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繁忙期だからと言って残業してませんか?
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いつもメールマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。船井総研の林です。3月に入り繁忙期も終盤に差しかかって来てお忙しくお過ごしかと思います。しかし、この時期になると今でもチラホラと経営者に聞くのが「繁忙期は残業が・・・・」「遅くまでやってます・・・」とのお声です。確かにこの時期の夜に不動産会社様の前を通ると、電気がついておりカウンターで作業する営業さんを見かけるなんて事も珍しくありませんね。
一方で、最近は繁忙期であっても定時で帰宅出来ているような会社も増えています。そして、そうした会社の方が業績が好調な傾向にありますし、繁忙期だからといって残業を正当化する時代は終わった言えるかもしれません。
この時期の残業はしょうがない・・・と思う方も多いかもしれないですが残業が増えると下記のような4つの弊害が考えられます。
①健康の問題
長時間労働は、睡眠不足やストレス増大につながり、精神的、肉体的健康問題を引き起こします。
②作業効率の低下
疲労が蓄積することで、集中力が低下し、作業の効率が下がります。結果的に更なる残業を招く悪循環に陥ります。現に繁忙期になると掲載の入力ミスが発生したり、追客がおろそかになるケースが多くあります。
③離職率の上昇
残業の常態化は、ワークライフバランスの崩壊を招き、社員の職場に対する満足度を下げてします。結果として、優秀な人材の流出や離職率の上昇につながってしまいます。特に繁忙期に社員が離脱する事は会社全体にとっても大きな損失になります。
④新規採用の困難
離職が多くても、どんどん新しい採用が出来ればいいのですが、現代ではどこの会社もより新しい人材を採用することに苦戦しておりますし、シンプルに採用にはお金がかかります。ある2統計調査では中途社員を1名採用する為に必要な費用は100万以上と言われるほどです。
これらの問題を解決するための一つの効果的な策が「分業化」です。分業化により、業務効率が大幅に向上し、作業時間を減らすことができます。これは、各スタッフが得意な分野に集中し、全体の生産性が向上するためです。
分業化を進めるべき主要な業務は以下の4つです。
1.物件のネット入力
2.反響対応
3.物件案内
4.賃貸借契約書の作成関係
分業化の優れた例として、東京都江戸川区の株式会社コーユー様の事例が挙げられます。分業化を導入し、繁忙期でも残業を減らし、業績を向上させることに成功しました。特に、新卒社員を反響対応に専念させた結果、売上が146%に達するなど、顕著な成果を上げています。
セミナー開催のお知らせ
このような分業化の取り組みをより詳しく学ぶために、2024年3月26日(火)に株式会社コーユー様の千島社長をお招きしてセミナーを開催します。千島社長からは、分業化導入のきっかけ、具体的な進め方、そしてその効果について直接話を聞くことができる貴重な機会です。残業時間の削減と業績向上を目指す皆様、ぜひご参加ください。
▼セミナー詳細はこちら
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/108845