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【利益率改善】塗装会社が利益を残すための財務戦略とは
いつも塗装メルマガをご覧いただきありがとうございます。
今回は「利益率」を改善するためのポイントをお伝えさせていただきます。
【利益率改善】塗装会社が利益を残すための財務戦略とは
塗装業界は競争が激しく、材料費や人件費の高騰により、ただ仕事をするだけでは利益を残すことが難しくなってきています。
その中で塗装会社が「利益を残す」ために今日から取り組める具体的な財務戦略をお話いたします。
1. 利益構造の再確認:粗利と経費を見直す
利益を改善するための第一歩は、自社の利益構造を正確に把握し、どこにムダがないかを見直すことです。
1.1. 粗利益率(売上総利益率)の改善
粗利は「売上-売上原価」で計算されます。ここが低いと、どれだけ売っても利益は残りません。
◆適正な価格設定の徹底
坪単価や工法ごとの原価を正確に把握し、適正な利益(最低限確保したい粗利)を上乗せした見積もりを徹底します。
安易な値引き競争から脱却し、「技術力」「保証内容」「提案力」など、価格以外の付加価値でお客様に選んでもらう戦略が必要です。
◆原価の最適化
塗料や資材の仕入れルートを複数検討し、ボリュームディスカウントや安定的な単価交渉を行います。
現場での材料ロスの徹底的な削減(在庫管理の強化、必要量計算の精度向上)を行います。
1.2. 販管費(販売費及び一般管理費)の削減
人件費や家賃、広告費などの経費を見直します。
◆ムダな固定費の削減
使われていないソフトやサービス、不必要なリース契約など、毎月発生する固定費をリストアップし、大胆に削減します。
◆広告宣伝費の費用対効果(CPA)の測定
チラシ、Web広告、SNSなど、どの媒体からの集客が最も費用対効果が高いかを測定し、効果の薄い媒体への支出を絞り込みます。
2. キャッシュフローの最適化:資金繰り改善
利益が出ていても、手元の資金が尽きれば会社は倒産します。利益と並行して「資金繰り」を意識した戦略が不可欠です。
◆売上債権(未入金のお金)の早期回収
契約時に支払い条件を明確にし、請求書の送付と入金確認のサイクルを短縮します。
できる限り「着手金」や「中間金」の受領を条件に含めることで、工事期間中の資金繰りを安定させます。
◆在庫の圧縮
過剰な塗料や資材の在庫は、資金を寝かせることになります。ジャストインタイムに近い形で、必要なものを必要なだけ仕入れる体制を目指します。
◆運転資金の確保
金融機関との良好な関係を築き、急な仕入れや人件費の支払いに備えるための**融資枠(コミットメントライン)**を確保しておきましょう。
3. 生産性向上と財務体質の強化
長期的に利益を残し続けるための体質づくりも重要です。
◆ITツールによる業務効率化:
現場の進捗管理、見積もり作成、請求書発行などをデジタル化(SaaS導入など)することで、間接部門の人件費や残業代を削減し、生産性を向上させます。
◆職人の多能工化・教育投資
複数の作業に対応できる職人を育成することで、現場ごとの人員配置のムダを減らし、工事期間の短縮にも繋がります。
上記が塗装会社が利益を残すために取り組むべきことになります。
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ただ、わかっていても簡単に取り組めることではないと考えられる経営者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
・財務には困っている
・何から始めていいかわからない
・ほかの企業はどうしているのだろうか
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【開催概要】
日時
2026/01/16 (金) 11:00~16:30
場所
船井総研グループ 東京本社 サステナグローススクエア TOKYO(八重洲)
〒104-0028
東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー35階
参加費
初回無料











