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2023年の屋根業界における時流徹底予測
屋根ビジネスコンサルティングレポートをご覧の皆さま。
こんにちは!
本日も屋根ビジネスコンサルティングレポートをお読みいただい誠にありがとうございます。
本日は「2023年の屋根業界における時流徹底予測」と題して、
前半部では、転換期を迎える屋根業界の現状を、
後半部では、2023年取り組むべきことをお伝えして参ります。
屋根業界の現状
屋根業界は、大きな転換期を迎えています。
まず外部要因の現状からお伝えして参ります。
【政治】
インボイス制度の開始
瓦の固定義務化
アスベスト法改正
ドローン飛行規制(法制度)
【経済】
先進国の中で国内総生産(GDP)の伸び率が最も低い
物価上昇(建築資材の平均物価高騰率は16%とも言われる)
【社会】
新型コロナウイルス感染拡大
物価上昇に賃金の上昇が追い付いておらず、購買力は下降している
(実質賃金は下降トレンド・名目賃金は上昇トレンド・消費者物価は上昇トレンドによる)
2025年の壁問題(段階世代の高齢化に伴う引退)
1980年代は1500億円あった瓦市場が現在では、75%減の500億円以下まで市場規模が縮小している
【テクノロジー】
太陽光パネル付き屋根材のシェアアップ(海外)
ドローン技術の向上
【競合】
元請け屋根リフォーム業界へ参入を始める会社が増加しつつある
周辺業態の塗装会社も外壁塗装店から外装リフォーム店にモデルチェンジを図り始めている
など、今まさに大きく外部環境が変化しています。
2023年屋根業界はこうなる!
2023年、どのようなことが起こるのでしょうか。
抑えるべき業界のトレンドは、
インボイス制度開始により
小規模事業者ほど利益確保が難しくなる。
その結果、自己資本比率が低下。
資材の高騰が止まる目途が立たたないことから、
2023年も値上がりが続いていく。
昨今の動向から新型コロナウイルス感染拡大に対する
行動制限が行われる可能性は低いと予想される一方、
国内労働者の賃上げは追いつかず、
国内の購買力低下がさらに進行していく。
2025年の壁まで残り2年。
団塊の世代の引退がさらに加速し、
職人不足が加速する。
高粗利で受注できる
元請け屋根リフォーム業界へ参入を
始める会社が引き続き増加。
原価値上がり分を客出し価格に反映させられるか、
工事会社を確保できるかが重要です。
このような外部の要因が大きく変化する時代に
どういった取り組みを行うべきか、
続いてはそのポイントを3つまとめています。
2023年取り組むべきこと その❶
BtoB向け屋根工事業のみの場合は、
より高収益な第二本業を立ち上げていくことが必要です。
業績を安定させる最大のポイントは
伸びる市場で戦うことです。
年々、新築着工棟数が減少しているように
人口減少が進む日本では、
新しく建物を建てるより
修理して長持ちさせたり、
解体するといったニーズが高まってきます。
年々市場の縮小とともに
売上も緩やかに下降していくことが予想されるため、
成長している市場で、その需要を取り込むことが
求められています。
2023年取り組むべきこと その❷ 人材の確保
持続的に企業を成長させるためには
従業員も増やしていく必要があります。
屋根ビジネスは基本的に労働集約型ビジネスです。
従業員の増加とともに、
施工力・営業力を増やし
業績を伸ばすことができます。
しかし、多くの地方では
人口が都心部へ流出し
このトレンドが止まる兆しはありません。
団塊の世代(60〜70代)
団塊Jrの世代(40〜50代)が
多くを占める会社が多い中、
地方でも伸びている企業は
20〜30代世代についても採用しています。
まずは採用への投資を行うこと、
そして、どの世代に対しても
魅力的な会社ブランドづくり
働きやすい職場環境の整備が求められています。
2023年取り組むべきこと その❸ 安定した工事件数の確保
工事件数の確保、これは屋根ビジネスでも特に重要は指標です。
工事件数が確保できなければ、
どれほど優秀な施工班・営業がいても
会社の収益にはつながりません。
外部要因の変化が激しい時代だから
という要因はあっても、それが原因で
「売上が下がってしまう」
「工事件数が確保できない」
「十分な利益が確保できない」
「その結果、従業員の年収が下がってしまう」
というような事態に陥っては元も子もありません。
売上につながる最重要指標として
集客数の確保については
費用対効果が一時的に下がったとしても積極的に
かけていく必要があります。
成功事例
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
本日は「2023年の屋根業界における時流徹底予測」と題してお伝えさせていただきました。
ぜひもっと詳しく知りたいという方は屋根ビジネスについて詳しく知ることができる資料を作成しておりますので、ぜひお読みいただければと思います。
それではまた、次回のメルマガでお会いしましょう。
次回もお楽しみに。