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SEO対策への投資はホントに蓄積財産になるのか?
当メルマガをお読みいただき、誠にありがとうございます。
本日のテーマは「SEO対策」についてです。
たくさんの経営者様より、「SEO対策は蓄積財産になるから、リスティングよりも重要なんでしょう?」というご質問をいただきます。
この問いに対する答えは「YES50%・NO50%」です。
SEO対策に投資すべきか否か
※SEO対策とは・・・ウェブサイトやコンテンツが検索エンジンで上位に表示されるようにするための戦略や手法のこと。
「YES50%・NO50%」の意図は下記の通りです。
<YES50%の意図>
先述の通り、確かにSEO対策は蓄積財産的な観点がございます。対策を初めてから成果が出るまでに一定の期間がかかるので、「目の前の集客数に困っていない会社」は、将来投資の観点でSEO対策に投資を行うのも1つの手段でしょう。
<NO50%の意図>
地域密着ビジネスの場合、「対象となる地域の人が検索する語句」で、自社のウェブサイトを上位表示することが重要です。例えば、大阪市にお住まいで屋根のリフォームを考えているというエンドユーザーは、「大阪 屋根リフォーム」「大阪 屋根会社」などと、「地域名×業種名」で検索をするケースが多いです。このような検索語句の場合、SEO対策を行っているライバル会社が決して多くはございませんので、わざわざお金をかけて投資せずとも自社内(ウェブや現場の専門知識がない事務員)でも十分に対策を行うことが可能です。
SEO対策に投資を行うべきかは、下記の2点に基づいて判断されるとよいでしょう。
➀自社の現在の集客数の過不足(目の前の集客が足りているか。足りていない場合はSEO対策”以外”の媒体への投資が必要です。)
②自社の現在の社内体制が整っているか(専門知識を有していなくても、業務時間的に対応のできる事務員や社員はいるのか。いない場合は外注先への依頼や、専門担当者を採用するなど最低限の投資を行うとよいでしょう。)
正しいマーケティング投資の内訳は?
「目の前の集客数が不足している場合は、SEO対策に大幅に投資すべきではない」というのが結論ですが、いったい何に投資をすべきなのか、解説をいたします。
販促(マーケティング)費用の種類と業績下位・上位企業の比較図
(引用元:データ・ドリブン・マーケティング マーク・ジェフリー著)
図からわかること
・業績上位企業の方が、そもそもの売上に対するマーケティング投資額が高い
・業績上位企業はマーケティング費用のうち、「ブランディング」「CRM」「ITインフラおよび組織能力」への投資比率が高い
※図を挿入※
以上のことより業績上位企業は、社内外向けのブランディングや既存顧客へのサービス拡充(LTVの最大化)への投資を行っていることが分かります。
皆様もまずは①目の前の案件数を増やす(チラシ・リスティングなど、市場形成や需要喚起的広告)施策を行った後、上記のようなマーケティング投資ポートフォリオを描いてみてはいかがでしょうか。