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【経営者必見!】足場の価格はなぜ高騰しているのか?
皆様、こんにちは。
足場レンタルメルマガをお読みいただき、誠にありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の石田と申します。
本日は、「足場価格の高騰の原因」に関してお伝えさせていただきます。
原因1:鋼材価格の高騰
ここ数年だけ見ても、足場の原材料となる鋼材の価格が高騰を続けています。その背景には様々な理由がありますが、大きな理由の1つはロシア・ウクライナ情勢の悪化です。
ロシアに対しては世界中から非難が集まり、経済制裁や輸出入制限といった措置が取られました。しかし、ロシアは言わずと知れたエネルギー大国です。ロシアに対する経済制裁によって、世界中でエネルギー供給が不足したことで輸送コストが跳ね上がりました。
日本は鋼材をはじめ、多くの原材料を輸入に頼っています。そのため、輸送コスト高騰の影響を受けることになりました。それが、直近の足場価格の高騰に大きく影響しています。
また、最近の円安も足場価格の高騰を後押ししました。
このように、日本国内の足場価格の高騰には、世界情勢が大きく絡んでいるのです。そして、その高騰の波はすぐに収束するものではありません。
つまり、「どのように足場を確保するのか」が大きな課題になってきているのです。
原因2:安衛則改正の影響
実は、安衛則(労働安全衛生規則)が2023年3月から段階的に改正されていることも、足場の価格高騰に影響しています。その中で最も足場価格に影響を与えたのが、3月に改正された「一側足場の使用範囲の明確化」です。この法改正、「明確化」と謳われていますが、実際は一側足場を使用できる範囲が限定的になり、本足場を使用しなければならない範囲が広がりました。
安全のためには、手すりの設置義務のない一側足場よりも、設置義務のある本足場を使った方が良いのは言うまでもありません。しかし、「価格」という面から考えると、手すりの設置が必須になる分、本足場の方が価格は高くなります。
すると、本足場の需要がこれまで以上に伸びるのも目に見えています。「需要が増えると価格が上がる」。これは自然な流れです。こうして、本足場の価格が上がっていくのです。
足場購入から足場をレンタルする時代に変わり始めていると言えます。
今回は、「足場の価格が高騰している理由とは?」というテーマでお送りいたしました。
需要は大きく伸びているものの、価格の高騰による足場の購入をためらう経営者も多いと聞きます。そうした価格高騰の波が落ち着く見通しがたたない今、足場資材をどう回していくのかがカギになってきています。
その中で、足場は買いにくいが、現場を増やしたいという足場レンタルのニーズは上がっているので、足場レンタル事業はまだまだブルーオーシャンです。変化に対応し先行者利益を掴んでいただければと思います。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
貴社の経営に少しでも役立つ情報であったのであれば幸いです。
足場レンタル事業に関して今後のメルマガでも発信していきますので、ぜひご確認いただければと思います。