塗装ビジネス研究会2019年8月例会

『2019年上期の反省と対策』

第1講座では「上期の振返りと具体的施策」と題しましてお話をさせて頂きました。

まず上期の振り返りとして

①売上高推移
　1-3月・4-6月対比では、105％の微増
　⇒6月閑散期の売上増からも増税意識消費マインドにある

②客単価推移
　1-3月・4-6月対比では、87％のマイナス成長
　⇒価格を意識した消費マインド傾向になりつつある

③集客数推移
　1-3月・4-6月対比では、117％の増加
　⇒消費マインド向上により、閑散期集客の下落幅が低い

④契約数推移
　1-3月・4-6月対比では、118％のプラス成長
　⇒予算さえ合えば、契約を決めやすい環境にある

今日から実施できる業績アップのための具体的施策として

①集客力アップの施策
　⇒地元の認知度を上げるための野立て看板
　⇒WEB広告を上位表示させる
　⇒顧客からの口コミを増やす
②お金をほとんどかけない営業マンの採用施策
③職人未経験者の育成施策

いずれも概略ではありますが、上記内容をお話しさせていただきました。

『職人の早期育成術』

第二講座では、ゲスト講座として株式会社メガステップ代表取締役の小山様にご登壇いただきました。
塗装未経験者を独自の教育カリキュラムによって、1ヵ月という短期間で即戦力化できる職人道場（研修センター）について

①なぜ短期間で育成可能なのか？
　⇒研修センターに1ヵ月泊まり込みで、徹底的に必要な技術のみ反復練習でき、
　　雑務をこなす必要がないため通常一人前になるまで2年～3年かかる時間を省くことが出来る。

②実習内容
　⇒材料の知識
　⇒道具の知識
　⇒養生の知識と実技
　⇒刷毛・ローラー使用法
　⇒ローラーパターン塗り実技

③職人道場の料金が実質無料なのはなぜか？
　⇒職人道場の受講費用には、国からの助成金を活用できるため。
　　しかも社会保険労務士による助成金申請サポートもついている。

このような内容でご講演いただきました。
短期間で職人を育成できる詳細な内容については、ご参加いただいた方のみの特別講演となっております。

『施工現場生産性UP講座』～生産性1.7倍事例大公開～

第3講座では、弊社より「施工現場生産性UP講座～生産性1.7倍事例大公開～」と題しましてお話させていただきました。
施工現場の生産性を上げるためには、作業能率の改善が重要となってきます。
具体的に作業能率を改善する2つのステップを紹介いたします。

【業務ステップ】
①アナログ手段で業務を把握する
　⇒業務日報など
②デジタル手段で業務を把握する
　⇒ダンドリワークなど
③取り組みを評価制度に取り入れる

【人のステップ】
①自社職人でお手本としたい社員を育成する
②お手本社員の行動を広めていく
③協力業社までお手本社員の行動を広めていく

以上のような、施工現場の生産性を上げるための具体的な施策をご紹介させて頂きました。