船井総合研究所 住宅不動産専門コンサルティング 住宅不動産コンサルティング.COM塗装・塗り替え
ビジネス

スシローに学ぶ塗装業界のデジタルシフト

 
こんにちは!
船井総合研究所、塗装チームの久保です。

いつもメルマガをお読みいただき、誠にありがとうございます!

今回は最近話題のデジタルシフトや
DX(デジタルトランスフォーメーション)について
取り上げさせていただきます。

DXとはどういうものなのかについて他業界の事例ですが、
スシローの例をもとに解説していきたいと思います。

なぜスシローなのか?皆様も疑問に思われるかと思います。
理由は、「スシローは飲食業界の中でも先進的にDXに取り組み
生産性アップと粗利率向上を実現しているから」です。

是非皆様の経営にもお役立ていただけるヒントがあるかと思います。

さて、まずデジタルシフトとDXの違いはご存知でしょうか?
デジタルシフトとは、これまで紙やホワイトボードで行っていたことを
Excelやクラウドなどのデジタルツールに置き換えて管理することです。

DXは単にアナログツールからデジタルツールに移行するのではなく、
ビジネスモデルやオペレーション、人員の配置までもが大きく変わる形で
デジタルツールやシステムを導入することです。

スシローの取り組みはまさにこのビジネスモデルやオペレーション、
人員の配置に大きな変化をもたらしています。

スシローはどのようなDXに取り組んでいるのかをポイントを3つに絞って
ご紹介させていただきます。

①ホールスタッフの削減
スシローには受付がいません!

代わりにスシローの受付システムがホールスタッフのその役割を果たしています。
入店時にまず人数や希望する席(カウンター・テーブル)などを
受付システムに入力すると、推定待ち時間や整理番号が
QRコードで発行され席の空き状況に応じて案内をしてくれます。

ホールスタッフを無くすことで人件費を削減しています。

②人為的なミスの減少
受付システムの導入により、スシローでは人為的なミスも減少しています。

一般的には、ホールスタッフ同士がコミュニケーションを取り合い、
空席状況を把握し、お客様を席に案内します。

スシローの受付システムはこの業務を完全にシステムで管理しているため、
人為的なミスが起こることはありません。

例えばカウンター席が1席空いており、
前に10組ほど待っている場合でも、
その中にカウンター1名を希望するお客様がいなければ、
「カウンター1名でご希望のお客様がいらっしゃいましたので
先にご案内させていただきますが、ご理解ください」といったアナウンスが流れます。

複雑な場合でも対応できるように設計されているのです。

③原価率の削減
続いては、皿へのICチップ埋め込みと
BIツールの活用により原価率を改善した事例をご紹介します。

スシローは2012年ごろからQlikViewというBIツール
(ビジネスインテリジェンスツール/蓄積された大量のデータを分析するツール。
迅速な意思決定が可能となる。)
を導入しています。

皿に埋め込んだICチップのデータをBIツールで蓄積・分析を行うことで
レーンを流れて時間の経つ皿の量を減らし、
廃棄量を4分の1にまでおさえることに成功しています。

分析ツールの導入により、これまで時間がかかっていた
商品開発や現場からのデータ抽出が大幅に効率的に改善されています。

スシローは積極的にDXに取り組み、
ITの利便性を最大限に生かし、客のニーズに応え、ムダを減らし、
迅速な業務改善を実現しています。

こうした取り組みこそが持続的に企業を成長させる一番の秘訣なのではないでしょうか。

以上、スシローのDXのポイントについてお伝えさせていただきました。

塗装のDXには、どのような点が重要なのでしょうか?

理想的なDXに取り組むために抑えるべきポイントを
スシローの事例も踏まえ、2点ご紹介させていただきます。

1) 業務プロセスの分析
スシローのDXはどういった業務を自動化すれば粗利率を下げることができるか
というのが分析され、それを達成できるようにち密に設計されています。

スシローの受付システムは受付業務を完全に自動化できるよう
受付業務がシステムに落とし込まれています。

塗装業界においてもシステム導入時には
業務プロセスを細かく分析し、システムに落とし込むことが必要です。

例えば、見積書の作成に時間がかかっているのであれば
それをできる限り簡略化できるように細かく見積書作成プロセスを分析し
それに合わせてシステムの要件定義を行う必要があります。

2) 人時生産性向上の要件定義
システム導入によりいくら粗利率が改善され、人時生産性がどれだけ向上するか
数値ベースで目標値を設定することが重要です。

例えば、受注粗利率40%を達成するというのであれば
見積書作成の段階で40%の粗利を確保する必要があります。

さらに、完工粗利でも40%の粗利が確保できているか、
追加工事費用がかかっているかを管理する必要があります。

システムの要件定義を決める前段階で
目標値を設定しておくことで
人時生産性・粗利率の向上には必要です。

今後もDXに関する最新情報についても発信して参りますので、お楽しみにしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
来週木曜日のメルマガもお楽しみに!

メルマガ登録
財務面でのお悩みを解決!無料レポートダウンロード