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密かに高まる「医療型老人ホーム」ブーム
最近、医療依存度の高い高齢者や障がい者の受け入れをうたう老人ホームが増えています。ナーシングホームと言えば、皆様も一度は聞いたことがあるかもしれません。
ナーシングホームは、後期高齢者の増加や医療費削減という課題を抱える「2025年問題」の解決の糸口になり得るため、ますます期待が高まっています。
本コラムでは、今一度ナーシングホームの位置づけや、急増の背景についてお伝えできればと思います。
ナーシングホームが従来の老人ホームと決定的に違うのは、介護と医療が同時に受けられ、しかも同じ会社が2つのサービスを一手に担う点にあります。
これまでの老人ホームは、医療サービスを提供すると言いながら、医療行為の必要な人へのサービスは外部の訪問看護ステーションに丸投げするか、そもそも医療依存度が高い入居者を受け入れない、そのどちらかでした。
しかし現在では様々な要因から、介護と医療をワンストップで提供しなければならない状況になってきました。
要因① 後期高齢者の爆発的増加
1つは、後期高齢者の増加です。この5年で後期高齢者は233万人も増えましたが、2025年までの5年でさらに300万人増え、なんと2060年まで減少に転じることはありません。何らかの介護や疾患を持つ高齢者の絶対数が増えるということは、それだけ医療サービスの需要も高まるということは、もはや明らかです。
要因② 医療費の削減
医療費の削減もナーシングホームの需要を高めている要因の1つです。その象徴とも言える施策に「病床数の削減」があります。具体的に政府は、2015年に135万床あったベッド数を2025年までに20万床少ない115万床にする目標を掲げています。入院してもらうよりも、在宅で医療を提供する方が、圧倒的に安上がりだからです。
しかしそれにより、病院から溢れた患者の受け皿が必要になります。つまり、病院と同等レベルの医療体制を老人ホームや自宅で提供しなければならないということです。
上記①②のようなことを背景に、いかに医療も介護もワンストップで提供できるか、ということに注目が集まってきました。その具体的な形が、「老人ホーム(住まい)に訪問介護と訪問看護をセットで提供するモデル」、ナーシングホームなのです。
さて、ここまでお読みいただけた方は、
「戸建住宅以外の新しい主力商品を持ちたい」
「土地活用で地主に刺さる新商品を探している」
「不況に左右されにくい事業を探している」
このような建築会社様ではないかと思います。
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今後の経営において何か1つでも参考になることが見つかれば幸いです。