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2021年6月28 日(金)

分譲住宅ビジネス研究会2021年6月度例会

2021年6月28 日(金)

開催日 :2021年6月28 日(金)
開催場所:オンライン開催

2021 年6 月28 日(金)に「分譲ビジネス研究会2021 年6 月度例会」が開催されました。
6月度例会も新型コロナウイルス感染拡大防止のためZoom を使用したオンライン開催となり
ご参加頂いた皆様には大変お手数をお掛けしましたが、当日は大いに盛り上がり見せた会
となりました。
ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。

今回の例会は
◆第一講座(船井総研講座 荒川)
◆第二講座(①アサヒグローバルホーム 株式会社 執行役員 住宅営業部長 近藤博文様)
     (②大英産業 株式会社 取締役戸建事業本部長 茅原嘉晃様)
     (③株式会社 カワムラ 代表取締役社長 川村健太様)
     (④中尾建設工業 株式会社 営業部統括部長 マーケティング部 部長 正木勇志様)
◆情報交換会
◆まとめ講座(船井総研講座 荒川)
の4部構成で開催されました。
今回はその内容をレポートとしてお伝え致します。

 

【第一講座】

   
第一講座では本日のテーマ「ウッドショック」と題しまして、弊社荒川より2021年6月時点での住宅市場の動向と取り組み事例について講演させていただきました。

参加していただいた企業にアンケートを下記2項目のアンケートをとりました。

①木材の仕入れ状況(何月までの仕入着工予定分まで目途が立っているか)
②資材の仕入単価はどのくらい上がっているのか。

アンケート結果により、各社ウッドショックの影響は異なっていました。
今回の研究会ではウッドショックに関して、どのような取組みをされているかを代表4社にご講演いただきました。

【第二講座】

①最初は「アサヒグローバルホームのウッドショックへの取組み」と題しまして、アサヒグローバルホーム 株式会社 執行役員 住宅営業部長 近藤博文様 にご講演いただきました。

アサヒグローバルホーム様は、三重県に本社を置く創業45年の注文住宅会社です。2020年の売上は、約119億円、事業内容は注文住宅、建売住宅の販売・設計・施工、賃貸管理と多角化をしております。

講座では、ウッドショックを受けての現状、現状の対策、今後の予測や今後の対策についてご講演いただきました。
特にウッドショックを受けての現状では、利益率は下げずに販売価格を維持する等のノウハウも提供していただき大いに盛り上がった講座になりました。

その他の内容に関しましても、参加企業様のウッドショック対策の中でも、かなり斬新な対策をされており、非常に学びある時間となりました。

②続きまして、「ウッドショック状況報告」と題しまして、
大英産業株式会社 取締役 戸建事業本部長 茅原嘉晃様 にご講演いただきました。

大英産業様は九州に本社を置く創業50年の不動産会社です。
売上はで286億円、事業内容は、下記のように幅広く行っております。

・分譲マンションの企画販売
・新築一戸建住宅の企画販売
・宅地開発、造成、販売
・中古住宅の買取り再販
・住宅リフォームの企画、設計、施工
・タウンハウスの企画販売
・街づくり事業

ウッドショックにおける現状及び対応として、
・木材(建材)の調達状況
・木材(建材)価格動向、建築費の動向
・上記の状況に対して、大英産業の対応策の一部を紹介
上記3点について詳細にご講演いただきました。
大英産業様の今後の予想、今後どのように対応していくのかを
理解することができ、
自社と比較し対策を考えることのできる良い機会になったと思われます。

③続きまして、「ウッドショック禍でのカワムラグループの経営戦略」と題しまして、
株式会社カワムラ 代表取締役社長 川村健太様にご講演いただきました。

カワムラ様は、北海道に本社を置く創業103年旭川の地域密着型の住宅総合メーカーとして複数事業を展開している会社になります。

・ウッドショックの影響
・ウッドショックへの対策
・ウッドショックを受けての分業事業の強化
・ピンチこそ一番のチャンス

上記4項目について詳細にご講話いただきました。
自社でプレカット工場を保有している会社の現状や、
ピンチをチャンスと捉える経営者のとしての考え方を
学ぶことのできる良い機会となりました。

そして今後の方向性として、
旭川で圧倒的NO.1ビルダーに、札幌進出へという目標をどのように実現するのか
数字を踏まえてのご講話で大変満足度の高い講座となりました。

④続きまして、
「分譲比率約40%商圏でのウッドショック・コロナ禍でのマーケティング・セールス対策」
と題しまして、
中尾建設工業株式会社 営業部統括部長 マーケティング部長 正木勇志様
にご講演いただきました。

中尾建設株式会社様は、愛知件に本社を置く創業約90年の分譲住宅会社です。他にも注文住宅の建築請負、リフォーム工事の請負、雑貨販売と幅広く事業展開をされております。

・ウッドショックの影響
・ウッドショックへの対策
・コロナ・ウッドショックの影響を受けての顧客の動きの所感
・マーケティング施策の徹底事項
・ウッドショックの対策への徹底事項

上記5項目について詳細にご講話いただきました。

木材の仕入れの課題により、全体的なコストアップがあるため、建売の販売価格が向上しているため、マーケティング・セールスの施策が急務です。
同社では全体的な販売金額の増加により、競合対策、反響獲得の仕組み作りを行っています。

ウッドショックの対策への徹底事項では、①住宅ローン控除、②住まい給付金、③税制優遇の各期限スケジュール表をトークに入れることで顧客に今が買い時だと思ってもらうトークを実施しています。
すぐに実践可能な内容が詰まった参加者からの満足度が高い講座となりました。

【情報交換会】

情報交換会では、各社様の木材の値上がり、業者からの土地仕入れ、といったウッドショックが原因で起こる、価格の高騰に対してどのように取り組んでいるのかをメインに情報交換を行い、大いに盛り上がりました。
各社様新しい考え方や発見があったと非常に満足度が高い情報交換会となりました。

【まとめ講座】

まとめ講座では、弊社荒川より、ウッドショックについての現状や今後の見通しをまとめた後、どのように取り組んでいけば良いかについて紹介させていただきました。

ウッドショック禍で業績アップを継続していくためには、各社の取組みを知り自社に落とし込んでいくことが必要です。

特にコロナやウッドショックが明けても次に何が起こるか分かりません。
時代の劇的な変化に耐えられる強い会社に成長し、前準備や適応していくことが重要です。

講座内ではウッドショックに関連した各企業の取組みや考え方、また今後どのように向き合っていくべきかについてご紹介させていただきました。

次回例会は、2021 年8 月18 日(水)に開催します。
既存の会員様はもちろん、皆様のご参加を一同、心よりお待ち申し上げます。
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