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粗利30%の民間工事に取り組む地場ゼネコンの取り組みとは
おはようございます。
船井総合研究所の永田でございます。
本日は、「ナーシングホーム」という粗利30%の建築が可能な
老人ホームの最新事例についてお伝えさせていただきます。
まずナーシングホームとは、老人ホームでありながら病院レベルの医療が
提供できる新たなカテゴリーの老人ホームのことで、日本の超高齢社会と
社会保障問題を解消する理想的な事業として、昨今、注目度が高まっています。
ナーシングホームで粗利30%が達成できる理由は、以下の3つが挙げられます。
①図面が規格化されていること
②工事がシンプルであること
③競合他社がいないこと
これらを1つ1つ見てまいりたいと思います。
①図面が規格化されていること
ナーシングホームの間取りや仕様には特殊性がないため、規格での提案が
可能であることが1つ目の高収益建築のポイントです。つまり、提案から
工事着手までの期間や手間がほとんどないのです。
ではなぜ、特殊性が排除されるのかというと、介護する側・される側にとって
最も重要なことが、デザインや仕様のグレードよりも、介護のしやすさや
生活のしやすさ、そしてお財布にやさしい入居料金といった“実用性”である
からです。
逆に言えば、これまで外注していたプランニング段階から関わることが
できるので、一気通貫の責任施工が可能ということにもつながります。
②工事がシンプルであること
ナーシングホームは、他の老人ホームの中でも工事が極めてシンプルです。
単一的な間取りの集合体のため、一般の賃貸住宅のような変則的な間取りは
ありませんから、現場管理も極めてラクなのです。
さらに、これは意外かもしれませんが、個々の部屋にはトイレや風呂、
キッチンなどの水回りは不要なため、一般の老人ホームに必要な設備コストが
かからず、その分工事の手間も省かれます(入居者は共用の水回り使用)
こうした手間や工期の削減が、粗利率の向上に寄与しています。
③他社と競合がいないこと
3つ目に、ある意味ではこれが最も重要なポイントですが、ナーシングホームの
建築提案には現状、競争相手がいません。当然ながらこの事業を知る一部の
ゼネコン各社は存在していても、地域密着事業である特性を踏まえると、
まだまだプレイヤーが少ないと言えます。
競合相手がいないということは、相見積もりや他社との値引き合戦が起こり
得ないということですから、高い利益率で受注が可能になるのです。
いかがでしたでしょうか。
より具体的な事例をお知りになりたい方は、最新のレポートを作成しましたので、
ぜひお手に取ってご覧いただければと思います。
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ナーシングホームが皆様の今後の会社経営の一助となれば幸いです。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。