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【いまこそ、既存管理オーナーに着目しよう!】
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賃貸業界では繁忙期を目前に控え、一部地域では緊急事態宣言が発令されました。
そんな中で、今回のコロナウイルス関連の影響で倒産した企業が、900社を超えたとの報道が記憶に新しいかと思います。
2020年1月~11月の期間で、中小企業の倒産件数は7,215件にも上っています。
これは、2019年の同期間と比較して8.3%増加しているようです。(東京商工リサーチ調べ)
賃貸管理業は、管理料というストック収入があるため、他業種と比較すると耐力(資金力)はある部類に分類されます。
社員数10名、平均家賃5万円の商圏で、管理戸数が1,000戸ある会社の場合、単純計算で、管理料は、50,000円×1,000戸×5%=250万円/月 となります。
ただ当たり前ですが、それ以上に販管費が支出として発生します。
そのため、いかに賃貸管理業と言えど、営業活動ができなくなると赤字経営が続いてしまいます。
今回の繁忙期では、
エリアによってはそもそもお部屋探しする人からの反響の数が例年と比較して減少することが予測されます。
理由としては、法人の採用人数の削減や転勤数の減少、学生の下宿率の低下などです。
東京都内(特に23区)に関しては、例年と比較して反響が半減しているという店舗も出てきています。
いま一度、基本に立ち返りポータル掲載の対策をすることはもちろんですが、
今までターゲットとしてこなかった層(高齢者など)からの反響を狙って獲得していくなど、
新たな取り組みも必要になるかもしれません。
一方で売買仲介に関しては、購入反響・査定反響ともに通常通り動いています。
ただ、訪問査定を嫌がる方が多いようで、媒介取得まで苦戦する傾向が出ています。
売買営業でもオンラインで査定を行う体制を構築するなど、工夫が必要になってきています。
このような時代だからこそ、地域の不動産市場を活性化させていかなければなりません。
ただ、それは自社のみで解決できる問題ではありません。
そして、今は自社だけが儲かればよいという時代ではありません。
地域の不動産会社が連携し、共存共栄できる市場を作っていくことが、今後の新しい賃貸管理の形となっていくのではないでしょうか。
具体的にどういったことかと言いますと、管理を増やす手法で弱っている競合他社の管理物件のオーナーにアプローチするのではなく、
管理会社の最大の顧客である自社の管理オーナーに目線を向けるべきです。
今回は、管理オーナーの徹底フォローによって管理拡大を図っている会社様の事例をご紹介いたします。
《詳しくはこちら!》
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/069659
宮城県仙台市の株式会社山一地所様では、ここ5年間で5,162戸も管理戸数を増やされています。
一般的に管理戸数を増やす施策では、取引のないオーナー様に対してのアプローチに尽力する会社様が多い中、
山一地所様では、管理オーナーのフォローアップを中心に管理拡大を図っています。
5年間で受託した戸数が6,334戸(売却や建替え・取壊しなど1,172戸)、そのうち、4,863戸が
1)管理オーナーが自主管理していた物件、他社で管理していた物件の管理切り替え
2)管理オーナーの新規購入、建築
3)管理オーナー・取引先からの紹介
となっています。
もちろん一朝一夕に、ただただ管理オーナーから新しく仕事をもらえるわけではなく、
管理オーナー様に対して様々なサービスを提供してきたからこそ、こういった実績を上げることができています。
もちろん上記に記載している管理を増やしている会社の共通点も全て当てはまっております。
今回は、山一地所様の管理拡大の取り組みを、弊社のセミナーにて初公開させていただきます!
こんな時代だからこそ、管理会社の最大のサブスクリプションである管理料収入を増やすべく、
シンプルに管理拡大に今一度取り組んでみてはいかがでしょうか。
《詳しくはこちら!》
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/069659
【ゲスト紹介】
株式会社 山一地所
代表取締役 渡部 洋平 氏
資産管理部部長 千葉 伸也 氏
■開催日程・費用
・2021年2月18日(木) 13:00~16:30:オンライン
2021年2月26日(金) 13:00~16:30:オンライン
・費用 一般価格 16,000円 (税込 17,600円)/ 一名様
会員価格 20,000円 (税込 22,000円)/ 一名様
■お申込み・詳細
下記URL下部のお申込みフォームよりお申し込みください
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/069659
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賃貸経営のクラウド分析システム「FAMS」リリースのお知らせ
船井総合研究所 資産管理研究会では、オーナーの賃貸経営のキャッシュフロー
の分析・提案システム「Funai Asset Management System(通称:FAMS)」
を2018年3月にリリースさせて頂きました。
《FAMSで出来る事とは?》
①3分間で、誰でも簡単にオーナーの賃貸経営状況を分析しレポート化
②現状の分析を踏まえて今後の賃貸経営の状況を自動で算出
③要望の多かったサブリース物件の賃貸経営助教の分析も可能
《詳しくはこちらから》
https://www.funai-shisankanri.com
《FAMSに関するお問い合わせ》
賃貸支援部 資産管理チーム 三上まで
TEL:080-3547-7118
MAIL:k-mikami@funaisoken.co.jp
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三上 圭治郎
船井総研入社後、一貫して賃貸管理業界のコンサルティングに従事。オーナーの資産管理を切り口に、賃貸管理会社のコンサルティングを行う。お手伝いした企業の業績アップだけでなく、その先にいる顧客(地域のオーナー様)にまで目線を向け、業界全体の活性化に取り組んでいる。