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塗装会社で名古屋大学の新卒を獲得できた理由【時流予測】

 
いつも塗装コラムをお読みいただきありがとうございます。

2022年に入り、有効求人倍率は1.2倍となり人材の獲得の取り合いが増えています。

どの業界でも人材不足で、とくに「きつい、きたない、きけん」の3Kの業界は人気がなく、人材の獲得ハードルはさらに上がります。

そのような状況の中でも、新卒に目を向けて次の世代の経営幹部を獲得するべく動いた塗装会社様の事例をお伝え致します。

皆さんにある募集広告をご紹介します。

【南極探検隊】

求む男子。

至難の旅。わずかな報酬。

極寒。暗黒の日々。絶えざる危険。

生還の保障は無い。

成功の暁には栄誉と賞賛を得る。

この求人は、100年以上も前にロンドンの新聞に掲載された南極探検隊の募集求人広告です。

さて、この募集広告をよんでいったいどれくらいの応募があったと思いますか?

①100人

②1000人

③5000人

正解は、③5000人

この募集広告は5000人を超える応募者が集まったと言われる世界で最も有名な募集広告の一つと言われています。

内容を読んでいただくと分かりますが、
南極探検で極寒であり、暗く、報酬もでないようなことにチャレンジする栄誉が欲しい男子集まれ!

という募集広告です。

ではなぜ、この募集広告がこんなにも集まったのでしょう?

この募集広告には、緻密な戦略が隠されています。

①媒体によるターゲットの絞込み
新聞という媒体は100年以上前では、金持ちや貴族しか読まなかった媒体です。しかも、ロンドンとなると階級社会であり、新聞を手にする人も限られえていました。

②時代の背景
当時のロンドンでは、階級社会であり長男は基本家を継ぐ。その他は事業をするか。兵隊として功績をあげるか。だったように思います。とくに男系家族の中では、長男以外は何かで功績を残さねばいけないという風潮もあったかと思います。

①②よりある程度お金をもった貴族の次男、三男の応募が多かったのではないか?と言われている募集広告になります。

ここで我々が何を学び、現代の採用戦略に落とし込むかが大事です。

もちろん、まず欲しいターゲットがいる媒体に掲載することが大事です。

ある塗装会社様では、新卒採用のために名古屋で一番を大きい会社説明会にブース出展しました。

つぎにキャッチコピーです。

ある塗装会社様では、採用に若さと地域一番というキャッチを入れてPR。

「若い会社で、若い人が集い、地域一番の会社を作り上げる」

イメージがベンチャー企業に見えるようになっています。

おそらく、普通に募集広告を出してもただの塗装店で、人の目をひくこともありません。

まわりには大手企業ばかり。

では大手に勝つためには、やはりベンチャー感が大事で、これから大手をつくっていくというのが大事だと思います。

実際に、媒体とキャッチそして当日の社長の熱弁により、まだまだ小さいな塗装会社に新卒2人が入社してきました。

そのうち一人は、名古屋大学。

中小企業からすると、、、、なぜ弊社なのか?

と疑問をもつほどです。

実際にこの新卒に話を聞くと、一番は成長性。

ベンチャーっぽくて、成長を感じることができるから。

という理由でした。

このように、いかに自社を大手と差別化するかによって思わぬ人材が入社します。

ぜひ、皆さんも一度募集広告の内容と媒体を見直して、将来の経営幹部を採用して欲しいと思います。

採用はもちろんのこと、今後の様々な問題を解決のヒントがここにあります!
参考にしてください。

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