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やり切る力のある組織の作り方
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いつもありがとうございます。船井総研の宮下です。
賃貸不動産ビジネスの業績アップを専門とする経営コンサルタントです。
いよいよ2021年も終わりですね。
繁忙期に向けた準備は順調でしょうか?
やるべきことを年内にやり切った会社だけが
良い成果を残すことができます。
是非とも社内全体に号令をかけて、
一致団結して年末まで走り切ってから
準備万端で年越しを迎えていだだけたら幸いです。
本題に入る前に、ちょっとだけお知らせです。
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お知らせ:【経営者さま限定】賃貸管理戸数が倍増するDXセミナー
URL:https://www.funaisoken.co.jp/seminar/081601
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毎年のように「管理物件数」を増やして事業基盤を強化し、
さらにそこから「売買」「工事」などの売上を作っている
賃貸不動産会社には【秘密】があります。
その【秘密】【ノウハウ】を、
当日ご参加いただいた方だけにお伝えするセミナーです。
日程は「2022/2/25(金)」「2022/3/24(木)」の2日間から選べます。
時間は「13:00~16:00」の3時間ですので、
忙しい経営者・幹部の皆さまでもサクッとご参加いただけます。
さて、今回は「やり切る力のある組織の作り方」についてお伝えします。
賃貸不動産会社にとっての繁忙期は、
色々と予期せぬトラブルが起こったり
前後での退職者が出たり、
なんだかんだで頭を悩ませる期間ですよね。
繁忙期中や、その前後には、
「自社の本質的課題」に直結する出来事が沢山起こります。
しかしながら、
「何はともあれやらねばならない」のが繁忙期ですから、
火事場の馬鹿力的なパワーを発揮して乗り越えるわけですが、笑
喉元過ぎて4〜5月を迎えてそのままにしてしまうと、
来年また同じことが起こります。
結果として、
翌年の繁忙期前後での社員さんの退職が起こったりして、
中堅メンバーだけが残って歳を取りながら
若手メンバーはいつまで経っても増えていかず
いつも「採用」「育成」の悩みに追われ続ける
ということになってしまいがちです。
自社ではいかがでしょうか?
この問題の本質には「3つの課題」があります。
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①業務の種類が増えてきて、社員全員がいつも仕事に追われている
②個々の担当業務の「情報共有」ができていないため、互いにサポートできない
③社員ひとりあたりの売上が低いので、スタッフ数を増やすことができない
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これらの課題に正面から向き合って「課題解決」を図らないことには、
いつまで経っても自社は「壁」を越えられずに成長できない…
ということになってしまいます。
しかしながら、こういった
多くの賃貸不動会社さまが陥るスパイラルから抜け出して
「壁」を超えて次のステップに成長することができている会社さまは、
全国各地に数多く存在します。
そういった成功事例を知ることは、
自社が抱えている課題を解決し、
売上目標を達成して成長し続ける会社にするための
キッカケになるかも知れません。
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今回お伝えしたいこと
1.仕事のプロセスを組み直す
2.情報共有を1つにまとめる
3.「次の営業」にデータを活かす
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1.仕事のプロセスを組み直す
例えば賃貸仲介をベースとしながらも、
管理、工事、売買、などと「仕事」を増やしていった結果、
「設計図のない家」のように動線の悪い組織ができてしまい、
例えて言うなら「トイレを通ってキッチンに行く」ような状態が
自社の仕事のプロセスのなかで起こっているというわけです。
うちはそんなことないと思われるでしょうか?
船井総研でお手伝いさせていただいてる
全国の賃貸不動産会社100社さまで検証すると
「100%の確率」で起こっている現象です。
間違いなく自社でも起こっていますので、
繁忙期の前か後か、いずれにしても必ず、
「業務プロセス分析」を実施することを強くおすすめします。
2.情報共有を1つにまとめる
既に「業務プロセス分析」を終えて、仕事の分断や重複をなくした
北海道のS社さまは、大きな壁を克服し、
賃貸管理戸数が5倍、売上が6倍に増えました。
残業に追われていた事務社員さんの業務は「月500時間」も減り、
トラブル対応や退去・入居などの業務に追われていた営業社員さんも
同様に「月500時間」の業務が減りました。
当然ながら、
時間に余裕のできた社員さんは「残業なし」で帰宅できるようになったり、
「オーナー訪問数」を増やしたりすることができるようになったりして、
コスト削減、売上アップの両方を実現することができました。
その際、業務プロセスの見直しと合わせて行なったことが
「kintoneをベースにしたシステム開発」です。
家賃管理システムや物件情報管理システムでは管理できない
「退去関連」「入居関連」「トラブル関連(サービスリクエスト関連)」など
といった業務を一元管理するために「業務プロセス改善+デジタルツール活用」を
を実行したことが、情報連携の強化、実行力のアップにつながりました。
3.「次の営業」にデータを活かす
KintoneやSalesforceやZOHOなどを活用して「営業支援システム」を開発して
「情報共有を1つにまとめること」ができた会社は、日常業務の中で、
様々なデータを「データベース」に蓄積していくことができます。
蓄積されたデータは「自社独自のビッグデータ」となり、
賃貸仲介営業、売買仲介営業、資産管理営業などに活用することができます。
埼玉県のY社さまは、約250名の賃貸物件オーナーとのお付き合いがありますが、
その基盤から「毎年1~2億円の売上(=粗利)」を獲得することができています。
資産10億円以上のオーナーリスト、そろそろ外壁塗装しそうな物件のオーナーリスト、
賃貸経営が「大黒字」で節税したいオーナーのリストなど、
「営業をかけたら商売につながるリスト」を持っているからこそ
毎年7~8%のオーナーから効率的に相談をいただけるように営業ができています。
京都府のH社さまは、過去の反響顧客、契約客に再アプローチし、
賃貸仲介での住み替え客、売買仲介での購入客を
「非常にたくさん」獲得することできています。
いかがでしょうか?
時間、情報、労働力を無題にせず、最大活用できている賃貸不動産会社さまでは、
「壁」を破って「次のステップ」に到達し、大きな成果を出されています。
繁忙期中や、その前後に起こる「自社の本質的課題」に直結する出来事。
そこに正面から向き合って「課題解決」することで、
周りの会社との競争から抜け出して大きな差異化を上げることができる!
という成功事例をお伝えいたしました。
賃貸不動産会社さまに「あるある」の「3つの課題」。
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①業務の種類が増えてきて、社員全員がいつも仕事に追われている
②個々の担当業務の「情報共有」ができていないため、互いにサポートできない
③社員ひとりあたりの売上が低いので、スタッフ数を増やすことができない
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放っておいても、後回しにしても、勝手に解決することはありません。
なるべく早く対応し、いち早く「大競争状態」から抜け出していただければ幸いです。
【経営者さま限定】賃貸管理戸数が倍増するDXセミナー
宮下 一哉
1973年生まれ、神奈川県出身。 2002年に船井総研入社し、賃貸管理会社向けの コンサルティングに20年超従事している。 「マーケティング×マネジメント」視点での 総合的な差別化戦略構築により 「100億×100年企業づくり」をサポートし、 大手・中堅企業から全国各地の地域一番店の コンサルティングを担当。 「ビジョン経営」「DX」の推進などによる 社内一体化や高収益体質化を進めていく手法が 好評を得ている。