評価制度の要素についても
お伝えできます。
ラスト1日程はオンラインで参加できます!
3時間だけ集中して、
ぜひ自社に落とし込んでいただけたら幸いです。
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僅か5年で若手リーダーを170%増やされた
「のうか不動産さまの組織づくり」について、
直接お聴きいただく機会がございます!
下記日時でセミナーにご登壇いただきますので、
是非スケジュールを調整してご参加ください☆
日程: 「2022/5/24(火)」のラスト1日程です!
時間: 「13:00~16:00」のたった3時間です
オンラインでも参加可能ですから、
忙しい経営者・幹部の皆さまでもサクッとご参加いただけます。
ぜひ上手にご活用ください。
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「成長支援型」人事評価制度によって何が変わったか、
金沢市の本社にお伺いして、インタビューしてきました!
URL:https://www.funaisoken.co.jp/dl-contents/fhrc-chintai__00797
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③中堅・ベテランの顔ぶれがここ数年変わらない
④部下を育てられるリーダーが育っていない
⑤新人がすぐに退職する
宮下 一哉
1973年生まれ、神奈川県出身。 2002年に船井総研入社し、賃貸管理会社向けの コンサルティングに20年超従事している。 「マーケティング×マネジメント」視点での 総合的な差別化戦略構築により 「100億×100年企業づくり」をサポートし、 大手・中堅企業から全国各地の地域一番店の コンサルティングを担当。 「ビジョン経営」「DX」の推進などによる 社内一体化や高収益体質化を進めていく手法が 好評を得ている。