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業界平均1.5~2倍の生産性を出すために必要なDX
おはようございます!
船井総合研究所の中嶋です。
ようやく涼しくなって参りましたが、
いかがお過ごしでしょうか。
増税・コロナショックによる塗装業界への影響も、
多少は緩やかになってきたのではないかと感じております。
さて、今回のコラムは
“業界平均1.5~2倍の生産性を出すために必要なDX”についてです。
なぜ今企業に、高生産性経営が求められるのでしょうか?
現在の塗装業界の時流は、
✓業界が成熟しており競合数増・市場価格の下落
✓人口減少によるマーケット縮小
✓2025年問題を筆頭とする労働人口減少
✓不況期にも対応できるキャッシュフロー改善
など、乗り越えていかなければいけない壁が多くあります。
営業利益+5%の経営×業界平均1.5~2倍の生産性をビジョンとし、
企業が永続するための高収益経営とDXが求められます。
ここで聞きなれないDXという言葉が出てきましたが、
なんの略語かはご存知でしょうか?
デジタルトランスフォーメーションの略語である、
既存のオフライン業務をオンライン(デジタル)に切り替えるのはもちろんのこと、
企業がデータやデジタル技術を活用。
組織やビジネスモデルを変革し続け、
価値提供の方法を抜本的に変えることを指します。
これは“田舎だから”は関係なく、
経営者が絶対にDXから逃げないことが大切です。
また、経営者が忘れてはいけないのが、
システム導入を目的にしないことです。
既存業務を点と点を線で繋げるイメージでDXを行います。
上記はシステム導入の際のプロセスです。
まずは、
どんな高収益経営を行いたいか?
どれくらい生産性を上げたいか?
を定義しましょう。
その後、既存業務の分析を行うのです。
たとえば、某システムを導入している会社様では、
年商9億ながらも全従業員・協力業者様にもシステムを落とし込み、
従業員の年間休日110日を確保しています。
「営業マンの残業時間も増え、従業員の離職が続いていく・・・・」
無駄な時間が多いという悩みを抱えていらっしゃいました。
しかし、これではいけない・・・
そう思い、経営者様が一念発起。
一気にシステムの導入に踏み切りました。
例えば、現在協力会社を採用する上で
最も重要視している事はシステムを使用できるかどうか。
“技術力”よりも“システム活用できる協力会社”
を重要視して採用しています。
既存協力業者への落とし込みは、
職人会&懇親会を4ヶ月に1回開催。
年末の職人会でランキングを付けて1位の職人には金一封を贈与しています。
表彰項目にシステムを使いこなしていることに加え、
現場マナー・営業のサポート・綺麗な現場写真の撮影、などが挙げられます。
現場の写真撮影などのために営業の訪問回数も多く、
対応数を増やすために休日出勤が余儀なくされていました。
しかし、今では写真の撮影は職人が行い、
システム上で共有する事で現場への移動時間と滞在時間が大幅に減少しました。
これはこの会社様だから特別、
ということではなく、
全国の多くの塗装会社様が取り組んでいらっしゃいます。
システムの導入やDXに関してご相談のある方はこちらのページよりお申し込みください。
https://lp.funaisoken.co.jp/mt/form01/inquiry-S030.html?siteno=S030