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2021年2月 空き家再生ビジネス研究会

開催日:2月5日
開催場所:オンライン

2月5日に「2021年2月度 不動産空き家再生ビジネス研究会」が開催されました。

今回の例会は新型コロナウイルスの影響によりオンラインの開催となりました。
お集まりいただきました皆様、誠にありがとうございました。

講座のテーマといたしましては、

●第一講座:(前半)空き家再生ビジネスの仕入手法と販売手法
      (後半)空き家再生を始めて20件以上仕入を達成する営業手法
●第二講座:工務担当1名で買取再販年間30棟販売を実現する仕組み

の二部構成で開催されました。
その内容を抜粋し、ポイント解説をさせて頂きます。

第一講座:空き家再生ビジネスの仕入手法と販売手法

空き家再生ビジネス研究会

第一講座は前半の部を「空き家再生ビジネスの仕入手法と販売手法」と題しまして、弊社池田より講演、後半の部を「空き家再生を始めて20件以上仕入を達成する営業手法」と題しまして、株式会社 リアライズ 佐伯 建志 様よりご講演いただきました。

前半の部の内容といたしましては、
①空き家再生ビジネスの新目標数値
②空き家再生ビジネスの出口戦略3パターン
③空き家再生ビジネスの物件仕入手法
④空き家再生ビジネスの物件販売手法
上記4つのテーマで講演させていただき、

後半の部は
①空き家仕入における9カ月の実績
②業者から買取を促進するための営業手法
③仕入専任担当の一日のスケジュール
④買取再販物件の販売手法
上記4つのテーマでご講演いただきました。

以下にポイントを抜粋して解説致します。

空き家再生ビジネスの新目標値として、新規起ち上げの場合、初年度販売14棟、2期目販売27棟、3期目では40棟販売を目標とします。
DM、LP、チラシに加えて業者買取で再販棟数を加速させていきましょう。

出口戦略としては、取得した物件を①買取再販、②土地に加工して販売、③買取再販会社に販売(業者から仲介手数料獲得)の3つのパターンがあります。
物件の築年数、仕入価格、リフォーム価格などで出口が異なってくるため、しっかりと戦略立てを行った上で物件取得をしていく必要があります。

また、空き家再生ビジネスにおいて重要なことが安定した買取仕入です。
一般売主からの買取仕入で安定した件数を獲得していく事は難しいため、業者仕入をメインとした買取仕入計画を立て、業者仕入れで足りない件数分をエンドユーザーから獲得していくというやり方で安定的に買取仕入を行う必要があります。

業者仕入は行動量を確保することで仕入数を確保できるため、業者訪問をしっかりと行っていくことが重要です。

第二講座:工務担当1名で買取再販年間30棟販売を実現する仕組み

空き家再生ビジネス研究会

第二講座は「工務担当1名で買取再販年間30棟販売を実現する仕組み」と題しまして、弊社武市より講演させていただきました。

内容といたしましては、
①空き家再生(買取再販)における工務の役割
②販売価格が確定するまでのプロセス
③販売価格決定後の工程管理DX事例
上記3つのテーマで講演させていただきました。

空き家再生ビジネスにおける工務の役割は主に積算と工程管理です。
ツールを駆使して年間30現場以上の管理ができることが望ましいです。
空き家再生ビジネスを立ち上げる場合は、最低でも1年以内にこのような状態になるようスキルを身につけていく必要があります。

また、販売価格については、市場状況、成約事例、他社販売状況を加味した価格の設定が必要となります。工務担当1名で買取再販年間30棟販売を実現するためには、予め、リフォーム概算見積の仕組みを整えておく必要があります。また、見積り作成から依頼までの業務は積算ツールを用いることで円滑に進めることが出来ます。

さらに、販売価格決定後の工程管理をデジタル化していくことで、より効率的に業務が可能になります。対面での会議や報告ではなく、デジタルツールを活用することで社内・業者間の連携強化が可能となり、また、デジタルツール活用により工務の生産性UPが見込めます。

今回の空き家再生ビジネス研究会2月度例会ですが、
多くの方々にご参加いただきました。
参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。