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【必見】塗装事業の下請け→元請け化への道 (具体的な方法も公開!)
今回のメルマガテーマは、『元請け化』です。
なぜ本テーマを選んだかと言うと、、、、
よくある下請け中心の塗装会社の悩みとしては下記のとおりです。
「塗装の下請けをやっているけど、単価が低く儲からないので、元請け化したい。だけど、どうやったら元請け化できるんだろう?今の元請けに睨まれないかな。」
といった悩みがあります。
結論、「今の元請けがどうこう言われるケースは少なく、元請けになると単価が高くなるので積極的に元請け化した方が良い」
という事になります。
■それではどのようにして元請け化していったら良いのでしょうか?方法を伝授します!
具体的な元請けになる方法は
・・・・
「元請けになる日付を手帳に入れる(元請け化への覚悟を決める)」
まずこれを行うことが最初のステップです。
私は思いたったらすぐ独立するというのはおススメしません。
元請け化の成功確率を1%でも上げるためにも、1年後元請けになると覚悟を決めたら、まず手帳に日付を書き込み、「元請けまであと●日」と●の部分を記入していき、
このように逆算して準備していくことから始められることをおススメします。
■なぜ元請け化するのに準備が必要なのか?
いざ自身が元請け化をすることを決め、すぐに下請け仕事を断り元請け化をすると、今抱えている工事を終えたら収入が0円になるからです。
私も経験がありますが収入が0円の状態になると、資金繰りに困るので、
1カ月先の社員への支払いや家賃、光熱費等の費用負担がすぐに感じられ、余計に追い込まれていきます。
そのため、下請けの時から元請けになる準備をしておくのです。その第一段階が手帳に日付を埋める覚悟から始まります。
そして、その次の準備は、、、
自社でいかに顧客を増やすための活動をしておくかです。
■どのような準備が必要なのか?
元請けで戸建て住宅を受注するためには、何が必要なのでしょうか?
下記に挙げさせていただきました。
①広告を行うための1年間のスケジュール表
②元請け戸建て住宅の塗装受注チラシ
③元請け戸建て住宅の塗装受注ホームページ
④元請け戸建て住宅の塗装契約書フォーマット
⑤元請け戸建て住宅の塗装見積もり書フォーマット
⑥元請け戸建て住宅の外壁、屋根劣化診断書フォーマット
⑦塗料のカタログ
⑧塗料メーカーの塗板
⑨専用メールアドレス
といったところでしょうか。(もちろんこれより少なくても営業できるよ!というご意見もあると思いますが、できればこれくらいは準備しておきたいものです。)
また、下請けで使っているものを使えば良いよという意見もあると思います。ただ、下請けと元請けの大きな違いに、「プロ⇔プロ」のやり取りか、「素人⇔プロ」のやり取りかといった違いがあります。
プロとプロのやり取りでは、日常的に「何回も同じやり取りを繰り返す」ため、ツーカーの仲という関係性で「この人は何を言いたいのか」が分かりますが、
素人とプロのやり取りでは、素人の人は塗装の事を分からない事が多いので、「細かく丁寧に分かりやすく話をする」必要があります。そのため、営業ツールであるチラシやホームページ、契約書、見積もり書、診断書なども簡素なものではなく、より細かく分かりやすいものが求められます。
そのため、この準備をするとなると、思っている以上に忙しく時間も労力もかかるものです。
だからこそ、元請け化を本格的に行う前に準備しておく必要があるのです。
■最後に(元請けになりたいと思っている方へ|塗装コンサルタントからのメッセージ)
これをお読みの皆様は今まで塗装職人として独立をされてから、決して平たんな道を歩まれてきたわけではないと思います。
「何とか仕事がほしい」
「何とかして職人に仕事を作ってやりたい」
と思って一生懸命日々駆け抜けられてきたかと思います。
そして、頭を下げ続けて何とか取れた下請け仕事。たくさんの人たちに支えられてここまで来れたと思いますし、元請けへの義理もあると思います。
ただし、皆それぞれの道があります。
下請けが元請け化することは心情的に思うところはあると思いますが、そこを振り返らずに一歩を走り出すことで何かが確実に見えてきます。迷わずに前だけを見て一生懸命に進みだそうとする姿勢が、現在の元請けから応援される一番の方法なのではないでしょうか。
皆様も下請けから元請け化への道を応援しています!
以上、今回のメルマガとしたいと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
来週火曜日のメルマガもお楽しみに!