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「未来を創る外壁塗装業界のデジタルシフト」

今回は「未来を創る外壁塗装業界のデジタルシフト」の話となります。

デジタルシフトとは、
今までアナログで行っていたビジネスモデルや事務作業などをデジタル化していく事を指します。

多くの中小企業で未だに導入されておらず、特に外壁塗装業界では遅れている会社が多いと感じています。

それではどのような業務をデジタル化するのか、具体的にご説明しますと、
従来からあるチラシやDMなどのマーケティング活動、
業者とのFAXでのやり取り、ホワイトボードを使った工程表管理、見積もり作成などのバックオフィス作業
をデジタル化する必要があります。

「そうは言ってもうちの社内にはITに詳しい人いないし・・・」
「ソフトを入れてもうちの社員は使いこなせないよ・・・」
「以前にもアプリを導入したけど使わず終わってしまった・・・」

このようなお悩みは皆様はお持ちです。

ところが、最初はそう言われていた会社が徐々にデジタル化していく流れができつつあります。
それでは成功している会社とそうでない会社は何が違うのでしょうか?

それは「社長や幹部がまずデジタル化できるかどうか」で決まると感じています。

デジタルシフトする事のメリットは、

1.デジタル媒体からの集客力が増える
2.新しい取組で社内が活性化する
3.社内の効率的ができ生産性が上がる

といった事は分かっているものの、いざ導入となると社長や幹部の腰が引け、時間だけが経過していく事がよくあります。

また、ITを導入したとしても、
社長や幹部が使いこなしていかないと、社員はアナログでのやり方に合わせていかざるを得ず(そもそもそのような発想にならず)、
結果としてデジタルシフトできない会社が多いようです。

とは言え、ドラスティックにデジタル化しすぎると、
社内がデジタル疲れを起すので徐々にシフトさせる必要があります。

それではどのようなステップでデジタルシフトしたら良いのでしょうか?

とある会社様ではこのようなSTEPでデジタル化を行われています。

STEP1:デジタルツールを入れる
STEP2:デジタルツールに慣れる
STEP3:デジタルツールを使いこなす

まず、STEP1:デジタルツールを入れるですが、

この会社はずっと使っていたガラケーを廃止してスマートフォンに変えられました。
これからITツールを使っていく事に向けて、電子媒体に慣れない社員を減らていくのが目的です。
また、アイパッドなどの電子ブック端末を取り入れられ、社員1人1人に配布されました。
この2つの電子ツールにより、社員のITスキルが劇的に向上しました。

STEP2:デジタルツールに慣れる

このツールを取り入れた事により、社員のITへの意識は変わるはずでしたが、何かうまくいかない。
使う段階になっても「えーと・・・これどうやるんだっけ?」という形で、ベテラン社員から悲鳴が上がりました。
会議の初めは、ベテラン社員のために若手が立ち上がりボタンを押す事からスタートです。

それもそのはず、普段はデジタルツールを一切使わないので慣れるまでに時間がかかったのです。
若手とベテランの使いこなすレベル感には圧倒的な差がありました。

そこでこの会社様は、私生活でも上記の電子ツールを使うことを許可して、
アイパッドも持ち帰りOKにされました。

もちろん業務利用をメインにして慣れてもらいたいのですが、まずは使いこなしていく事が必要なようです。

そうする事で最初はぎこちなかったベテラン社員の方も徐々に慣れはじめ、ITアレルギーがなくなりつつありました。

STEP3:デジタルツールを使いこなす

そのように電子ツールに慣れ始めた頃、まずこの会社様はスケジュールをIT化しました。
今まではホワイトボードに社員のスケジュールを書き込んで管理していましたがこれを廃止して、
あるスケジュールアプリを使って、全社員のスケジュール管理を行う事としました。

ある若手社員に関しては元々そのアプリを使っていたので、
その社員を元にしてスケジュールアプリの使い方を講演してもらいました。
そうする事で社員がスケジュールのデジタル化に嫌気を示す事なく導入する事ができました。

そして今は、顧客情報管理、工程表管理、日報などをデジタル化されつつあり、
社員の方も前向きに取り組まれ、今までよくあった「えーと・・・これどうやるんだっけ?」から始まる会議がなくなり、
中にはパソコン教室に通い、デジタルツール慣れをしようと努力されている方も出てきました。

逆にアナログで行なわれていたベテラン社員の方が、今までの経験がある分デジタルツールを最大限活用され、
診断報告書の作成スピードにおいて今まで1時間ちょっとかかっていた業務が30分で終わったり、
若手で診断知識が少ない方のために、見るべきポイントやコメントを共有したり、社内全体の生産性が上がってきました。

この3つのSTEPの導入が必ずしも正解という訳ではありませんが、
とある会社様のデジタルシフト事例としてご紹介させていただきました。

デジタルツール導入の効果が上がるためには、「俺はこういうのは、、、」
というベテランの方をいかに巻き込んでいけるかが重要なポイントだと感じました。

以上が「未来を創る外壁塗装業界のデジタルシフト」となります。

ぜひ実践してみられて、より明るい未来を創っていただければと思います。

最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました!


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来週火曜日の次回塗装コラムもお楽しみに!

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