M&A

【建設会社向け】1からはじめる人事評価・給与制度セミナー

「社員増えてきたし、うちもそろそろ評価制度を考えないとな…」
「うちの社員でもわかるようシンプルな評価・給与制度にしたい…」
「他の会社って評価制度や給与制度ってどうしているんですか…?」

多くの会社様からこうしたお悩みをいただきます。
その中でも建設会社は特に制度の取り組みに対して抵抗感が強く、また取り組むまでのハードルの高さを感じます。

その要因は、
・うちの社員には難しい制度は伝わらないし、かえってモチベーションが下がる
・ベテラン社員が多く、そうした評価制度とかをそんなに求めていない
こうした理由もあるのでしょう。

しかし、本当に今のままでよいのでしょうか?

建設業界はいま厳しい状況にいます。
・少子高齢化が加速し、若い人や経験者の採用難
・資材高騰による工期延長や利益率低下
・残業時間に関する規制の強化

これらの解決に向けて、社員が同じ方向を向き、会社が求める役割や行動を一生懸命頑張った社員を評価・還元する制度が必要不可欠です。

今回は、そうした想いで実際に人事評価・給与制度構築に取り組んだある建設会社様との出会いと、実際に取り組んだことのダイジェストをご紹介します。

平均年齢が高く、社員が個人事業主のような組織で取り組んだ3つのこと

出会いは、コロナ真っ只中の時に弊社でWEB開催した人事評価セミナーにご参加いただいたことがきっかけでした。
常務(社長の奥様)が参加され、そのご縁で一緒に制度を1から作っていくお手伝いが始まりました。
100年企業に向けて、また今後若い人が入り、先輩が後輩を育成できるような仕組みを整備したいという想いがありながらも、現場の社員はほぼ個人事業主のような働き方で、「教える」文化はなかなか定着していなかったように思います。そんななか、大きく3つの取り組みを行いました。

①社員に求める役割や行動の明確化
現場の施工管理や営業など、それぞれベテラン社員は各々自分のやり方で会社の売上に貢献をしていました。その一方で、若手社員は覚えることも多く、なかなか定着しないという側面もありました。
なので、会社としてまずは各社員にやってほしいことを1枚の紙にまとめた「人事評価シート」を作成しました。
このシートにはやってほしいことと、その基準が一目見たらわかるようにまとめてあります。まずは、社長が考えている社員にやってほしいことを「明文化」することから始めたのです。

②会社が求める査定ルールの言語化と移行
①で作った人事評価の結果をもとにどのように賞与査定をするのかのルールを策定しました。実際には退職間近の社員も複数名いるため、制度移行は時間をかけながら徐々に取り組んでいるのですが、それでも以前のさじ加減からは進歩した取り組みとなりました。

③今後の成長や想いを聞く評価面談
作った制度はそのままでは意味がないため、人事評価結果を社員にフィードバック面談として伝えるという取り組みを行いました。ここでの一番のハードルは、評価をつけた上司が部下に直接面談では言いにくい。。。。というような課題にぶつかりました。これは、そもそも上司も部下の現場の状況をしっかり管理・把握できていないという現状の課題も大きな要因です。これに対して、無理やりやらせるのではなく、まずは評価結果は会社で最終ジャッジしたものとし、社長をはじめ経営陣からフィードバックをするという形式をとったことで、社員と経営陣の前向きなコミュニケーションも増え、少しずつ制度が自社流になってきました。

制度を取り組んでみて、社員からの反応

実際に評価制度や給与制度を作っていく、見直していくうえで経営陣が抱く一番大きな悩みは、「これで本当に社員のモチベーションがあがるのか?」ということだと思います。

全員が全員、モチベーションが上がる制度というのはないのかもしれませんが、大事なことは「自社で頑張っている社員にとってモチベーションが上がる制度かどうか」だと考えています。

実際に今回の会社様でも、現場社員から
・今までは定年まで働くつもりはなかったが、頑張って長く働くビジョンが見えた
・もっとこういうことを評価してもらえたら頑張れる
というようなプラスの声も出てきました。

今後、さらに若い人や頑張っている社員がモチベーションが上がるように、より評価と賃金制度を連動させていく仕組みにブラッシュアップしていく計画を立てています。

建設会社が初めて取り組む「シンプルな」人事評価・給与制度のポイントとは

今回の建設会社様も最初は
・うちにはまだ早いかもしれない、、、
・うちは特殊だから、、、
・うちにはこれは難しいかもしれない、、、

というようなやり取りもありましたが、進めていく中で
いまよりももっと良い会社にしていきたいという想いで、制度構築を進めていきました。

いきなり100点満点とはいきませんが、少しずつ時間をかけながら着手し続けることがより良い会社づくりのためには1番重要です。

今回ご紹介した会社様にも実際に登壇いただき、建設会社さんが1から取り組む人事評価・給与制度のセミナーを開催することになりました。

<セミナーのポイント4選>
①社内制度の磨き込みこそ、建設会社が生き残る術だった!?
2024年問題が叫ばれている中、やるべきことはたくさん。しかし、社員が生産性高く働ける環境整備こそが、すべての戦略の第一歩となります。

②評価しにくい施工管理、作業員。なんとなく評価とはもうおさらば!
営業職と違い評価がしにくい施工管理や現場作業員。一方で採用難易度が高いので、モチベーション高く働いてもらうことが事業展開における最重要指標の一つでもあります。何をどうやって評価すればよいのか事例をもとに解説します。

③シンプルな賞与・給与査定のノウハウ大公開
社長のさじ加減での給与計算から脱却し、なぜその査定になったのかを説明できる仕組みづくりについて解説します。

④社内高齢化が進む中で若手受け入れができる社風づくり
長く続く会社づくりに向けて若手社員の採用・受け入れは不可欠。若手社員を育てる環境=ベテラン社員が後輩の指導・面倒ができるようになるための管理職教育のポイントをお伝えします。

このような方におススメ

①人事評価・給与制度をしっかり作るのは自社にはまだ早い、と思って全く制度が存在していない方

②採用や労働環境、社内制度など課題だらけでどこから手を付ければよいか悩んでいる方

③形骸化せず上手に活用できる人事評価・給与制度の構築・運用ノウハウを取り入れたいと考えている方

④実際に評価制度・給与制度を活用している生の事例を聞いて自社でもマネしたいと考えている方

⑤若い人を採用し、長く続く企業へと成長させたいと考えている方

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