広告へのタレント起用の常識を覆す～採用事例から学ぶタレントブランドマーケティングとは

第97回経営戦略セミナー 経営研究会 全国大会2024
分科会講座にて、「アクセルジャパン」を提供している株式会社ブランジスタエール兼株式会社ブランジスタメディア 代表取締役社長
井上秀嗣氏が登壇し、企業が抱える広告施策における課題を解決するための新たな手法が紹介されました。まさに従来のタレント起用の常識を覆し、日本の99.7％の企業においてもブランド戦略に新たな選択肢をご提示されました。

また導入企業の成功事例として、株式会社マーキュリー 取締役社長
秋間剛様（以下、秋間社長）も登壇し、主に採用事例として、タレント起用の背景から、実施事例および抑えるべきポイントについて対談されました。

タレント起用による成功事例の紹介

目的は認知度向上と信頼感の醸成であり、人材を活用したセールスプロモーションやオペレーションアウトソーシングを手がける株式会社マーキュリー様では、採用活動のシーンでタレントのヒロミさんを起用しています。
「当社の成長において、採用活動の成功が極めて重要です。認知度向上は、その一環として欠かせない要素です。私たちは、広く知られたタレントを起用することで、認知度を高め、さらに信頼性を向上させることを目指しました。」（秋間社長）
そして、ヒロミさんの起用により、特に新卒採用における保護者の方々にも安心感を持っていただける効果が期待されています。

タレント起用の効果測定と評価について

タレント起用の効果について、見るべき指標、そして、評価分析の方法を明確に設定されています。
今後も、以下の目的を主軸にタレント活用を進めていかれるとのことです。
企業認知度の向上：有名タレントの起用により、応募者の間で企業の認知度が上昇
信頼性の強化：タレント起用が企業イメージを向上させ、応募者やその保護者に安心感を与えた
注目度の増加：合同企業説明会などでタレントを活用したことで、より多くの学生の興味を引いた
また、評価に関して抑えるべきポイントは以下の通りお話いただきました。
「施策においては、数字に対する冷静な分析が重要です。タレント起用は、認知度や信頼感を高めるための大きな要素ですが、最終的にその効果を活かして入社につなげるのは社員のサポートです。プロセスの数字をしっかりと見据え、着実に結果を追求することが大切です。」（秋間社長）

成功企業の経営者から学ぶこと

タレントを起用する企業の経営者で成功されている企業の共通点は、導入に際しての課題の整理から選定、ＫＰＩはしっかり数字と向き合い、そしてこのタレントでの指標だけでない企業として成長に必要な社員のレベルアップや企業文化の向上、そして持続的な成長に向けた長期目線の重要性をお話いただく機会が多いです。
2023年からタレント起用を検討する企業様のご相談を100社以上お受けしており、導入企業様の生の声も30社ほどお聞きしています。
最小投資でのブランド戦略として、そのひとつの手段として、有名タレントを起用し、活用していくことは成長企業の皆様にとって有効な選択肢になっていると思われます。
（株式会社船井総合研究所　事業開発本部　アドテク・Webグループ　次屋正法）

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