【ミニマム分譲モデル】厳しい地方商圏、人材難でも業績の上げ方
株式会社 ジェイホーム 伊藤彰彦 氏 伊藤彰彦 氏
株式会社 ジェイホーム 伊藤彰彦 氏 伊藤彰彦 氏
船井総合研究所との関わり
Before
青森県で高性能の注文住宅をメインに事業展開。
<ジェイホーム様が直面した課題、ミニマム分譲事業立上げのきっかけ>
①多数の社員を抱えながら7億円から売上を伸ばせずにいた。
②受注が安定せず、社員や職人の仕事を確保するため無理な受注を続けていた。
③年間を通じた仕事量のムラに悩み、利益を上げられずに年数を重ねていた。
Action
「無理をしない」をテーマに建売事業をスタート
2007年にミニマム分譲事業を導入開始。
【ジェイホーム様成功のポイント】
Point1
<ミニマム分譲の商品コンセプト>
●絞り込んだ商品コンセプトで、効率的な販売を実現しました!
①「便利な場所に、小さく、低価格で」徹底的に絞り込んだ商品コンセプトを確立。
→会社都合の「無理をしない」というコンセプトがお客様のローン不安からくる思惑と一致し、支持を獲得。
②徹底的にパターン化したプランでハンコを押すように展開。
→商品が規格化されている為、土地仕入れの判断が容易でパターン展開が可能に。
Point2
<適正価格以下で土地を仕入れるための戦略>
●大手企業や競合他社の分譲事業参入で競争が激化しているほか、資金面でも懸念材料が多数。在庫リスクを抑える仕入れ戦略をご紹介!
①商品特性を活かし、他社が買わない物件も購入を検討。
→旧市街地・古家付き・変形地などの物件は競合が少ないため、指値が通りやすく適正価格以下で購入しやすい。
②注文案件と連動して検討可能な物件情報の幅を拡大。
→注文客の予算に合わせて分譲と併用するなど土地加工の幅が拡がった。
Point3
<既存体制でできる低投資・高収益のビジネスモデル>
●無駄と余裕を活かして、無理せず30%の業績改善を実現!
①注文事業のスキマを埋め、年間の仕事量を平均化
→ミニマム分譲は事業計画を立てることなく、あくまで注文事業を主事業として展開。仕事量のムラをなくし、会社の資源を最大限活用。
②ミニマム分譲の販売提携の提案
→物件情報の提供を依頼する際に、不動産会社に販売提携を提案することで新たな人材を採用することなく新規事業の立ち上げに成功。
After
上記の取り組みによりミニマム分譲事業は大成功を収め、
会社に様々なメリットをもたらす結果に! !
<メリット①>
導入翌年、売上30%増で業績を大幅改善!!
→既存体制のまま展開できる高生産な事業で、初年度から大幅に業績を拡大!相乗効果で注文住宅も受注件数が増加!
<メリット②>
高収益化の結果、給与水準を地域トップクラスへ!!
→商品プランの完全規格化でパターン展開ができ、年間の仕事量を平均して安定化することに成功!営業利益の飛躍的アップを実現!
<メリット③>
分譲事業参入と業績改善を両立し、飛躍的成長の基盤を構築! !
→不動産会社との縁から注文用地の紹介が増えたほか、社員の収入が上がったことで人材が集まりやすくなるなど地域有力企業の地位を確立!
ジェイホーム様の成功のポイント
最後に、ミニマム分譲導入の翌年に売上30%アップを実現し、業績を大幅に上げた秘訣をまとめます。
①ミニマム分譲の絞り込んだ商品コンセプト
②適正価格以下で土地を仕入れるための戦略
③既存体制でできる低投資・高収益のビジネスモデル
社名 | 株式会社 ジェイホーム |
---|---|
担当者名 | 伊藤彰彦 |
役職 | 取締役 |
設立 | 1987年 |
売上 | 19億円 |
社員数 | 30名 |
事業内容 | 住宅、店舗、アパート等の設計・施工・土地及び分譲住宅の開発、販売 |
本社所在地 | 青森県十和田市元町東3-2-35 |
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