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2021年10月度 中古リフォームビジネス・不動産売却ビジネス・空き家再生ビジネス研究会合同視察セミナー

開催日:2021年10月15日

開催場所:オンライン

10月15日に「2021年10月度 中古リフォームビジネス・不動産売却ビジネス・空き家再生ビジネス研究会合同視察セミナー」が開催されました。

お集まりいただきました皆様、誠にありがとうございました。

今回は不動産業で高収益経営を実現する企業に学ぶ視察セミナーと題して、奈良県を商圏にビジネスを展開されるアクティブエナジー様にオンライン視察をさせていただいております。

講座のテーマといたしましては、

  • 第一講座:「リフォーム会社がとるべきこれからの地域一番化事業戦略」
  • 第二講座:「6中古住宅専門店・ならスマを立ち上げから3年で2店舗・売上6.7億円を達成した戦略」

の二部構成で開催されました。

その内容を抜粋してポイントを解説いたします。

リフォーム会社がとるべきこれからの地域一番化事業戦略とは?

第1講座は「リフォーム会社がとるべきこれからの地域一番化事業戦略」と題しまして、

株式会社アクティブエナジー 代表取締役 西野光泰様よりお話しいただきました。

 

アクティブエナジー様は2006年に創業され、その後順調に事業を拡大されておりましたが事業展開が早すぎたことなどから債務超過に陥るなど危機的な状況に陥りました。

その状態から、もっと「いい会社」に成長させたいと考えられ、成長戦略へ舵を切りました。

 

成長戦略を取るために事業戦略と組織戦略の2軸で進めていきました。

事業戦略として多角化戦略として中古リノベ事業への新規参入や新築住宅事業への参入をしました。

組織戦略としては補充採用から通年採用への切り替え、新卒採用の実施、経営理念の作成と人事制度の整備を実行しました。

その結果として現在売上20億円を超える規模まで成長されています。

 

中古住宅専門店・ならスマを立ち上げから3年で2店舗・売上6.7億円を達成した戦略

アクチュエータ

第1講座は「中古住宅専門店・ならスマを立ち上げから3年で2店舗・売上6.7億円を達成した戦略」と題しまして、

株式会社アクティブエナジー 部長 澤田将門様よりお話しいただきました。

 

2021年度は不動産事業部合計で3億円を達成する見込ですが、その成功のポイントとして今回は以下の3つの内容をお話いただきました。

 

ポイント① 1000万円超のリフォームでも工期短縮し、クレームをゼロにするリフォーム体制

ポイント② 新卒社員を3カ月で契約に導くマネージャーの動き

ポイント③ 各店舗に売り専任を配置し商圏内での媒介シェア強化

 

ポイント①では工期短縮のために工務担当の業務フローの洗い出しを行い、1案件でどれだけの工数がかかるかを可視化しました。

また、現地調査の回数を可能な限り削減したり、工程管理にANDPADを利用してオンラインで工程の進捗を把握できる体制を整えたりしています。

 

ポイント②では新人の早期育成のために商談前のインプットと商談後のアウトプットを重要視した育成体制を取っています。

商談前にインプットとして実際の商談に当たる時の作戦を伝え上長が実演して見せます。それを元に新人もロープレをして事前にシミュレーションができた状態で商談に望みます。

また、商談後には良かった点や悪かった点を本人にアウトプットさせることで考えながら商談に取り組むことができるようになります。

また、商談の合間合間で顧客とのやり取りや顧客の状況を確認することで新人が契約できるようなフォロー体制を取っています。

 

ポイント③はエリア内の物件の媒介シェアを高めるための施策です。

まずは各店舗に売り案件のみに対応する専任担当者を配置します。そうすることで2店舗で年間140件の媒介取得が可能になります。l

またもう一つのポイントとして売却営業を分業化していることがポイントとして上げられます。特徴としては価格交渉を売り専任担当と別の値締め担当が実施していることです。

このことで売り専任担当は受託の動きに集中することができ、効率的に業務を進めることができています。