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2019年11月21日

塗装ビジネス研究会11月総会

2019年11月21日



皆様、こんにちは!

塗装ビジネス研究会の谷です。
2019年11月度の塗装ビジネス研究会の様子をお送り致します。

今回の構成は第1講座『評価賃金制度導入による人財マネジメント』、第2講座『下期の振返りと2020年に向けた施策』、そして第3講座は塗装ビジネスアワードの受賞企業様によるMVP特別講座となっております。
また、年内最後の研究会ですので本年度に様々な方面でご活躍された会員様に対しアワードの授与を行いました。

評価賃金制度導入による人財マネジメント

本日の第一講座では『評価賃金制度導入による人材マネジメント』と題しまして、
船井総合研究所 中嶋 よりお話をさせて頂きました。

本講座では評価賃金制度導入によって人材の定着をはじめとした人材マネジメントの必要性・塗装会社における導入モデルについてご紹介したのですが、ひとえに「評価」といっても、予算や個人売上、クレーム発生率等の数値を中心とした『定量面』の評価と、営業成績に至るまでの勤務状況や部下のマネジメントスキルなど、つまりは成果を出すまでの「プロセス面」を評価する『定性面』の評価に分けられます。

昨今の日本において人口減少の話題は枚挙に暇がありませんが、労働人口の減少に並行して『そもそも消費する人の数も減少している』ということを意識されておりますでしょうか?
たとえば人口が10%減ると、単純に売上の10%が無くなってしまうことになります!
そんな状況において、売上アップに不可欠な「従業員」の定着率を高水準に保つためには評価賃金制度の導入が不可欠であるといえます!

そこで、まず本講座でお伝え致しましたのは
①自社のビジョン ②個人の目標 ③プロセス評価内容
をそれぞれ設定する必要についてです。
なぜなら多くの企業様では実際自社の状況・ステージに即した評価賃金制度が整備されていないという事が非常に多いからです!

そして、それらがあった上で実際に「どうしたら給与が上がるのか」、「自社はどのような評価賃金制度なのか」といったことを始めとした5項目からなる『5つのチェック項目』についてもお伝え致しました。
参加されていた企業様の多くが5項目のうち4つ以上に当てはまってしまう現状にあり、従業員目線で求められている賃金制度の内容について大変驚かれていたようでした。

本講座を総括しまして、『コンセンサスを取り評価制度を従業員に伝達する』ことが何よりも重要であるとお伝え致しました。
 ①公平感:誰でも公平に、経験年次や年齢もある意味無関係
 ②公開性:もとめること。やるべきこと、これができたらを公開
 ③透明性:評価の結果が本人に的確にフィードバックされる

上記の3要素を前提にした評価賃金制度の構築が必要となります。

私達の研究会には、昨年対比170%成長の業績アップを遂げながらも、評価賃金制度の導入・経営方針発表会実施により年間離職率0%を達成された会員様もいらっしゃいますので、
本講座の締めくくりとしてその事例を共有させて頂きました。

重要性は感じていながらも緊急度の低いテーマに思われがちな評価賃金制度ですが、冒頭にもお伝え致しました通り、従業員が辞めてしまってからではどうすることも出来ません!

本日の講座でお伝えしたノウハウにご興味がございましたら、
船井総合研究所 中嶋(なかしま)まで是非一度、お気軽にお問合せ下さい!!
  TEL: 070-2321-5666
  E-mail:s-nakashima@funaisoken.co.jp
  船井総合研究所HP:https://fhrc.funaisoken.co.jp/tosou

下期の振返りと2020年に向けた施策

第二講座では、グループマネージャー・シニア経営コンサルタントである 久山 より本研究会会員様全体における下半期の振り返りと今後の展望・具体的施策についてお話しさせて頂きました。

下半期の概況として売上高や集客数を中心とした数値面の推移についてお伝えしましたが、四半期ごとで見たときには研究会員様の中の多くの企業様でプラス成長が見られていました。

そこから見える今後の発展に向けた施策を考える中で最も大切なことは『少数精鋭の人員体制で売上の最大化に向けた取り組み』になってきます。
ポイントは複数ありますが、例を上げますと、持続的成長に向けた積極的投資・デジタルシフトが焦点になってきます。

やはり人材採用が難化してきた現在では「個の力を強くしていく」ということが企業の成長にとって重要な要素になってくるようですね。
少数精鋭というと、例えば営業マンの育成においては上長がサポートしながら、たとえ少額であっても成約の体験を積ませることで自信を持たせながら自立を促進する中で次の経営幹部世代を養成することが重要になってきます。

皆様の企業では今後の成長に向けてどのような取り組みをされていますでしょうか?
特に幹部育成・デジタルシフトに向けては研究会内でも新たな取り組みが続々と登場していますので、もし興味がございましたら是非一度お尋ねください!

MVP 特別講座

本日は第3講座として、塗装ビジネスアワードにおいて大賞・特別優秀賞を受賞された企業様の
各代表によるMVPを行って頂きました。

本講座にてお話頂いた各社の取り組みは今後更なる持続的成長企業へ発展していく上で不可欠なものです。
人財・設備面の投資や徹底した営業管理、お客様目線でニーズに対して徹底的に寄り添う姿、そして共に働く仲間に対する想いなどを熱く語っていただきました。

収益性・社会性・教育性を兼ね備えたグレートカンパニーに近づく事でエンドユーザーである顧客、自社の社員、またその家族、そして自身の幸せを追い求めることへ繋がります。

各社の取り組みも根底には経営者の想いや原体験が色濃く反映されているものですね。
経営者だからこそ話せることがあり、経営者だからこそ聞いて理解・共感できることがあります。

貴重なお話をいただきまして誠にありがとうございました。
この場を借りまして、改めてお礼を申し上げます。

さて、本日の参加者様の中にも本講座に火をつけられたという方が多くいらっしゃいました。

本年度のコンテンツは以上になりますが、次回の塗装ビジネスアワードはどの企業に輝くのでしょうか??
既存会員様の中で著しい成長を遂げる企業か、あるいはこれから新たに新規加入される企業か!?
来年度はデジタルシフトがますます進む

来年度の塗装ビジネス研究会をお楽しみに~!!

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