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2021年4月 空き家再生ビジネス研究会
開催日:4月30日
開催場所:オンライン
4月30日に「2021年4月度 不動産空き家再生ビジネス研究会」が開催されました。
今回の例会は新型コロナウイルスの影響によりオンラインの開催となりました。
お集まりいただきました皆様、誠にありがとうございました。
講座のテーマといたしましては、
●第一講座:業者買取年間36棟 年間44棟の販売を行うノウハウ
●第二講座:1名で年間22件仕入を達成する仕入術
の二部構成で開催されました。
その内容を抜粋し、ポイント解説をさせて頂きます。
第一講座:業者買取年間36棟 年間44棟の販売を行うノウハウ
第一講座は「業者買取年間36棟 年間44棟の販売を行うノウハウ」と題しまして、株式会社 Sweets Investment 黒田 淳将様にご講演いただきました。
内容は大きく3つで、
①業者アプローチから物件情報取得について
②物件情報取得から買取について
③年間44棟販売するための商品・販売戦略
上記3つに関してご講演いただきました。
空き家再生ビジネスで重要なことの1つは、安定した買取物件仕入です。
一般売主からの物件仕入で安定した件数を獲得することは難しいため、業者仕入からの物件仕入が必須項目となります。
株式会社 Sweets Investmen様では、人員体制に応じて、月間250件の業者訪問を行われていましたが、それを実現するために、
1.仕入活動に専念し、リフォーム、販売活動に関しては完全に委託
2.業者アプローチ~買取決済までの業務を分業化
上記2点がポイントとなります。
また、業者廻りの際は、社の強みや売り出し物件等、資料5点セットを持参し、自社の存在や強みを知っていただきつつ、業者側にメリットが伝わるような資料を配布することも重要となります。
自社は買取仕入に専念することで、効率的にしっかりと買取件数を獲得できることに加え、リフォーム・販売を丸投げすることで業者との関係性を強化することが出来ます。
第二講座:1名で年間22件仕入を達成する仕入術
第二講座は「1名で年間22件仕入を達成する仕入術」と題しまして、株式会社 アイーナホーム 七尾 卓也様にご講演いただきました。
ズバリ年間22件の仕入を達成する売り営業のポイントは
1.物件のオーナーが遠方の場合、残置物、境界・測量、物件管理の課題を伝えて、買取ニー ズを引き出すこと
2.物件のオーナーが商圏内の場合、仲介では売れにくい市場性を伝え、買取に誘導すること
3.安価かつ売主が納得する価格提案のために、買取価格は市が提示する固定資産税の評価額 から算出する
上記3つとなります。
遠方の物件オーナー、商圏内の物件オーナーに関わらず、物件を持ち続けていることの課題をしっかりと伝えて、買取へ促すことが大事です。
また、市が発行する納税通知書の評価額を買取査定に利用するのは、不動産会社が介入しない評価額は信頼性が高く売主様が納得されやすいためです。
そして、上記事項を訪問査定時に実践していくことが重要です。
大まかな流れの1つとしては、
・初回の訪問査定では、買取できる物件かどうかの確認をしつつ、売主のニーズを探るためにアプローチブックを活用した説明を行う
・買取に繋げる場合、2回目の訪問で買取を提案する
というように行うことで、1名で年間22件仕入を達成することができていきます。
今回の空き家再生ビジネス研究会4月度例会ですが、
多くの方々にご参加いただきました。
参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。