2020年 他社との差別化で勝ち残ったマンスリー事業者の特徴【立地・価格戦略】

いつもお読みいただきありがとうございます。 

今回はタイトルの通り、マンスリー事業の立て直しSTEPをお伝えします。
今の市況では厳しいと思われがちなマンスリー市場ですが、しっかりと対策を打てている会社様では激戦区といわれるような大都市圏の市場でも変わらず高稼働を維持できています。

基本に立ち返ると、そもそもマンスリーマンションとは「ビジネスホテル以上の設備とコーディネートでビジネスホテルより安くお部屋を借りることができる賃貸物件」であり、競合は通常の賃貸物件ではなく“ビジネスホテル”です。
しかしながら、このコロナ禍でビジネスホテルの稼働状況が変化し、マンスリー市場にも連動して影響を及ぼしております。
移動の自粛でビジネスホテルの価格崩壊が起き、それに引きずられる形で大都市圏を中心にマンスリーマンションの賃料も下落しております。

このような市場環境の中で、勝てている会社はどういう会社なのか。
今回のメルマガでは勝てている会社の共通点をみていく中で、マンスリー事業がうまくいっていない場合の立て直しのポイントを2点お伝えできればと思います。

①マンスリー賃料相場の正確な把握
→競合が多いエリアでも勝てている会社の特徴はマンスリー市場の賃料相場を正確に把握しているかどうかです。
 物件は相対的に手ごろな価格設定を行えば、コロナ禍でも安定して高い水準で稼働させることが可能です。特に、“稼働率重視>賃料重視“の考えが重要で、まずは賃料を相場価格に合わせることで稼働率を上げ、少なくとも赤字を最小化しましょう。

②供給過少エリアでの仕入
→マンスリーの需要はターミナル駅にしかないと勘違いされることがありますが、実際ターミナル駅はダンピング状態にあります。
 一方で、競合が少ない周辺駅でもマンスリーを借りたいというニーズはあります。周辺駅の方が借り上げの原価も安く収支が合いやすい場合が多いです。

ポータルサイト全品調査と競合環境の把握により、①賃料相場の正確な把握、と②供給過少エリアでの仕入れ、を実践してこのコロナ禍で激戦区でも勝てている会社はあります。

上記の調査については、船井総研でサポートが可能です。

調査結果から、賃料と立地の観点から市場の中の自社と競合のポジションの把握をすることで、
今取るべき戦略の方向性を見つめ直していただく判断材料になれば幸いです。

こちらの調査をご希望の方は下記URLからお申し込みください。
https://lp.funaisoken.co.jp/mt/fhrc/inquiry.html

この記事を書いたコンサルタント

西村 優 

千葉県出身。早稲田大学卒業後、船井総合研究所へ新卒で入社。
入社後は介護・病院、人材紹介会社のコンサルティングに従事。
現在は賃貸管理会社を対象に法人特化型マンスリー事業のコンサルティングを得意領域としている。
さらにWebマーケティングや競合企業の調査を徹底的に行う事で、クライアントへの納得感のある提案を心掛けている。

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