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空き家再生
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2021年6月 空き家再生ビジネス研究会

開催日:6月18日

開催場所:オンライン

 

6月18日に「2021年6月度 不動産空き家再生ビジネス研究会」が開催されました。

今回の例会は新型コロナウイルスの影響によりオンラインの開催となりました。
お集まりいただきました皆様、誠にありがとうございました。
講座のテーマといたしましては、

  • 第一講座:月4件の空き家再生を達成するビジネスモデル解説 
  • 第二講座:業者買取・営業会議仕組み化 月間平均買取件数2.5件を達成 

 

の二部構成で開催されました。
その内容を抜粋し、ポイント解説をさせて頂きます。

第一講座:月4件の空き家再生を達成するビジネスモデル解説 

第一講座は「月4件の空き家再生を達成するビジネスモデル解説」と題しまして、弊社池田より講演させていただきました。
内容は大きく4つで、
①空き家再生ビジネスの数値目標

②空き家再生ビジネスの仕入戦略

③空き家再生のリフォーム戦略

④再販物件進捗管理と販売戦略

上記4つに関して講演させていただきました。

 

特にポイントなのが、「新規起ち上げの場合、仕入からの決済から販売の決済までの期間を6カ月間とし、3年目に40棟の販売を達成するように事業計画を策定する」ということです。

 

また、この目標数値を基に戦略立てを行う上で重要になってくるのが、買取仕入です。
空き家再生ビジネスを行うにあたり買取仕入の強化は必須項目となります。
物件仕入には大きく分けて業者仕入と一般売主からの仕入がありますが、安定的に物件仕入を行うためには、業者仕入に軸足を置く必要があるため、

 

■仕入目標は業者からの案件をメインに計画する

■業者案件で不足する場合はエンドユーザーからの情報を取得する

 

上記2点を踏まえて計画を立てる必要があります。

 

業者アプローチ→物件情報取得→事業計画合致→仕入決済の流れをしっかりと計画し、PDCAが回るような体制づくりを行い、安定した物件仕入を行っていくことがポイントです。

 

第二講座:業者買取・営業会議仕組み化 月間平均買取件数2.5件を達成

 

第二講座は「業者買取・営業会議仕組み化 月間平均買取件数2.5を達成」と題しまして、株式会社 リアライズ 佐伯 建志様にご講演いただきました。

月間平均買取件数2.5件をどのように達成されたかというと、
①業者仕入強化で買取案件数最大化
②営業会議にて買取件数のコミットメント強化
③買取~引渡180日以内に売り切る戦略

上記3つを実施することにより、仕入専任1名で月間平均2.5件買取・2件販売を達成されました。
以下に講演内容を抜粋し、解説致します。

空き家再生ビジネスにおいて安定した業者仕入は重要と先にも述べましたが、業者仕入強化のポイントとしては、
・業者分析表とGoogleマイマップを活用し業者廻りを効率化すること
・訪問3点セットで関係性向上・買取訴求強化すること
の2点があげられます。

闇雲に業者廻りをするのではなく、対象エリア内の業者を、
・物件情報量でランク付け
・情報提供のしてくれ易さ等の関係性で点数付け
をした業者分析表を作成し、それを基にランク・関係性の高い業者を中心に業者訪問を行うことが重要です。

 

また、業者訪問の際には、
・自社物件紹介資料
・買取チラシ
・自社の強みの紹介資料
の3点セットを持参し、具体的な買取目標件数やターゲットとしている物件を伝えたうえで、業者のメリットをしっかり訴求することがポイントとなります。

 

また、空き家再生ビジネスでは、物件買取~引渡までの回転をしっかり回して行く必要があるため、販売日数は180日以内を目指し、回転率は2回転以上を目指していきます。そのため、工程会議を実施し、営業・工務担当者間での連携を強化することがポイントになります。
また、物件の販促に関しては、各種ポータルや自社HPを中心に、チラシ等も織り交ぜながら、紙×WEBのミックスで集客を実施する事もポイントとなります。

 

今回の空き家再生ビジネス研究会6月度例会ですが、多くの方々にご参加いただきました。参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。