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ビジネス

1年で4人採用して、即戦力化できた人が育つ地域一番店の作り方


こんにちは!
船井総合研究所 塗装チームの中屋です。

本日は、昨年9月より本格的に塗装ビジネスを取り組み、1年間で1店舗2.6億円を達成して、2店舗目をオープンされた会社様を紹介させていただきます。

今回から3回シリーズで行いますので、ぜひすべてを読んで貴社の取り組みにしてもらえたらと思います。

まずは今回の事例企業様の紹介をさせて頂きます。
静岡県駿東郡清水町で創業20年の塗装工事業、有限会社大栄塗装工業様です。
この会社様はもともと下請けを中心とされていましたが、下請け工事の粗利の低さと工期がコントロールできないことから、悩まされおり更なる成長の為に戸建て元請けに参入しました。
後発の参入なので、普通に参入しては負けてしまうと思い、「来店型ショールーム」を中心としたビジネスモデルを取り組みました。

そして、順調に成長していき、昨年9月より採用を始めて、4名の採用を行うことができました。
すでに即戦力化しており、営業未経験の方が入社1か月で受注されている事例もございます。

ではなぜそのようなことができるのかを、詳しくご説明させていただきます。
1回目の今回は、今回のビジネスモデルの中心である来店型ショールームについてお伝えさせて頂きます。

◆事例1:来店型ショールームで差別化を行い、競合に勝つ◆

来店型のショールームとは、他社と差別化するための大きな武器です。
ただ単にショールームを作るでは意味はあまり大きくないです。ポイントは来店型にすることです。

ショールームは「集客」に大きな効果があります。
集客はチラシやWEBで行うと思いますが、その効果はどうでしょうか?年々落ちているのではないでしょうか。それは他社と差別化ができていないからです。差別化は「ショールーム」を持つことで行うことができます。店舗認知度が上がれば上がるほど、他社と差別化ができます。

一般消費者が「あの店見たことあるけど、どうなのだろう」「チラシは入っていたけど、この店どこかで見たことある」となると、それが店舗の安心感を与えて反響へつながります。

そして、来店させることができれば、ショールームを自社のコンセプトをしっかりと構築することができれば差別化することは容易です。

だから来店型のショールームは、他社と差別化することができ、競合に勝つことができるのです。

◆事例2:来店型にするために立地にこだわる◆

では、来店してもらうために必要なことは、何でしょうか?

来店型ショールームで最もこだわるポイントは立地です。立地が悪いとその後の集客もうまく行きません。賃料をできるだけ抑えて出店してしまうと立地が悪い傾向があります。

ではどのような基準で選べばいいのか。10個ほど基準がありますが、そのうちの3個をお伝えします。

1)賃料は15万円~20万円で探す。
これは地域一番店を目指す中で、収支シミュレーションをすると15万円~20万円の賃料が適正であります。せっかく出店を考えるのであれば、地域一番店を目指した出店をしましょう。

2)視認性は200m先で確認できる店舗にする。
店舗は看板効果があり、地域に認知されやすいメリットがあります。多くの人に認知してもらうためには、店舗の看板が200m先で見えることが一つの目安です。

3)面している道路交通量が多く、スピードが遅い場所を選ぶ。
店舗に面している道路は、昼間12時間交通量8,000台以上が望ましく。車の時速が30㎞程度の生活道路は店舗の認知がされやすいです。交通スピードは早いと看板の認知が悪く、無駄に大きな看板になってしまい、初期投資が多く掛かってしまいます。

以上、3点を注意してもらい店舗の出店を考えてください。

◆事例3:ショールームはオープンが一番大事◆

ショールームをすでに行っている会社様もいると思います。しかし正直うまく行っていない人も多いと思います。

ではどこに差があるのか、それはオープンの時にしっかりと認知度を上げているのかどうか。それが重要です。

ショールームをオープンさせてダラダラと集客しているとあっという間に2年が経ちます。2年が経過すると一般消費者は目新しさを感じません。

そこで、一般消費者が、ショールームのこと知らないと「あの店は流行らない」と判断させます。
そうなると通常販促も反響の効率が悪くなり、採算が取れなくなってきます。

だからオープン2年の期間は非常に重要です。そしてそのスタートダッシュを切ることがその店が流行っているお店かどうか左右するポイントです。
そこで船井総研は、「二段階オープン法」を行っています。

二段階オープン法とは「プレオープン」と「グランドオープン」の二回行うことです。
これは船井総研の全業種が行っているオープン法です。
プレオープンは近所の人だけのみで行う、招待会のようなイベントを企画しております。
なぜ、二回オープンイベントを行うかと申しますと大きく2つあります。

1)地域密着で事業を行う際のご近所の周知活動
オープンしたお店が、近所の方が知らない・行ったことがないなどと認知されていない場合、その店は流行るでしょうか。答えはお分かりだと思います。
まずはご近所の方にあいさつをして、お店に来てもらいましょう。そうすれば、自ずとお客様が集まるお店になってきます。

2)プレオープンでオペレーションを完璧にする。
本番はグランドオープンです。プレオープンの際にオペレーションを完璧にすることで、グランドオープンの際にアポイントの確率が上がります。
イベントは参加者に対してアポイントを取れた確率は60%以上になります。
詳しくはポイント③で解説させていただきます。

このようなプレオープンを行ったあと、グランドオープンを行います。
今回紹介させていただきました企業様の事例は新聞折り込みチラシのみで14万枚を配布して、33件の来場者になりました。

◆時流適応は経営の成功させるポイントである◆

時流適応とは、時流をマクロに捉え柔軟に適応することが、経営を成功に導く正攻法です。「適応」とは、環境の変化に後手後手に対応することではなく、時流を先取りすることであり、そのためには業界の体質や特殊性にとらわれず、幅広い視野からビジネスチャンスを模索し、自社の事業として取り組んでいくことが重要になります。

是非、塗装事業の時流である来店型のショールーム事例をお伝えするセミナーがありますので
お時間を作って、ご参加してください。

来週木曜日もお楽しみに!

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