分譲住宅ビジネス研究会2021年10月度例会

 

【第一講座】

第一講座は、「業界動向とヒノキヤグループのご紹介」と題しまして、船井総合研究所　不動産支援部　分譲チーム　チーフコンサルタント　本倉裕大よりお話させていただきました。　

講座内容としては、日本の景気動向並びに住宅着工棟数や土地価格・木材価格の推移・大手ビルダーの動向について解説を行いました。一部抜粋して紹介させて頂きますと、景気指数はコロナショックの影響により2020年4月に底をうったものの、2021年の緊急事態宣言の解除・ワクチン接種の普及とともに経済の回復が予想されています。また、大手分譲ビルダーは市況に影響されることなく、分譲販売棟数・売上はいずれも増加傾向であり、今後も大手ビルダー・地場ビルダーはさらに分譲供給数を増やしていくため、仕入難が続く見込みです。

【第二講座】

第二講座は「ヒノキヤグループの成長戦略」と題しまして、株式会社ヒノキヤグループ　代表取締役社長　近藤昭様とのプレミアムトークセッションを開催しました。

ヒノキヤグループ様は注文住宅事業（桧家住宅・パパまるハウス・レスコハウス）を行い、2007年に株式を上場し、注文住宅のみならず不動産、断熱材、賃貸住宅といった「暮らし」に関わる様々な事業を展開されております。2020年12月期には、販売棟数約3500棟、グループ売上1,143億円、従業員数3058名を誇る日本トップクラスの住宅会社様です。

プレミアムトークセッションの内容としては、
①コロナの影響により集客が減少する中、どのように前年比1.5倍の売上ができたのか
②ウッドショックの影響により原価が高騰する中、どのように利益を確保するのか
③住宅ブランド3つ（桧家住宅・パパまるハウス・レスコハウス）の販売戦略
④注文住宅と分譲住宅のシナジー効果
⑤大手ビルダーとの有効な差別化ポイント
についてお話していただきました。

【第三講座】

第三講座は「近藤社長の経営論」と題しまして株式会社ヒノキヤグループ　代表取締役社長　近藤昭様よりオンライン上ではありますが、リアルタイムでご講演いただきました。

講座内容としては、ヒノキヤグループの成長理由であるマンパワーの販売戦略ではなく、企画提案住宅の開発やオリジナル商品の開発など住み心地の徹底追及することで付加価値があり他社にはないブランド展開に至った経緯の徹底解説や日本トップクラスの社長が考える今後の業界動向、上場やM&Aなど今後企業規模拡大を目指す企業様へのメッセージなどお話いただきました。
また、近藤社長へのオンライン質問会では、近藤社長の経営論やM&Aの経緯、今後の展望に関する質問を多くの経営者様がされ、とても盛り上がを見せたオンライン質問会となりました。

【まとめ講座】

まとめ講座では株式会社船井総合研究所 グループマネージャー 　シニア経営コンサルタント　荒川修平より本例会の振り返りをさせていただきました。

今後人口減少に伴い着工数・人財の減少また、ウッドショックの影響による資材の高騰により市場は縮小傾向となる中、業績を伸ばす成長企業と淘汰される企業の二極化がさらに進んでいきます。
伸ばし続ける会社となるためにIPOやM&Aなど経営の多角化を行い、会社全体で成長していく必要があります。会社全体で成長していくには会社全体で成長している会社の秘訣・事例を聞き、実行することが成功のカギとなります。
次回の案内としては船井総合研究所が主催する年に1度の分譲住宅ビジネス研究会アワード表彰会です。分譲住宅ビジネス研究会アワードとは、多くの成功事例をもつ全国60社以上の会員企業様の中で、業績上位企業が受賞できる年に1度の大会です。会員の皆様も受賞に向けて切磋琢磨していただいているため、企業や社員様のモチベーション向上につながっております。

次回例会は、2021年12月13日（月）に開催します。
既存の会員様はもちろん、皆様のご参加を一同、心よりお待ち申し上げます。
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